2012年07月26日

20120726 夏野菜の観察

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 夏草の処理は、私はこのようにしている。芽吹きの頃と違って既に作物は大きく生長しており、除草の主眼が、芽や苗の保護から、株元の乾燥防止に移るからである。雑草は抜かずに刈って、作物の株元に敷き詰める。抜くと、この時期の雑草の生命力は旺盛なので、夜露だけでも根付き、頭をもたげて成長する。写真は、手前からインゲン・小豆と大豆・ソラマメ跡地。


 


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 雑草との闘いに青息吐息であったオクラの畝は、彼らを保護する目的から雑草を抜く。


 


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 ようやくナスに花芽がついた。巷と比べると勿論遅いのだが、私個人としては種から育ててここまで来たのは初めてである。このナスは千両の価値がある。


 


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 来シーズンのために、イチゴの株を養生する。


 


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 夏以降に出はじめるランナーに着く子株や孫株が、旬を見据えた移植に適している。ランナーの先をポットで受けて、ランナーが枯れ次第、定植畝に移植して行く。


 


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 ジャガイモの跡地を整地する。取り残しが1箱もあった。鍬で傷ついたものは早く食べてしまう。


 


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 こぼれ種から発芽し、畑の作物に巻き付くのでやむなく撤去したヒョウタンが、捨てられた堆肥置き場で息を吹き返して花を咲かせている。最後にぐるりを除草して、とりあえず畑仕事は一段落。


 


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20120726 中干しの水管理

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 コシヒカリと黒米の田んぼ、中干し4日目。表層の水走は排出し終わったので、排水口のひとつを再建する。


 


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 もう少し田んぼが固まれば、除草第3弾をしてから入水する。来週明けの見込み。


 


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 一方、インディカと赤米は満水を必要とするので、畑用のホースの継ぎ目を外して給水している。


 


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 こんな板きれ一枚で水管理を分けている。向こうが中生、手前が晩稲。

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20120726 farminhos新畑の観察

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 「farminhos」の新畑の観察です。この圃場は、10年来農薬や化学肥料を使わずに田んぼとして作られて来た場所を、そのままなにも投入せずに畑に転用しています。従って非常に生育の度合いが悪いのですが、ある意味ではその品種の自然なあり方が観察出来るとも言えます。ここを当分の間、作物が育つのを手助けするだけの作業で、どれほど収穫出来るか、それらがどう育つのか育たないのかを未定期待と思います。これをご覧になって、この畑での農作業を希望される方は、この記事にコメントをしてください。個別に対応させていただきます。場所は兵庫県神戸市北区道場町、最寄り駅はJRまたは神鉄道場駅です。


 


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 カボチャとバター・ナッツ、いずれも市販の野菜を食べたあと種を採って撒いたものです。


 


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 オクラが実を付けています。漸くこの新畑でも夏野菜の忙しい日々が始まります。


 


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 アブラナ科の日常野菜を撒いた畝のひとつが雑草に埋没しています。これ以上雑草が蔓延れば、隣接する田んぼの防虫の観点から、全てを苅り捨てなければならなくなります。


 


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 マメ科の3本の畝です。インゲン・小豆・大豆はこの土に合うのか、雑草と共生して良く育っていますが、ここもこれ以上蔓延ると、肝心の我々が足を踏み入れることが出来なくなりますので、ある程度の除草が必要です。

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2012年07月24日

20120722 自家製小麦パン

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 麦の栽培の目的は、自家製小麦によるパン作りである。酵母については、冬中エロエロ・・・失礼、いろいろ試した結果、最もオーソドックスな干しブドウから起こす事に落ち着いた。玄麦の掃除も出来たので、いよいよこれを粉に挽いてパンを焼いてみる。製粉機については、これもエロエロ・・・しつこいな、いろいろ悩んだあげく、日本製の鉄の臼のものではなく、セラミックの臼を持つドイツ製にした。私が全幅の信頼を置いているパン職人で過激派の「アルムリーノ」のおっさん曰く、金属臼はカネっ気が出て臭うて食えんらしいので、これを信用して最も安い代理店を見つけて購入した。


 


 http://www.k-daichi.com/


 


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 最近は野菜も多く採れるので、もっぱら手間のかからないタジンである。パン用酵母は、オイル・コーティングされていない干しぶどう100gに対して、グラニュ糖50g、ぬるま湯200gをよく撹拌して30℃程度で保温し、毎日2回ずつ撹拌しながら様子を見て、全体が泡に包まれそうになった頃に、溶液を搾り取って冷蔵保存する。


 


