2011年12月22日

20111222 Salt & Uribossa

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2011年12月19日

201112-201201 cafeminhos

 cafeminhosのファンの皆様、寒い日々が続きますがお変わりございませんでしょうか ??


さて来週12/ 23(土), 24(日), 25(月) 8:30-16:00から、

年末年始12/31(土) 22:00 -2012/01/01(日) 10:00・01/02(月) 8:30-16:00

更に翌週01/07(土), 08(日), 09(月祝) 8:30-16:00 にかけて、ほぼ連続してcafeminhosが担当させていただきます。

ちなみに年末年始は、12/31(土) 10:00-16:00どいぱん・01/01(日) 10:00-16:00 ATEYAです。


 メニューです。


全日程共通


朝のメニュー


モーニング・セット (山カフェコーヒーとトーストのセットに今月は、バジル・ペーストと梅ジャムが付きます !! ) \400

カプチーノ・セット (山カフェコーヒーの代わりにカプチーノ) \450


カフェ


「特集」冬に楽しむ手作り炭酸飲料 \350

 紅茶スカッシュ・ジンジャーエール・梅スカッシュ・赤紫蘇スカッシュ

山カフェブレンド・コーヒー (cafeminhosではネル・ドリップで1杯ずつお出ししています) \350

エスプレッソ \350 (今月と来月のcafeminhos' espressoは、Cubaの専用豆"Cubita"です !! 後頭部から鼻を直撃するカフェインのエッセンスを是非どうぞ)

マキアート \350

カプチーノ \400

カフェ・ラテ \400


 なお今月より、新発売された「Handpresso Hybrid」を使って、電気を使わないエスプレッソを山で楽しむ楽しみ方を試験的にご提案したいと思います。現物をお持ちします。試飲・実演OK、cafeminhos限定。


 http://www.handpresso.asia/


お酒のおとも

 f白サツマイモのフリッツのバジル・ソース添え \200

 fポテトチップス \200

 羊肉の串焼き (要予約) \500


12/ 23(土), 24(日), 25(月) 8:30-16:00 クリスマスは、愛のスープで性なる・・・失礼、聖なる夜を・・・


ランチタイム 12:00-15:00


「特集」愛のスープと手作りバゲット 12/24は「どいぱん」バゲットとシュトーレンも、あるかな ?? セットで\500

 スープは、丹波の黒豆枝豆・丹波の黒豆・赤サツマイモ・白サツマイモ・ジャガイモ・エビスナンキンの6種類のポタージュ、または丹波の黒豆みそ汁 (美味い !!) から選べます。

f黒インゲンと本場のリングィッサによるフェイジョアーダ + インディカごはん \500

f赤と緑のアフリカン・シチュー + インディカごはん or フフ \500

fわりとフツーのチキンカレー + インディカごはん \500

fさまよえる子羊のホワイト・シチュー + インディカごはん \500


BGMは、12/ 23(土), 25(月) 切なくも美しいイギリス・カンタベリーのジャズ・ロックの魅力 -Hatfield and the Northとその周辺-  24(日) は、聖なる夜のために中世からルネサンス期のミサ曲を集めてお送り致します。


12/31(土) 22:00 -2012/01/01(日) 10:00 年末年始終夜営業、および01/02(月) 8:30-16:00


年越しそば \300 12/31(土) 22:00 -24:00

年越しエビ天そば \400

あまざけ \300

かす汁 \300

おでん \100


BGMは、年越しぐらいJoão Gilbertoとともに静かに過ごしたい・・・ファンの皆様ご安心ください。場違いなサックスの音は除外しておきます (^^;


01/07(土), 08(日), 09(月祝) 8:30-16:00 お節もいいけどカレーもね !!


fわりとフツーのチキンカレー + インディカごはん \500

 

BGMは、心をクール・ダウンする懐かしのNew Classic Soul・・・


全日程共通のcafeminhosの物販です。


プチパン \100

クッキー \100

fコシヒカリ新米3分搗き \200/2合

fインディカ新米3分搗き \400/2合

f糯米3分搗き \400/2合

f赤米玄米 \400/2合

f黒新米玄米 \600/2合

f丹波の黒豆 \600/200g

fバジル・ペースト \1,000/100cc, \2,000/250cc

f丹波の黒豆味噌 \500/250cc

fドクダミ茶 \100

fスギナ茶 \100

f赤紫蘇の穂茶 \100

f赤紫蘇シロップ原液 \500/500cc

 

 なお、全て手作りですので厳密な工業ベースでの衛生管理は出来ておりません。不良品があった場合には誠心誠意対応させていただきますが、品質保証は致しかねます。どうかご理解ください。なお、ご予約いただけると大変有り難く思います。また、いつもお世話になっておりますDr.イワサキ氏は、年末年始はご出店なさいませんが、12/23, 24, 25と01/07, 08, 09の日程で以下のメニューを出される予定です。