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 醗酵を待つ間、収穫物の掃除をする。これはコリアンダーの実。パン生地と酵母の配合割合は、だいたい10対1、私の場合の水分の割合は、ベイカーズ・パーセンテージすなわちパン生地に対して約72%としている。醗酵時間は塩分濃度にもよるが、30℃の室温で約16時間を要する。この間、生地を合わせた直後と8時間後くらいに、様子を見つつ生地を何重にも畳み込んで引き伸ばし、重ねて空気を抜き、全体が絶頂期を迎えたあとわずかにへこみはじめる頃を見計らって整形して焼成している。温度は200℃、時間は25分である。


 


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 ちょっとブレてしまった。向こうの白いものが市販の小麦粉によるちょっと粗い目に仕上げた生地、タジンやシチューのスープによく合う。そして手前がこのたび収穫した玄麦を丸ごと挽いた全粒粉100%のパンである。やはり市販のものとは全然違う。まず味は穀物の力強さが感じられ、これを食えば力がわいて来そうに感じられるほどである。香りは強い麦の香りがする。これは挽きたてだからであろうか・・・さて、この間エロエロ・・・もうええて、いろいろ調べてわかった事だが、まず、小麦粉というものは、挽きたてではなく1ヶ月ほど寝かしてから使うものだという意外な自室である。おっさん曰く、ふくらみ加減が全然違うらしい。まあ1ヶ月後のcafeminhosに期待しといてもらおか。それから食してみてわかる事は、玄麦のゴミそうじの際、完全には土塊を除去出来ておらず・・・というかかなり残っていて、時折明らかな鉱物の匂いとともにじゃりじゃりと不快な歯ごたえを感じる。やはり土塊も一緒に粉になってしまうのである。ううむ・・・これは難題。それから、玄麦を掃除し終えて重量を量ってみると、約3畝から収穫出来た玄麦が、約15kgである。これを製粉して仮にふすまを取り除いたとすると、歩留まりが約60%といわれているので、たったの9kgの小麦粉になる。上の写真のパンを作るのに300gの粉を要するので、都合30個分、私は自家消費とcafeminhosで週に4個、1.2kgの小麦粉を使うから、2ヶ月で底をつくことになる。いやあちょっと少ないですな。これを1年分作ろうと思ったら、この6倍すなわち2反弱の麦畑が必要になり、栽培はまあなんとかなるとして、収穫してからの作業が田植えの準備期と重なり、特に干す場所の確保、貯蔵場所の確保が大きな問題として残る。・・・ううむ・・・ううむ・・・

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20120721 梅雨明けの畑

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 実を付けはじめた鶴の子大豆・・・枝豆として楽しめる時期も近い。去年は丹波の黒豆が大豊作で鶴の子大豆はさっぱりだった。サツマイモとのコンパニオンが遭わず、茎を虫に食い荒らされ、芋の蔓に引きずり倒されてさんざんだったのだが、今年は非常に健康的に育っている。


 


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 それに対して、畑に植えた丹波の黒豆は、全く意外なことに植えたままの大きさでこのように雑草にまみれて元気がない。畦豆に期待したいところだが、こちらも植え時が遅れて徒長気味である。一部は田んぼの水に溺れて腐ってしまった。


 


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 インゲンはどれも順調に生育している。これは最も珍しいコンゴの緑インゲン (madesu ya vert)


 


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 さて新畑に目を移そう。こちらは10年間農薬や化学肥料は投入されずに作られて来た田んぼをそのまま畑に転用したので、土壌に養分が非常に少ないのである。以下、これも自然栽培のひとつの姿と思って見ていただきたい。ナス科の畝はご覧の通りで、一番手前のパプリカの購入苗を含め、ポットで育てた苗もほとんど植えたときと変わらない。


 


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 ピントがボケているが、タカキビの出穂である。その向こうは開花の始まったアマランサス。


 


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 カボチャ (cabo verde) の初なり。


 


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 間引きつつ収穫しているアブラナ科。雑草に埋もれそうになっては助け、埋もれそうになっては助けしている。


 


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 これも埋もれそうになっては助けているサツマイモ、左手前のひょろっとしたものはレンズ豆の生き残り。手前に5株ほどあったはずだが梅雨の間に腐って消えた。やはり日本の気候風土は合わないのかもしれぬ。大豆・小豆・インゲンはこれから除草を始めるのだが、概ね生育状態は良い。瓜科は遅れ気味だが出来ない事もない。この状態で肥料を与えずに、生育に応じた適切な手入れを続けるだけで、果たして収穫が可能なのか、またどの程度出来るものなのか、これを数年繰り返して行って、土がどのように変わっていくのか、これを実践してみるのが、私の「自然農法」である。

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20120718 玄麦のサウジ

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 玄麦の選別・・・長雨のためとりあえず収穫して脱穀した玄麦は、雨の止み間に乾かして袋詰めしてとりあえず貯米庫に放り込んであった。梅雨が明けたので、それを網戸に広げてごみ取りをする。このように、まだ麦藁のかけらや籾殻、それに土塊などが混じっている。


 


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 先ずは大雑把に箕で軽いものだけを飛ばす。しかるのちに、あとはひたすら手作業・・・重さや大きさで選別出来るものは良いのだが、玄麦の粒とちょうど同じくらいの大きさ重さの土塊や小石が取れん。


 


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2012年07月23日

20120720 中干し

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 コシヒカリの中干しである。中干しは、田んぼの水を抜くことによって水位を下げ、根が水を求めて下へ伸びる習性を利用して、秋の収穫期に風に倒されない丈夫な稲に育てるために行ない、時期の目処はその稲の開花の3週間ほど前で、しかも目標とする分蘗数の8割程度が確保された頃とされている。しかし、ここに白状するが、今年は収量が落ちるであろう。春先の高温傾向から種蒔きを遅らせたのだが、その語の最低気温がなかなか上がらなかった事で、稲の生育は明らかに悪いのである。従って、開花の3週間ほど前という逆算による「適期」と、目標分蘗数の8割という順算による「適期」が逆転してしまった。作業日程は順調を前提にしているが、明らかに生育は遅れている。梅雨明けとともにやるしかない。私の圃場は、中生の稲と晩稲に別れているので、水管理も別々に行う必要がある。従って、中生の方はこのように田んぼの真ん中に2つの堰を設けてある。それを切る。


 


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 水は畑の中を流れて行くのだが、それもやむを得ない。


 


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 もうひとつの堰も切る。右は晩稲である。


 


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 あわせて、暗渠の栓も抜く。


 


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 中生と晩稲を分ける一枚の板。写真ではわかりにくいが、これでけっこう水が止まる。


 


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 小一時間もすると、このように土が露出する・・・それと同時に厳しい現実もまた明るみに出る・・・なかなか休めませんなあ。


 


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2012年07月18日

20120717 陰のあるうちに

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 近畿地方梅雨明け。陰のあるうちに陰の下を走れ・・・梅雨を乗り切って雑草の中で実が熟しはじめたトマト。


 


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 こっちは蔓が雑草にまかれる直前のサツマイモ・・・はよ繁って「赤と緑のアフリカンシチュー」になってくれ。


 


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 全身をアブラムシにたかられながらも可憐な花をつけたゴボウ・・・しかしその花は鋭い刺に覆われている・・・魅惑的な花ほど・・・やめとこ。


 


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 田植えに2週間の時間差のあったインディカの田んぼ、そろそろ分蘗が始まり、泥には藻が繁りコナギの姿も見えはじめた。陰のあるときにやろう・・・

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20120717 陰の下を走れ

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 新畑の観察。ええ感じで緑の絨毯・・・なんてしゃれてる場合ではありません。これはサツマイモ、早くしないと雑草にもみ消されてしまいます。


 


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 アマランサスの花・・・


 


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 奇跡的に雑草に打ち勝ったオクラ・・・うちの本畑での闘いは雑草に軍配が上がったので、こっちのをいただきます。


 


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 フェイジョアーダ用の黒インゲンの花・・・今年もたくさん実って儲けさせてくれ・・・


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2012年07月13日

20120714-16 cafeminhos

 梅雨の終わり、夏を待てない三連休は、またしてもこってりと暑苦しいメニューで参ります。今回よりなんと、モーニング・セットの手作りパンが、自家製小麦粉と干しぶどう酵母に変わる予定でしたが、ちょっといろいろあって一ヶ月後に乞うご期待 !! さてうまくいきますか ?? BGMはちょっとだけおしゃれに、でも気を許しているとトンデモない曲がソーニューされたLatin Jazz, Jazz Samba, Jazz Funk, Acid Jazzの数々・・・六甲山の芦屋ロックガーデン登山口にある「高座の滝」が目印の大谷茶屋でお待ち申し上げております。


http://www.mapion.co.jp/m/34.7424313888889_135.291656388889_8/ 


 営業日: 土・日・祝 (ただし雨天の場合閉店の可能性あり)

 営業時間: 10:00-16:00 (現在8:00よりモーニング営業実施中)


 滝に向かって左手の建物はビールやお飲物などの売店、右手の洞窟のような空間では伝統の「おでん」を販売しております。そのほかにも、日替わりメニューがいろいろありますので、登山前の気合いチャージに、下山後のリラックスにご活用ください。


定番メニュー


定番メニュー (10:00-16:00)


 おでん \100


 ブレンドコーヒー (上り/下り) \350


 ハーブティー (上り/下り) \400


 ワイン (赤/白) \500/ glass, \2,500/ bottle


  スパークリング・ワインはボトル販売のみです。


 ウィスキー (バーボン/アイリッシュ) \500/ glass


 焼酎 \500/ glass

 