塩おでん \100

ホットドッグ \350

ピザトースト \400

ゆでたまご \80


 上記メニューのうち「f」マークのついたものは、私の畑の野菜を主に使っております。化学物質由来の資材は一切不使用の露地栽培です。また、種類と量には限りがありますが、今回も朝採りの野菜を格安で販売します。なお、田舎暮らし農業にご興味おありの方、私の畑で農作業体験が出来ます。毎週月木土日9:00-16:30 (cafeminhosフルタイム営業日を除く) 、粗食ご用意します。くわしくは、「farminhos」で検索してください。「六甲山カフェ」は、高座の滝の前にある大谷茶屋さんの軒下をお借りして、交替マスター制で運営されているカフェです。通常の営業時間は10:00〜16:00です。悪天候による休業の場合あり。営業日時やマスター、メニューなどの詳細は、下記ホームページをご覧ください。


 http://yamacafe.jugem.jp/


 場所: http://www.mapion.co.jp/m/34.7424313888889_135.291656388889_8/ 


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2011年12月13日

20111213 あとは穫って食べるだけ

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 脱穀した丹波の黒豆を更に干す。


 


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 けんちん汁にしようとして里芋を掘る。


 


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 切り藁を撒いた田んぼを鋤く。まずは荒く鋤いて、もう一回細かく鋤く。耕耘機の向こうが一回目、手前が二回目の状態。二回通すと切り藁が程よく混ざる。


 


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 その状態から縦に溝を切っていって、今シーズンの主な農作業終了 !! やったぁぁぁ \(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)/\(^O^)


 


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 畑の現状・・・以下、右からソラマメの冬越し・奥から白菜と手前ショウガと里芋収穫待ち。


 


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 タマネギ2


 


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 右奥にニンニクと手前日常野菜秋蒔き第3弾・左インゲンの跡地に並行して秋蒔きした日常野菜第2弾


 


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 右ジャガイモの予定地・左大根


 


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 右ウリ科の予定地・左日常野菜秋蒔き第4弾


 


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 イチゴ2畝・・・さぁぁぁもうこれでしばらく農作業はしないぞしないぞしないぞしないぞしないぞしないぞ昼は寝て暮らすぞ暮らすぞ暮らすぞ暮らすぞ暮らすぞ暮らすぞもうブログの更新なんかしないぞしないぞしないぞしないぞしないぞしないぞ人間らしい暮らしを取り戻そう健康で文化的な社会生活を営むぞ健康で文化的な社会生活を取り戻せ当局は健康で文化的な社会生活を営む権利を保障せよ「保障せよ」もう農作業なんかしないぞ「しないぞ」明るく楽しい消費生活を獲得するぞ「獲得するぞ」これ以上資本家の横暴は許さないぞー「許さないぞー」もうこれ以上の政治空白は許さないぞーっ「許さないぞーっ」政治家は原発からの即時撤退と原子力産業に加担する全てのメーカー製品の不買を表明せよおーっ「表明せよおーっ」全ての政治家は自給的生活様式を社会基盤として整備せよぉぉぉぉーっ「整備せよぉぉぉぉっ」農作物と食品を手作りする独立自営農民に愛の手をぉぉぉぉぉっ「愛の手をぉぉぉぉぉぉっ」アメリカ上院510法案「食品安全近代化法」 (Food Safety Modernization Act) 断固はんたぁぁぁぁいっ「断固はんたぁぁぁぁいっ」自由に作物を作って食っていける社会を作れぇぇぇぇっ「作れぇぇぇぇぇぇっ」愛ちゃんかむばっくとぅみぃぃぃぃぃぃぃっ「・・・・・」あのねーちゃんもこのねーちゃんも奇麗なねーちゃんはみんな俺のもんやあああああぁぁぁぁっ「そうやそうや俺のもんやあああああぁぁぁぁっ」当局は健康で文化的なよは自給ー製利時撤」暴はかぞの営はれしないぞ麗なねする俺のもんや「俺せよを手作物とんもこ許か自活様「愛ら」も以のねー手農作業はしないぞしないぞしないぞ昼ない即独いしはいぞしないをせよ」全ての政治し式ぞしな寝て暮ららすぞ暮らすらすぞもうブロかしないぞみんな家んうこを社これ得すぞアメ以横政っくと「食品安全治家は原リカ上院加担りするを白」のもんや」作保障せよ「保得するぞ整グの更新なん備せよ」農作障せ許さないぞ「許はさなもう「活を獲んかむ愛ち発む権力産業て整備せよ「整備せば近暮」を表奇ぞ全てを退と原子品の不買明せ立」ちゃんんいぞ業さ会生活ないぞ「許さ獲上の政農なあのね「するぞ治上らすぞ治家は自給資食品ーちゃ本家の空社会いのメに愛の手ぞぞ暮らすぞ暮」明るく的生な楽しをて整備「しなよ表い消費生ーちゃ明せよ」全ての政代化法」暮的生活様式を社会基盤としみ510法案よ」農作物と食ーカも基盤と「の営農民品をのもんや」イッたるでワレなめとんかこのダボやろーてめーてやんでえべらぼーめえやんけワレ !!