2012/07/14-016 本日の日替メニュー


モーニング・セット \400 (8:00-11:00)


ランチ (11:00-15:00)


 わりとフツーのチキンカレー \500


 さまよえる子羊のウズベク・シチュー \500


 おでんセット (おでん3品 + ごはん) \500


カフェ (10:00-16:00)


 caffè espresso \200


 caffè macchiato \200


 caffè latte \400


 affogato al caffè \400


 シルクロードの香茶各種 \350


 旬 !! fフレッシュ・ミント・ティー \350


軽食・お酒のおとも (10:00-16:00)


 ホットドッグ \350


 ピザトースト \400


 オイル・サーディン \500


 ボイル・ソーセージ \400


 揚げたて新じゃがチップス \200


 チビじゃがの素揚げ \200


 白ズッキーニの竜田揚げ \200


 手羽先塩焼き \200


 砂ずり塩焼き \150


 えのきホイル焼き \300


 羊肉串焼 \500

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20120712 田んぼの除草

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 ジャガイモは、本来1ヶ月くらい貯蔵した頃が甘みが出てうまいのであるが、今日もまた昨夜から夜通しの大荒れの天気で外へ出られないから、朝から飲んだくれてやる。タラの隙身とあわせてフィッシュ・アンド・チップスに人参とピーマンのサラダ。


 


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 昼寝から目覚めると雨が止んでいたので、暴風雨の影響を確認しに出たが、特に被害はない。そこで本日予定していた田んぼの除草第2弾に取りかかる。田んぼの除草は、宮沢賢治をして除草剤を「神の救い」と表現せしめたように、全ての農作業の中で最も辛い仕事であるとされている。確かに辛い。しかし実は私はこの作業が結構好きである。というのは、梅雨の湿気に守られた瑞々しい空気の中で、緑の葉と温かく柔らかい泥に手を入れて、数々の生き物や草花の生態を観察する。このうえない安らぎの時間である。だから本音を言うとあまり他人に取られたくない、ひとりで延々と続けていたい作業である。しかしそんなことを言っていては農業の発展に寄与することは出来ないので、ご希望の方がおられればいつでもこの楽しみを泣く泣くお分けしようとしているのである。ちなみに私は除草剤の安全性についてとやかく言うつもりはない。私は、農薬が危険だからとか、何かが間違っているから、今のやり方で農業をしている訳ではない。楽しくてやっているだけの事である。だから自然農法家でも、なんやら主義者でもない。ただの道楽百姓である。


 


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 さて、その楽しい田んぼの除草の実際はこのように、スーパーの買い物かごを引きずって行って、そこへ取った雑草を入れる。2株を挟んで両足を置き、その両側2株分とその外側、すなわち株間でいうと7列分を取る。未だ苗が小さいので楽勝であるが、今のうちに2クールほどやっておかないと、株が大きくなって来てからでは手に・・・いや顔に葉が刺さる。手前から向こうまでまんべんなく株間を撫でて行って、片道の半分くらいでかごが一杯になるので畦へ上げて水を切る。その手で空のかごを持って来て続きをやる。そのかごが一杯になったら畦へ上げて、先に上げたかごを堆肥置き場に運んで中身を捨てる。なるべく運ぶ重さを軽くしたいのと、ズボンがドロドロになるのがいやだからである。ひたすら、この繰り返しである。嵐の後の静かな半日、やがて夕方には晴れ間も見えて、静かな田んぼに光が降りて来た・・・

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20120710 ジャガイモの収穫

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 ジャガイモの収穫。土のものは土の乾いている間に採るべきとされているが、日本ではジャガイモの収穫期は梅雨の季節である。


 


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 ジャガイモは、本来太陽に当てるべきではないのであるが、明日からまた長雨となるので、土を乾かすためにやむなく日向でしばらく干す。


 


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 雨の止み間に日陰干しをして、必ず土を乾かしてから貯蔵する。その際、傷みのあるものを取り除き、大きさに分けておく。こうして見ると、売り物になるのは全体の3分の1程度か。


 


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 ええケツしとりまんなあ・・・

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20120710 唐箕の修理

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 実は、麦の選別をしていて、唐箕の羽を破損したのである。なにせ100年以上前に作られた代物であるので、あちこちにガタが来ている事は確かであって、しかしそれでも動態保存したいので修理を試みる。


 


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 羽根の取り付け部分はこうなっている。上下に渡る羽根は一枚で芯を姦通・・・失礼、貫通しており、この楔の部分だけスリットが開いていて、直行する2枚の羽根を固定している。


 


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 従って、その楔を抜けば、まず2枚の羽根は外れ、更に直行する貫通羽根もぐぐぐっと抜ける構造である。ちなみに破損したのは楔で固定したうちの1枚であったので、貫通羽根の方は触らずに置く。設計上は、楔で羽根が固定される仕組みであるが、100年以上のときを経て楔もすり減って来ており、徐々に羽根が外側にずれて、本体と接触を繰り返すようになったため、遂に破損したようだ。そこで羽根を補修したあと、楔を打つ前に充分2枚の羽根を芯に打ち込んでおいて、改めて楔を打ち直し、補強のため釘を軽めに打っておく。必要なときに外せるように、頭は出しておく。


 


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 修理を終えて納屋に戻す。大きなものは、手製の台車に乗せて動かす。私のような蒲柳の身ひとつで生きて行こう思たらなんでもせなあきまへんわ。

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20120710 麦の脱穀

 

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 麦の脱穀。足踏み脱穀機と千歯扱きで脱穀、扱き残しを砧で叩いて実を取っている。


 


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 大量の籾殻と藁の混じった状態になるので、これを唐箕で吹き飛ばしながら選別し、


 


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 さらに網戸に広げて乾かす。このとき残ったゴミや藁くず、土塊などを注意深く取り除く。


 


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 一方、麦藁は様々な資材として活用するために、束ねて納屋に保管する。

 
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20120707 cafeminhos

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 2012/07/06から翌日未明にかけての激しい雷雨の明けた「高座の滝」の様子です。滝の飛沫が霧となって谷間に漂い、雲間から時折光が差し込む幻想的な朝でした。


 


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 午後からは雨もやんだので、軒先にテーブルと椅子を出しての営業でした。なぜなら洞窟内は奥の半分が湧き水の雨降り状態だったからです・・・といっても想像しにくいでしょうけれど、見ても居場所がないので「見に来てください」とは申せません。最近、このように採れた野菜を安値で売りはじめました。農薬・化学肥料不使用の野菜です。モーニング営業時のみ。そのときによって出せる野菜は異なりますが、よろしかったらどうぞ・・・


 


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20120706 小暑前日

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 激しい風雨であった。夜通し雷鳴が鳴り響き、近所に何度も落雷した。雷鳴というものは、遠くにあるほど低く、近くではむしろ軽く聞こえるものだ。私は、おそらく普通の人よりも多くの落雷を間近で経験しているようだ。いずれの印象も、「雷が落ちた」というより、巨大な風船が爆発したような、「パァーン」という高い音で、腹に響くようなものではない。しかし音量と音圧は凄まじく、耳をつんざくほどである。それはまさに、遠くの銃声が結構大きく聞こえるのに対して、目の前の機銃掃射が、まるでおもちゃの機関銃のように「ラタタタタタタタタタタッ」と聞こえるのに似ている。夏である。夏野菜の収穫とともに、サラダもどんどん放熱バージョン化する。


 


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 田植えも終わった事だし、雨も降り続いている事だし、ストーブを片付けるべく、芯に残った灯油を焼き切る。暑っ・・・


 


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 雨の止み間に干してある麦を見に行く。あれほど荒れ狂った割には結構もっている。構造物はびくともしていないが、ビニールはやっぱりね・・・10mの長さなので、これでも新品キットを買えば数万円はするし、ほぼ廃材利用で出費した分は、杭が12本で1,500円、ビニールが3,000円くらいだったかな・・・近くの貸し農園のハウスがほとんど飛ばされていたのを見ると、身の丈に合った選択だったといえる。


 


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 畑の方は、キュウリやインゲンの柵を含めて全く被害なし・・・というか、未だ被害が出るほど大きくなってないだけの事。田んぼの方は、最も遅くに植えた晩稲が何本か倒されていたので補植する。