 

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 まだ紅葉が残っとる・・・
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20111212 唐箕の修理

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 百数十年前に製造つれた木製の唐箕。右のハンドルを回すと左に風が送られ、莢や籾殻などの混じった穀物を上の漏斗から落とすとその風にあたって、重い実は真下の出口に落ち、軽い実は少し飛ばされて左の出口に落ち、殻は更に左の排出口から飛ばされるという仕組みである。


 


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 その羽の一枚がどうしてもどこかに当たって回らなくなっていた。修理しようとしてよく観察すると、羽は楔で固定されている。写真ではわかりにくいが、手前の楔は右手が幅広で、奥の楔はその逆になっている。これを調整して羽の固定と長さを微調整出来る構造になっている。手前の楔を緩めると、当たっていた羽が外れた。


 


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 その羽は、あちこちにぶつかって割れていたので、まずはこれを貼り合わせる。


 


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 更に良く観察すると、この板は手鉋で、風がよく送れるように中程は薄く、また強度を維持出来るように両端は厚めに仕上げてある。一枚の板とはいえ、実に見事な仕上げであった。


 


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 それを再び内部に組み付けて、羽がどこにも当たらないように調整しなおしてから、楔を固定して、莢と埃まみれの豆の選別を続行した。


 


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 しかしやはり結局はほとんどを手作業で剥き続け、ようやく二日がかりで丹波の黒豆の脱穀を終えた。莢が硬かったのは夜露のせいではなく、脱穀の時期の見極めが早かったためである。しかし朝夕には鳩が群がりはじめていたし、これ以上遅らせる訳にもいかなかった。今思えば、脱穀したものを箱などに入れて更に天日で乾かし、莢が乾いてからたたいて唐箕にかければ、もっと早かったかもしれない。今年は枝豆としてもずいぶん収穫して、「六甲山カフェ」で売ったり料理にして出したり、かなり消費したのに、黒豆でも十分すぎる収穫量であった。


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2011年12月12日

20111211 丹波の黒豆の脱穀

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 丹波の黒豆の脱穀。今日は晴れの予報だったので決行したが、どんよりとした曇り空のまま夜露が消えず、莢の乾かないまま脱穀したために莢ごとはずれてしまって、結局ひとつひとつ手で剥くことになってしまった。脱穀には、昔ながらの足踏み脱穀機を使った。

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2011年12月11日

20111209 藁切り

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 堆肥置き場の脇には、野菜の古株や枯れ枝の捨てたのからこぼれ落ちた種が発芽し、放置されていることから彼ら自身による淘汰が起こる。実は、私の畑の中で最も立派な白菜が育つのはここである。しかしだからといって、聞きかじりの自然農法家のタワケがこきやがるように、全てを自然に任せて放任栽培すれば上手くいくというものではない。これは誠に膨大な数まき散らされたこぼれ種から発芽したもののうち、まさに芋虫でミミズを洗う熾烈な生存競争を勝ち抜いた唯一の勝者であり、その確率はおそらく何千分の一であろう。それを頼んで糊口をしのごうとすれば、どれほど膨大な種子や土地を要するかは、この場で繰り広げられた壮絶なバトルを毎日つぶさに観察すればよくわかる。私は自然農法を批判するつもりは微塵もないし、機械と化学物質にまみれた所謂「慣行農法」から、より自然に近い栽培方法へとアプローチすること自体は正しいと思っている。しかし、人間が土に働きかけて作物を得て、それで身体を養おうとすることは、何千分の一という力のバランスを何十分の一、あるいは何分の一に増幅しようとする、つまり何百倍にもしようとする自然破壊であることは間違いない。私は、その何百倍ものアンバランスを生み出す行為を、恰も「自然」であるかのように吹聴し、それが可能であるかのように錯覚させる論調を批判しているのであって、その不可能を可能にしようと思って「自然農法」とやらに取り組み、訳もわからずに消耗し過労に倒れていく者、その不可能が可能であるための全き論理の裏打ちがなければ自らは一歩も動き得ぬ故、各地を放浪しては私のような人畜無害な水呑百姓を罵倒して回るような自然農法難民を哀れに思うだけのことである。私は、ただ私自身の満足のために、好きなようにものを作っているだけのこと。奇しくもこの何百倍という比率は、私が作物を作ってそれを手作りで加工してようやく得られるわずかな現金収入の合計に対する、日本国憲法が国民の権利として定める「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」とやらにかかる費用およそ年間300万円の比率にほぼ等しい。これは約5年間の農業実践において実証して来たデータであり、この桁違いな「誤差」を「修正」するための最も現実的な方法が「バイト」であるのは致し方のない現実である。この現実こそ、現代社会に生きる日本人が直視すべき問題ではないかと思う。我々の憲法が高らかに保証する「基本的人権」とやらを実践しようとすると、何百倍もの自然破壊に繋がらざるを得ない。日本や、その他のいくつかの国々では、率直素朴に家族や自分の生活を守ろうとする、生きるために当然の行為が地球を滅ぼす巧妙な仕組みが出来上がっている。しかも我々はそのことに殆ど気づかない。しかし私の旅したいくつかの国では、そうならない生き方が出来ている人たちもいる。


 


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 さて現実と向き合おう。外から出来るだけ何も持ち込まずに土壌の養分を保とうと思えば、頂いたものは出来るだけお返しする以外に方法はない。従って稲藁を切るのである。切って撒いて土に混ぜて腐食させる。ついでに収穫したサツマイモの蔓も切る。


 


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 手入れした「Mizukamishiki Form Rejister」が威力を発揮する。


 


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 冬型の気圧配置と寒気の南下で、いよいよ本格的な冬の到来である。底冷えと寒風、夜半からの霧という厳しい裏六甲の冬の始まりを知らせる風が低くうなる。完全防寒でひたすら藁を切ると、体が寒さに慣れて来る。意外に疲れない。この空気は明らかに今シーズンで最も厳しく、明朝は氷点下の冷え込みになるであろう。藁きりの勢いに任せて、ソラマメ・タマネギ・イチゴの畝にも切り藁を撒いて彼らのための寝床とした。本日は旧暦の11/15すなわち十五夜であるが月齢は13.9、満月は明日、しかも皆既月食である。