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2012年07月05日

20120630 jaki's homepageの終焉

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 2012/06/30恙無くjaki's homepageは閉鎖され閲覧出来なくなった。このことに関する反響、存続を望むお声やなんの手も打たない事に対するご批判などを少なからず頂いて、それは一定の手応えとして重く受け止めさせていただいた。しかし現実問題として、今の私には自分のホームページを別の場所に移して公開する作業をするだけの力量が残されていない。もちろんやり方はわかっているが、とにかく時間・体力・精神力その他総合的な力量が足りないのである。かといって、誰かにそれをゆだねる事は良しと出来ない。わがままとは思いながら、どうかご理解いただきたい。また、有料サービスとして提供されて来たディスク・サーバを閉鎖して、利用者に不便を強いる施策をとったアップル・コンピュータに対しては、もはやなんの関心もない。かつてはマック・ユーザである事を誇りに思い、その洗練された企業のありようを心から応援した時期もあったのだが、こうなってしまってはもはや自分がマック・ユーザである事を恥と思うし、出来る事なら絶縁してしまいたいのだが、哀しい事に、これまで蓄積して来た私の数々の書き物などのデータは、全てこのコンピュータで正しく使えるように設定してしまってあるので、誠に不本意ながらアップル・コンピュータを使い続けざるを得ないのである。これは、まったくもって今の私にとって不本意である。不本意きわまりない。これ以上私はアップルのサービスと関わりたくないので、「iCloud」にも移行しないし、「mac.com」のメール・アカウントも停止した。そのくらいが今の私に出来る精一杯の抵抗の意思表示だ。全く情けない事だ。結局のところアップルという会社は、昔はクリエイターを取り込む事が企業として利益に繋がったけれども、いまでは自社が提供するサービスに気前良く金を払ってくれる客を取り込む事が利益に繋がっている。メンテナンスに手間のかかりがちなユーザーを切り捨てて利益を追求する事は、企業にとって当然の戦略であって、たとえかつて会社を支えたのがクリエイターであったとしても、企業戦略が彼らの利益を侵害するかどうかは問題ではない。では侵害された側がその利益を回復させようと手段を講じる事が、果たして利益や幸福に繋がるかと考えてみれば、そのためにかかる時間・費用・精神力に対して、相手側の理論武装の総合力とその規模は計り知れないくらい大きい事くらい誰の目にも明らかであるので、不本意ながら敢えて不戦敗の道を選択する事がベターということになる。アップルとしても、もはや加速度的に開発される様々なサービスに対して、ユーザーがどんどんカネを払ってくれないと、企業として持たないのでしょう。鮪や鰹や鯖みたいに・・・私はそうはなりたくないし、そもそも百姓風情にそんなカネのあろうはずがない。農閑期になったら、また次の手を考えますわ。今は、あきまへん。
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20120702 新畑の観察

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 こちらは新畑の観察。3本ずつ6グループの畝回しで、左から3畝ずつ説明します。まずはナス科の3畝。左からメイクイーン、男爵ジャガイモ、その他ナス科で、ジャガイモ類は収穫期を迎えて葉の色が黄色くなって来ていますので、次の晴れ間に収穫します。ナス科の方は、やはり無肥料、無調整で種から育てようとしているため、成長が著しく遅い。これも自然農法のひとつの結果です。しかしながら、この新畑はfarminhosの皆様が体験するための畑でありますので、私が率先して手入れしてしまったのでは意味がありませんから、ぜひお越しになってご覧になって手入れをしてください。収穫出来るものがあればご自由に、ただし労働の対価と考えてください。


 


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 次の3畝は、左からタカキビ・アマランサス・空畝。ここは「なばな」さんが管理しているので、手入れが行き届いています。


 


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瓜科3畝。冬瓜は芽が出なかったので白ズッキーニ、キュウリ、苦瓜、奥はカボチャ、バターナッツ、ズッキーニ。こちらも明らかに肥料不足で全体に葉の色が黄色いのですが、これも自然農法の結果の一例です。これをどう育てて行くか、みんなで良く観察して考えてみましょう。


 


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 日常野菜の畝です。左から順に同じものを2週間ずつ撒き時をずらして種蒔きし、一部は除草と間引きをしてありますが、これも私が率先してやってしまうとなんにもならないので、敢えて放置しています。このままの状態が続けば、やがて虫に食われ雑草に敗れて全滅するでしょう。


 


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 柵とネットをして蔓が巻きはじめたインゲン類、大豆と小豆、丹波の黒豆です。田んぼの土はマメに突堤心地が良いのか、他の畑と比べても、マメ科の成長が著しい。


 


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 サツマイモ2畝とイチゴの仮植えです。これらは蔓やランナーが横に伸びるので、縦に伸びる雑草が絡むと大変厄介です。ここも早急に除草しないと、あとで大変なことになりますよ。


 


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 番外。試しに植えた里芋が出て来てます。生姜は未だか、あるいは全滅したかも・・・

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20120701 畑の観察

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 赤米も植えて、今シーズンの田植え終了。後日総括する。とにかく今週一杯は農作業しません日曜祝日日曜祝日日曜祝日日曜祝日日曜祝日日曜祝日・・・(xx;..zzz


 

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 エンドウの跡地を除草整地してハーブ園に・・・


 


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 以下、私の方の畑の現況。右から収穫の終わった空豆の枯木、雑草に囲まれて育つ大豆と小豆。


 


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 柵に張られたネットに蔓を伸ばしはじめたインゲン類、タマネギの跡地で活着した紅サツマイモ。


 


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 天ぷらで人気の白サツマイモと、雑草とトウ立ちした古株でようわからんようになってる日常野菜の畝。


 


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 そろそろ収穫期を迎え葉の色が黄色みを帯びて来たジャガイモと、先日観察したナス科の畝。


 


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 収穫期の終わったアブラナ科に囲まれた瓜科の2畝。


 


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 イチゴの跡地で麦を干す・・・レンズ拭けよ写真家のくせに・・・

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20120630 晩稲の田植え

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 昨日、雨のなか半分ほど植えて、バイトのためやむなく中断。今朝から続行である。田植えこそ、百姓仕事の最も楽しい時間であり、本当をいうと、これは独り占めしたいのである。だから手伝いに来てくれている人たちには早く自分で全部段取り出来るように独立してもらいたい。そうすれば、こころおきなく自分のやりたいように出来る。


 


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 さて、一人田植えしているとき今更のように気がついたことがある。私は5葉以上の中苗を育てて手植えするのであるが、定石に従って枠の手前に植えていた。


 


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 しかし、中苗の丈は20cmを超えることがあって、このように枠を手前に返したときに、葉や場合によっては茎が枠に触れて倒され、その都度植えなおしていたのである。


 


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 そこで枠の向こう側に植える事を思いついた。


 


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 もちろん枠を返す前に自分の踏み跡は均しておいて、


 


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 枠を返しても植えた苗が倒されることはない。まれに、枠の真ん中の支柱に葉が引っ付いて苗が抜かれることがあるが、手間は遥かに少なくなった。・・・しかしこの話、枠で田植えした事のある人にしかわからんよね ?? やってみ、面白いから・・・なんとか6月中に田植え完了。やれやれ・・・風雨に翻弄された。

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2012年07月04日

20120629 豆干しと苗とり

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 長雨の予報が良い方に外れて晴れ続きである。休む事ならあとでも出来る。後片付けとかちゃんとした事は全部終わってからでええ。とにかく持てる限りのものを持ってなりふりかまわず光あるうちに光の中を進め。荷造りなんてしてる時間はない。マメを天日に干しておいてひたすら苗とり。

 

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20120627 縣取りと豆の収穫

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 畦豆の植え残しを補植し、縣取りの終わった晩稲用田んぼの区画の畦塗りをする。しかし連日の体力の限界を超えた農作業で、私のひ弱な腰はとっくに割れてしまっており、鍬を使っての畦塗りの動作など出来ないので、畦に四つん這いになって手で塗ったのでした。しかしちょっと低かったかなあ・・・などと案じている時間もなく、その部分にも先に畦豆を植える。入水。


 


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 ソラマメが黒く熟しているので乾かして来シーズンの種蒔きと味噌作り用に収穫。


 


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 なかには乾いてもなお見事なお多福顔・・・わたしには桃尻に見えるんやが・・・この黒いところにぐいっと・・・あああ・・・


 


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 失礼。エンドウもほぼ乾いて来たのでこれも収穫して撤去、柵も撤去。


 


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 これらはやがてカレーの具になるのです (^^) ネギの種も収穫・・・


 


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20120627 夏野菜の観察ナス科

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 畑の観察ナス科トマト、まだまだ赤子のようなものだが支柱を立てておく。その隣はジャガイモ。


 


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 ハラペーニョの発芽


 


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 コンゴのピリピリは、去年より少し良いが、やはり日本の梅雨には苦しんでおられるご様子である。


 


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 ブータンの唐辛子も成長が遅い。


 


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 韓国のキムチ用唐辛子も・・・


 


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 今回、初めてナスを種から育てる事に成功したが・・・このペースやと秋ナスやな・・・

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20120626 麦畑で捕まえて `へ'っ

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 いちいち写真を撮ってる間がなくて申し訳ないが、実は6/24の日曜日に応援多数あって、麦刈り・麦干し・畦豆の植え付けなどを済ませたのでした。そこで麦の跡地を大急ぎで鋤いて均して水を入れて縣取り・・・


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20120623 Ortiz Consort

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 Ortiz Consort avec la Danse Baroque・・・「ムジークフェスタ奈良」への出演であった。会場は「奈良県新公会堂能楽ホール」なんていう場違いな・・・失礼・・・場違いは私なんやが、要するに総檜作りの本格的能舞台であって、シルクロードの東の果てに亀茲楽が流れ着いてそれが雅楽を生み能楽に発展した本拠地が奈良なのであるから、その場に本格的能楽堂の一つもなければ日本の恥とでも思ったか、便所まで純和式に調えられた滑稽なまでに堅ッ苦しいハコモノで、幸い仕事があるもんだから鬼の首でも引き回しとんかおんどれはちゅうような天狗になったカンケイシャが居丈高に出演者を上から目線・・・おいおいお前ら勘違いすんなよ主役はオレ・・・すいません私たちよっちゅうに、なんかめっちゃ不愉快やから太鼓どんどん叩いて帰って来たったわい。西宮の北の果てに置き忘れられたムラ社会の土地成金が共同出資して建てたなんちゃらホールとよう似てるわ。なんでコイツらハンコで押したみたいにおんなし人間性に出来上がるワケ ??