 


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2011年12月10日

20111208 唐辛子と豆の保存

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 今日は一日雨なので、先日収穫した唐辛子類を保存する。くれぐれも申し上げるが、以下の作業をされる場合、特に排泄は済ませ、手を良く洗い、痒いところは心行くまで掻いてから臨まれよ。傷んだり食われたり汚れのひどいものは除去し、未だ瑞々しさの残っているものは酢漬けにする。


 


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 乾きはじめているものは、そのまま干すと黴びたり腐ったりすることがあるので、開いて種をしごき取っておく。


 


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 ただひとつ熟した愛しいピリピリちゃんも、すまんけどまっぷたつに切り開いて、来年の植え付け用に種を取っておく。


 


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 ぺーちゃんも今年は酢漬けを諦めて種取りに・・・くどいようだが以上の作業をされる場合、特に排泄は済ませ、手を良く洗い、痒いところは心行くまで掻いてから臨まれよ。作業中に花が出ても目やにが出ても、絶対に粘膜には触れないことである。作業後は、出来るだけ早く入浴し、特に手を丹念に洗うことである。間違っても、入浴前に排泄を済ませておこうなどと考えてはならない。私は男性なので女性のことは解らないが、特に男性は小用は入浴後まで我慢されたし。洗わない手でアレに触れると、そのあと一晩中大奥引き回しの刑に処せられる夢を見るであろう。地獄である。


 


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 そうこうしているうちに郵便が届いた・・・おお、来るべきものが来た。なにを隠そう、わたしは世界でも私の左に出るもののない、知る人ぞ知る糊口のパーカッショニストである。したがって演奏の依頼も少なくない。今回の依頼は、以前にもご一緒させていただいた、奈良に本拠を置く古楽専門の「Ortiz Consort」・・・クラシック音楽の流れであるから「打楽器」担当ということになる。来年の5/25 (金) と6/23 (土) にライブ・・・失礼、「演奏会」がある。それに向けての練習の第一歩、楽譜が送られて来たという訳である。あのねえ、以前までの私やったらねえ、「楽譜に書かれたようなもんは死んだ音楽や」などとほざいとったのであるが、心広きOrtiz Consortの皆様に薦められ、「楽典」なるものを勉強した。まさに「50の手習い」であった。その結果、もちろん楽譜を見ただけでアタマに音楽が流れる訳ではないのだが、とりあえずどういう曲調で、どう読み進んでいくかはわかるようになった。私は打楽器奏者なので、その際どう対応すれば良いか、つまりそれらしいリズム・パターンをいくつかイメージ出来る程度にはなった。どや、エロい・・・失礼、えらいやろ !! 唐辛子の莢を開きながら、インターネットで音源を探りはじめ、夜にはどうにか半分の曲の特定も終えた。それを聞きながら譜面を追い、曲の展開も確認出来るようになった。どや、エロい・・・失礼、えらいやろ !! 演奏会にはGilles Binchois・・・失礼、万障繰り合わせてご参集願いたい。


 


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 さて、外に出られないので乾かしておいたインゲンの莢を開く。


 


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 小豆の莢も開く。確かこの小豆は、京都の「Caffe Millett」で頒けてもらったものである。豆類は気温の上昇とともに、中に産みつけられた卵が孵って虫がわく。もらった小豆も種蒔き用においてあったものに虫がわき、あわててポットで苗出しした記憶がある。しかしこのように見事な収穫であった。百姓をしていて思うことは、日々、育ち行くあるいは枯れ行く植物の姿を見て、その姿に感動することである。たとえばサツマイモの蔓先の色つや美しさ、たとえばこの小豆の莢の形・・・左の莢を見よ。これは豆を穫った後の殻である。その内側はくっきりと間仕切りされていて、豆は互い違いに入っている。その機能美、無駄のない姿・・・そして乾燥が進めば真ん中の莢のように、自らねじれて豆を散らす。誰が仕組んだのか・・・しかも誰に見せるでもなく、淡々と一連の動作を終えてお役御免となると、朽ち果てて土に帰って行くのである。一言の不平も不満も言わずに、ただ生きて死んでいく・・・そして子孫を残す・・・右は開く前の莢であるが、これを持ったとき、指先に感じる充実感は、まるで中から力がうごめくように感じられる。豆。実に重く、確かに土の養分が充実していることが感じられる。科学はこれを当たり前のこととして我々に教えたのであるが、それを知らなかった昔の人が、これを神の為せる業と信じ、怖れ、感謝し、崇拝したとしても、全く不思議ではない・・・というより、この不思議さは神の為せる業と率直に思うのである。その思いは非科学的な迷信には違いないけれども、そう思った方が心が休まり、そうして作物を育ててそれを頂く生活の方が、ずっと体に良いことを私は実感する。音楽にしてもそうである。なぜ私は古楽に惹かれるのかというと、おそらくそれが演奏されていた当時、神は怖れられていて、音楽には「非科学的」な大衆の必死の願いが込められていたのではないか、そこには無限なる力、奇跡、恵みや災難というものに対する、朴訥で率直な恐れが現れているように感じるからである。ルネサンス中期以降の、いわゆる「バロック音楽」は急速に宮廷音楽化し、その音色は明らかに変質する。神への怖れは無限なるもので、人間の到底及ばぬものに対する恐れであったので、音楽に込められた思いも純朴であったのだが、宮廷音楽の世界になると、それは人間である君主のご機嫌を取るものに成り下がり、阿諛追従の悪臭が立ちこめる。その時点で、私のクラシック音楽への興味は尽きる。


 


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 夕方から晴れて来たので、外に干しておいた鶴の子大豆の莢を開く・・・しかしご覧の通りとても食べられる状態ではないので、泣く泣く全て廃棄・・・こうなった原因はサツマイモとコンパニオンを組ませるために混植したことである。芋の蔓に絡まれ、虫の通り道が出来た。風通しも悪く、地下には芋が育った。大豆にとっては過酷な環境であったはずだ。生育も良くなく、やがて芋の蔓の海に埋没した。芋の収穫のときにようやく助け起こしたが、殆どは真っ黒に黴びていた。芋の方も大豆に気を遣ってか、子孫を豆から離れたところにつけ、補給路が伸びきって収量が落ちた。私にとっては、豆を使ったコンパニオン・ブランツの取り組みは、今シーズンはことごとく失敗に終わった。


 


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2011年12月09日

20111206 Bon anniversaire, père !!

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 農作業も終盤。ようやく土の状態も整って、「早よ植えんかいなにボヤボヤしとんぢゃこのダボ !! 」と八釜しいソラマメの苗を植え付ける。葉の形といい、持った感じの根の張り具合といい、元気が中から暴れだすほどに感じられる。「力を頂く」と感じるのはこういうときやね。


 


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 株間40cmを互い違いに2列に植える。アブラムシ除け、というか誘因のために、近くにゴボウの種もまいといたるさかい力一杯生きてみよ。


 


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 どうも麦畑から水が退かないのでおかしいおかしいと思っていたが、原因が分かった。用水バルブの締まりが悪くなっていて、ソラマメに水をやった後、バルブを閉めても水が止まらなくなった。漏水していたのである。とりあえず応急的にバルブを全開にしてホースを別のところに出しておいて、水利組合へ相談に行った。次いで近隣の水道工事屋へも相談に行ったが、かなりの出費になるので、かつて排水口の「ねじ式水甲」を買いにいった配管材料の卸屋で相談してみたら、いとも簡単に工具を貸してくれた。バルブの構造は単純である。用水のパイプ・ラインから分岐して、直接バルブの下まで通じている。そこに継ぎ手があって上の写真の手前の大バルブと、ホースの繋がった小バルブに別れている。破損したと思ったが実はそうではなくて、この小バルブのナットが固まって締まらなくなっただけのようだ。小バルブの取手部分はダブル・ナットになっていて、下のナットは塩ビ管と一体になっていて、これを蛇口と一体になった上のナットで固定している。その蛇口の内部に水量を調整するネジがあって、それが上部の赤いハンドルに繋がっているのである。このハンドルは、私がここを借りはじめた5年前から固着していて、水を出すには蛇口そのものを力づくで回していたのであるが、それはダブル・ナットを緩めてしまうことになり、それを続けた結果漏水が始まったという次第である。だからきちんと締めなおせば良い。しかし老朽化していることは事実なので、締めて問題なければその状態で上の水門を閉じてもらい、バルブを交換することを勧められた。交換は自分で出来るそうである。とりあえず言われた通りにやったら漏水は止まったのでこれで良しとし、急いで工具を返却に行った。イチゴの花が季節外れに咲いていた。


 


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2011年12月08日

20111205 柿

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 取り残しの柿を穫る。柿は、この季節に喉がイガイガするのを和らげ、風やアレルギーの症状の悪化を緩和する効果を実感している。


 


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 柿を穫るには、このような高所ばさみというものを使う。これは伸縮式で3mくらいのマジック・ハンドのようなもので、切り口が二重構造になっていて、刃を備えた鋏の部分と、写真のような赤いプラスチックのくちばしのようなものからなっている。手許のレバーで枝を挟むと、刃が枝を切ると同時にくちばしがこれを挟むので、常に刃のついた側を幹の側に、つまりくちばしを外側に向けて使う。枝を挟んだらレバーをロックして、慎重に降ろす。


 


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 こちらは渋柿である。穫り遅れの感があるが、柿の木を所有していないので致し方がない。これは当然干し柿にして、来シーズンやクパンの酵母に使えないか、一冬じゅう実験してみるつもり。


 


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 干し柿を作るには、まず柿の皮を剥く。柿渋で包丁も指も黒く汚れる。これをひもでつないで、沸騰した湯に数秒つけて表面を殺菌する。


 


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2011年12月07日

20111130 唐辛子収穫

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 ピリピリをはじめ、畑の唐辛子類が枯れたのでこれを一斉収穫。水分を保っているものは酢漬けにしてやがてペーストに、乾いたものは木って干してやがては粉末にする。ペーストにしたものはカレーに入れたり肉料理の付け合わせにすると、ほぼフレッシュな唐辛子と同じ風味が得られるが、日本では適当な製品がないので自分で作っている。これでナス科の畝は全て片付き、堆肥と籾殻を施して冬から春先への日常野菜の種蒔きに、春以降ここはウリ科の畝となる。


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2011年12月06日

20111129 イチゴとタマネギの定植

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 イチゴの移植。イチゴは、雑草があろうが赤紫蘇に光を遮られようが、ランナーを伸ばしながら次々に子孫を残す。えい、やあ、たあ、びりっ、ずぽっ、どぴゅっ・・・


 


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 子株はまたランナーを放射状に伸ばして孫株を生む・・・えい、やあ・・・もうええて。株の全体の形状からその株が向かおうとしている向きを読み取る。この株では、右手に黒くて太いランナーのへその緒が残っている。この向きを畝の外側にしておくと、子株は外へ外へと増える。内向きにしたり畝と平行にしたりすると、隣近所と領地争いが起こって始末が悪い。


 


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 根が活着するまでは、氷点下にでも下がらない限り毎日水をやる。


 


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 タマネギの移植。種から育てて間引きして来た苗が20cm程度になったら移植する。移植の適期は10月といわれているが、適期に種蒔きしてもその頃までに成長しないので、焦らず苗の生長に任せて移植している。移植ゴテを苗の脇から深く鉛直にイれ、下から掬うように土塊を取り出し、根をほぐして一本ずつ取り出す。


 


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 植え床に5cm程度の深さの溝を作り、奥の筋から始めて15cm間隔くらいに苗を立てかけ、手前の山をちょっと崩して土をかける。次の筋も同じようにし、一番手前の筋は手前に立てかけて向こうから土を落とすようにすれば、わりとうまくイク・・・・おあっ・・・どぴゅっ・・・疲れた。


 


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 ふと見やると、里にも紅葉が・・・

 

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2011年12月05日

20111201 farminhos連絡

各位

紅葉の季節も終わりを告げ、遺された柿も柔らかく熟し、季節は冬へと足早に進んでおります。
こちらでは、今ちらほらと白いものが落ちています。初雪です。
気温の方は、上がったり下がったりで、商売の方は上がったり、人気は下がったままの私ですが、
皆様におかれましては、いかがお過ごしでございましょうか・・・

さて田畑の方もほぼ片付き、農作業イベントとしては丹波の黒豆の脱穀を残すのみとなりました。
先々週に刈り取って干した丹波の黒豆も、ようよう乾燥し脱穀出来る状態になってきましたので、
12/11 (日) 朝から脱穀にかかろうかと思います。
足踏み脱穀機を使い、唐箕で選別します。

作られてから100年以上も絶つ骨董品的道具ですが、立派に役に立ちます。
これは一見の価値あり、脱穀したものは、適宜分配させていただきます。是非お越し下さい。
JR道場駅送迎ご希望の方は先着4名様までです。

以下、年末までの予定です。
12/11 (日) 9:00-17:00 丹波の黒豆脱穀
12/18 (日) 9:00-17:00 丹波の黒豆・鶴の子大豆・空豆の味噌仕込み
12/23, 24, 25 (金-日) 8:30-16:00 cafeminhos @ 「六甲山カフェ」クリスマス営業
12/31- 01/01 (土-日) 22:00-10:00 cafeminhos @ 「六甲山カフェ」年越終夜営業

詳細については、後々このブログにてお知らせ致します。
また、平日ご希望の方は、地味な作業となりますが、せんならんことは山ほどありますのでご一報ください。粗食付きで歓迎致します。どうぞよろしく・・・

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2011年12月04日

20111129 わからんベリージャム

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 何という草かわからんのやけれど、このように黒い実を付ける雑草があって、もしかしたら木かもしれんが、とにかく大株になって毎年秋には大量に実が採れるので、これをジャムにする。現在いろいろな配合と練り方焼き温度を組み合わせて、パン生地の変化を観察している。梅ジャムとともに試食・・・とても雑草とは思えないほど上品な香りがある。


 

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2011年12月03日

20111127 冬支度

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 麦が生え揃って来た。棒の向こう側が「ユメシホウ」という関東の品種、手前が「ミナミノカオリ」という九州の品種である。パンの自給は可能かどうか・・・


 


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 先日の初霜で、オクラと、その向こうのバジルは遂に成仏・・・


 


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 サトイモとショウガも・・・しかし彼らは地中で時を待ち春には発芽するので、それまでの間は必要に応じて収穫すれば良い。畑で生かしておく方が良く、温度管理など貯蔵の心配もない。全部穫ってしまう必要はない。


 


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 しばらく葉を食べていたのだが、サツマイモも遂に昇天・・・


 


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 流石夏に強い瓜科の空芯菜もその身は天に召され・・・


 


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 代わってタマネギが旺盛な生命力を発揮・・・


 


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 気候の合わなかったコンゴのピリピリは、ただひとつが熟したのみで、


 


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 南米のハラペーニョも、いくつか実を遺してあえなく旅立ってしまった。


 


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 日本・韓国・ブータンの各種唐辛子も、あるいは豆の虫の害に晒されながらもたわわに実り、いくつかの子孫が熟しきらないうちに親株は他界したので、全て収穫して、青い未熟なものと赤く熟したてでフレッシュなものは、それぞれ酢漬けにしていずれはペーストに、乾きはじめているものは開いて干して最終的には粉末にする。


 


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 大根は私の愚息のように・・・


 


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 これ白菜のはずなんですけどね、なんかよーわからんのがたんと増えてきましてね、野生化しとるんでしょうかなあ・・・まあ食べたらおいしいんですけどね。


 


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 インゲンも枯れ落ちたので近日中に撤去、その周りのアブラナ類は間引いて食べてる状態。


 


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 でもやっぱり単独で種蒔きしたものの方が、明らかに生育状態が良い。


 


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 丹波の黒豆、再来週には脱穀出来そう。

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2011年12月02日

20111126 Salt & Uribossa

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 「Salt & Uribossa」のレコーディングである。このような典型的宅録であって、システムは8in 6trkの簡易なデジタル・マルチトラック・レコーダーに6inのサブミキサーのみ。使用マイクは、使い込まれたShureのSM58と57であって、要するにギターや歌のベーシック・トラックが出来上がった上に後からかぶせる重ね録りである。しかし便利な時代になったもんやねえ、私が初めてマルチ・トラック・レコーディングに取り組んだのが今から30年以上前、2トラック2チャンネルのカセットを一方通行にして4トラックのマルチ・トラックとし、倍速にして音質を向上させ、dbxを情事・・・失礼、常時オンにしてノイズの低減を図るという、当時の技術の粋を集めた当然の帰結か苦肉の策か、いずれにせよ涙ぐましい設計のデッキがあって、これが20万近くしたのでメンバーで分け合って購入した。おそらく日本に於ける「宅録」の始まりでしょうな。しかしこれが使いにくいシロモノで、一度に2トラックしか録音出来ないところへ、音を重ねようとするとその2トラックを再生しながら次の音をミックスして3トラック目に入れるので、マルチ・トラックとはいっても一度にひとつずつしか音を重ねられない上に、その3つの音のバランスはあとで変えることが出来ない。まあ過去の涙ぐましい機械なのでこれ以上こき下ろすのはやめといたるけど、それでもラジカセやLLデッキを対面させて、貧弱なスピーカーの音に耳をこらしておそるおそるドラムを叩いたことを思えば極楽というものだった。なにより自分たちで物事を決定出来るという点では画期的であって、それ以前は、マルチ・トラックというとスタジオで1インチのオープンを回し、ミキシングは当然独立したコンソールであって、自前で揃えられるものではなかったし、仮に出来たとしても部屋ひとつを潰すものでしたな。しかも高度な専門技術を要するので、それを修得するかオペレータを頼まなければならず、いずれにせよ演奏というソフトな行為を、基本的にオツムの仕組みの異なる (ココが非常に大きい) オペレータの感性と電子機器というハードな装置を媒介させて、再び自分たちの音楽というソフトな世界に結晶させる作業・・・そのプロセスを考えただけで気の遠くなるものだった訳ですが、これが音質はどうあれ自分たちで意思決定して先へ進める・・・これは非常に重要なファクターであった。それがさらに今ではデジタルの恩恵まさに隔世の感あり。先だっての旅行のときも痛感したが、テープやモーターの走行ノイズがないだけでも素晴らしい。しかも小型軽量で格安・・・これ以上何を臨みましょうや・・・まあそれはそれとして・・・実際の録音の話だが、ハーモニーや効果音ならいざ知らず、リズムのアフレコというものは、実は極めて困難であって、それがどのくらい困難かというと、無理にたとえるならば足の裏の末期的な水虫を硬い靴底から素手で掻くようなもの、もしそれがアフレコでなく同時進行の合奏であったならば痒いところにたちどころに手が届き、あるパートから別のパートへ展開するときにも、きっかけを促し展開を明確にするためにリズムが合図をかねたつなぎのフレーズを入れると周りの合奏のギアがかみ合って、次のパートに明確な変化をもってなだれ込むはずなのだが、アフレコの場合周りの演奏は既に録音されてしまっているから、私一人がテンションを高めて盛り上がっておいてから、振りかぶってブチ込んでそのストライクを見た観衆が歓声を上げるかと思いきや、次の瞬間虚空にひとり取り残されている自分を発見するのである。その孤独感は極めて深刻なものであって、それがどのくらい深刻かというと、それはもうたとえようのないほど深刻なのであって、それはやってみたものにしか到底わからない。とにかくそれほどにリズムのアフレコというものは困難で孤独なものなのである。しかし自慢ではないが、私は糊口・・・失礼、孤高のパーカッショニストであって世に私の左に出る者なしとまでいわれ・・・自慢じゃないけどね・・・とにかくそれほどの演奏家であるので、これまで数ちょっと少なくないレコーディングをこなして来たのであるが、そのほとんどが実はリズムのアフレコ・・・特に辯才天の使徒となられたかのピリピリ大明神の最期のレコーディングは困窮を極め・・・まあええ、過ぎたことや。


 


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 しかも、なんとおバカなことに私はこの日のために磨き上げてきた愛用のシンバルを積み忘れて来た !! 私のバーカッションの音の要は、選び抜かれたヴィンテージ・シンバルだけが奏でうるビロードのような音色である。それはトルコに古代から伝えられ、受け継がれた・・・もうええ、忘れて来たもんはしゃあない。そこでやむなく、彼らが懇意にしているライブ・カフェに頼み込んでシンバルを借りて来たのである。開けてびっくり。なんとそこにおさめられていたもののひとつに、おそらく1970年代のものと思われる「Paiste Dixie」の14インチハイハット・・・いや厳密にいうと14インチ「Medium Thin」のシンバル2枚をハイハットとして使用して来たもの1対があった。「Paiste Dixie」は既に廃盤となって久しく、見えにくいが上の写真をよく見ていただけると「パール」の昔のロゴが刻印されている。当時、パールは「Paiste」、ヤマハが「Zildjan」、タマが「Meinl」を正規シンバルとしてカタログに載せていた。その後1970年代後半には「Paiste」の版権はモリダイラ楽器に移り、パールは一時期「Zildjan」を、後に「Sabian」を扱うことになる。従って「パール」の旧ロゴが刻印された「Paiste」シンバルは稀少中の稀少価値があって、マニアの間では高額で取引されていると聞く。さて、ハイハットでないシンバルをハイハットとして使う場合、通常は音の低い方をボトム側に、高い方をトップ側にするが、これはあくまで通常であって・・・まあそんなことはどうでも良い。このセットをハイハットに選んで奏でてみると、最近のシンバルのように音量とコントラストだけ際立った音とは全然違っていて、廉価版とはいえ暖かみのある古き良きええ味だしてまんねやわこれが。磨き抜かれた私の「Zildjan Newbeat Hihat」も良いが、「Paiste」の音色もなかなか捨てがたい。しかし消耗の激しいハイハットが40年のときを越えて生きながらえていること自体奇跡的であり、私がシンバルを忘れたために所縁のある人の所有物が録音に使用されて永劫に記録される・・・これもなにかの縁やもしれぬ。さてもう一枚、これもマニアの垂涎の対象であるクラシックな「Avedis Zildjan」の18インチである。裏にロゴ・プリントがなく、上の写真のように刻印の文字がゆったりしていて、アラビア文字の中の三つの点、ロゴ研究家の間では「three dots」と呼ばれているものだが、それらがはっきりしている。この特徴を持つものは1970年代の前半までで、このあとには「三つの点」は不鮮明になるか、あるいは消えているし、ときをほぼ同じくしてシンバルのウェイトや種別の表示が表に、「Zildjan」の白抜きのロゴが裏にプリントされるようになる。この前には様々な種類のものが混在するが、概ね刻印の打ち方がぞんざいであって、このように平均的に打たれてあるものは、多分1970年代の前半のごくわずかな期間であろう。これもまた奏でてみると、トルコ由来のシンバルらしい骨太でふくよかな広がりのある音が響き渡り、いやこれなら私がわざわざ持参いたさずとも良い結果が残せるというもの、彼ら二人に縁もあり、近くの懇意な人の持ち物といい、このたびの録音に相応しい逸品が偶然参加することになったのも、何かの巡り合わせであろうか・・・


 


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 さて、パーカッショニストとして世間に私の左に出る者のない私のポリシーとして、パーカッションというものは、なくて音楽が成立するのであればないに越したことはないと思っている。どうしてもイレたいというのであれば先っちょの方でちょこっとだけ舐めるように・・・ああん、失礼(^^;・・・まあ要するに必要最小限で聞こえるか聞こえない程度に入っていて、音楽の骨格を明確化することによって大きな効果が得られるのであれば、どうしてもというのであれば、まあイレるに吝かではない。どたばたと太鼓が表に出ているような八釜しい音楽、ましてや太鼓しかないような音楽というものは、いくつかの例外を除いて好きになれない。従って、よく私のところへパーカッションを入れてくれなどと依頼してくる物好きがあるのだが、音源をざっと聞いただけで「イレんでもよろしやん」と断ってしまうので殆ど仕事が来ない。あたりまえですわな、輝かしい演奏を遺して皆さんに褒めそやされてこそ名前も売れ仕事も来ようというのに、せっかくヤル気になってるのに断ってたら元も子もおませんわな、そんなわけで今回の「Salt & Uribossa」・・・17曲中8曲、これはイレた方が良いのんとちゃうかというのんを選んで、ごく静かに、淡々と、無表情に・・・というか素っ気なく、そそくさとイレたのでありました。・・・どぴゅっ


 


 


アルバムは年内発売予定、詳細はその頃には下記にアップされることでしょう。乞うご期待 !!


 


 


 http://mottosrecoads.com

posted by jakiswede at 13:48| Comment(1) | 音楽活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月01日

20111122 初霜

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 かねてから仲良くしていただいているアラウンド・フィフティの和製オリジナルボサノバ・デュオ「Salt & Uribossa」の2枚目のアルバムのレコーディングに喚ばれたのである。でも音源をCDに焼いて、あるいはmp3プレイヤーに落として、毎日昼も夜もループして聞き込んでいる。雨の日はこのようにして大音響でデモ音源を鳴らしながら、どのようなセットで録音に臨むかのリハーサルをしている。ミュージシャンとしての至福の時間である。


 


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 前々から自転車の置き場に気を遣っていたのであるが、意を決して・・・というほどではないが、このような簡易な置き場を作ってみた。本当は、ウッド・デッキにして屋根をつけて、白とイタミーニョス・グリーンに塗り分けて異国情緒を醸し出したかったのであるが、何もかもが忙しくて、仮の手当をしてはとりあえず奔走する毎日であるので、とてもそのような余裕はない。このような色目のテント地を見つけるのが精一杯であった。


 


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 明日はcafeminhosの営業日である。先日20日の営業で食材をほぼ使い切ったので、今日は一からの仕込みである。今月から、醗酵原料をドライ・イーストに日和っている。生地の状態が安定するということは、こんなにもやりやすく時間の節約になり、神経を使わずに済むのかと思い知る。それだけに生の原料のみでパンを作っていた昔の人の苦労や、本物の味しかなかった時代のことに想いを馳せることができる。


posted by jakiswede at 13:46| Comment(0) | 音楽活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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