 http://www.naraken.com/musik

 http://www.shinkokaido.jp/

 http://www.ladansebaroque.com/


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 でもね、我々の演奏の内容は素晴らしかったと思うよ。おそらくほぼ同じ時代に西の果てのイベリア半島で奏でられ踊られていたであろう音楽と舞踏を、かなり忠実に、しかも生き生きと表現した訳やから。しかも全て生音で、耳を澄ませな聞こえへんくらいの原音での演奏だったわけで、自分たちのスタイルにこだわった我々の存在意義は大きかった。それも、別に奇をてらった訳ではなく、自分たちがいつもやってる通りにそのままやった訳だから・・・


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 しかも、アフターにこんなお遊びもあって・・・カンケイシャに見つかるまでは平和やったのに・・・


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 http://www.irishflute.info

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20120621 夏至

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 流石もと田んぼである。台風4号と、それに続いた5号から変わった低気圧の梅雨前線による大雨で、新畑は水浸しである。排水を良くしても、こればかりは太刀打ち出来ぬ。


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20120619 台風4号襲来

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 台風4号が直進して来ている・・・と思ったら、進路は大きく南にずれて、紀伊半島をかすめていったようである。風雨は一時勢いを増したものの、やがて収まってしとしと雨となった。昨日一日田植え後の休息を取ったので、今日は忙しさにかまけて放置して来た保存食品の点検をする。まずは、遅れていた味噌の最終の切り返しである。暑さのためか、丹波の黒豆溝が噴火している。これを機に、床下貯蔵庫を清掃し、保存瓶を全て取り出して中身を点検し、切り返しの必要な味噌は全て切り返し、消費して嵩の減ったものは小さな容器に移し替え、醗酵の進んでいない醤油はよくかき混ぜ、梅シロップの漬け梅を取り出すなどした。塩気の多い食品を貯蔵している瓶は、このようにひびが入りかけている。


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20120707-08 cafeminhos

 梅雨という季節は、日本に独特の景観と風土をもたらしてくれる「五番目の季節」ではないかと思います。湿気て蒸し暑くて鬱陶しいのは事実ですが、この季節ならではの潤いに包まれた安心感は、激しく消耗する夏にない穏やかさが感じられます。特に霧に包まれた山を歩くと、水に満たされた木々の小枝や葉の吐息や、白く回り込んだ淡い光に包まれて、遠くまで見通せないからこそ想像力のかき立てられる、不思議な風景に多く出会うものです。里山も田畑もまたしかり、この季節ならではの空気を感じに、是非雨具をご準備のうえ、山へお越し下さい。大谷茶屋は、六甲山の芦屋ロックガーデン登山口にある「高座の滝」が目印です。

 

http://www.mapion.co.jp/m/34.7424313888889_135.291656388889_8/ 


 営業日: 土・日・祝 (ただし雨天の場合閉店の可能性あり)

 営業時間: 10:00-16:00 (現在8:00よりモーニング営業実施中)


 滝に向かって左手の建物はビールやお飲物などの売店、右手の洞窟のような空間では伝統の「おでん」を販売しております。そのほかにも、日替わりメニューがいろいろありますので、登山前の気合いチャージに、下山後のリラックスにご活用ください。


定番メニュー (10:00-16:00)

 おでん \100

 ブレンドコーヒー (上り/下り) \350

 ハーブティー (上り/下り) \400

 ワイン (赤/白) \500/ glass, \2,500/ bottle

  申訳ございませんがスパークリング・ワインはボトル販売のみとさせていただきます。

 ウィスキー (バーボン/アイリッシュ) \500/ glass

 焼酎 \500/ glass


7/07-08の日替りメニュー

モーニング (8:00-11:00)

 モーニング・セット \400

 カフェ・ラテ・セット \450

ランチ (11:00-15:00)

 わりとフツーのチキンカレー \500

 さまよえる子羊のウズベク・シチュー \500

 黒インゲンと腸詰豚肉のフェイジョアーダ \500

  インディカ・ライスと手作りパンが選べます。

カフェ (10:00-16:00)

 caffè espresso \200

 caffè macchiato \200

 caffè latte \400

 affogato al caffè \400

 シルクロードの香茶各種 \350

 旬 !! fフレッシュ・ミント・ティー \350

軽食 (10:00-16:00)

 ホットドッグ \350

 ピザトースト \400

 オイル・サーディン \500

 ボイル・ソーセージ \400

炭火焼メニュー (10:00-16:00)

 手羽先塩焼き \200

 砂ずり塩焼き \150

 えのきホイル焼き \300

 羊肉串焼 \500

その他アテ各種 \150より

 

BGM: 夏を先取り !! Latin Jazz, Jazz Samba, Jazz Funk, Acid Jazzの名曲を集めて・・・

posted by jakiswede at 21:06| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする