
2012/06/30恙無くjaki's homepageは閉鎖され閲覧出来なくなった。このことに関する反響、存続を望むお声やなんの手も打たない事に対するご批判などを少なからず頂いて、それは一定の手応えとして重く受け止めさせていただいた。しかし現実問題として、今の私には自分のホームページを別の場所に移して公開する作業をするだけの力量が残されていない。もちろんやり方はわかっているが、とにかく時間・体力・精神力その他総合的な力量が足りないのである。かといって、誰かにそれをゆだねる事は良しと出来ない。わがままとは思いながら、どうかご理解いただきたい。また、有料サービスとして提供されて来たディスク・サーバを閉鎖して、利用者に不便を強いる施策をとったアップル・コンピュータに対しては、もはやなんの関心もない。かつてはマック・ユーザである事を誇りに思い、その洗練された企業のありようを心から応援した時期もあったのだが、こうなってしまってはもはや自分がマック・ユーザである事を恥と思うし、出来る事なら絶縁してしまいたいのだが、哀しい事に、これまで蓄積して来た私の数々の書き物などのデータは、全てこのコンピュータで正しく使えるように設定してしまってあるので、誠に不本意ながらアップル・コンピュータを使い続けざるを得ないのである。これは、まったくもって今の私にとって不本意である。不本意きわまりない。これ以上私はアップルのサービスと関わりたくないので、「iCloud」にも移行しないし、「mac.com」のメール・アカウントも停止した。そのくらいが今の私に出来る精一杯の抵抗の意思表示だ。全く情けない事だ。結局のところアップルという会社は、昔はクリエイターを取り込む事が企業として利益に繋がったけれども、いまでは自社が提供するサービスに気前良く金を払ってくれる客を取り込む事が利益に繋がっている。メンテナンスに手間のかかりがちなユーザーを切り捨てて利益を追求する事は、企業にとって当然の戦略であって、たとえかつて会社を支えたのがクリエイターであったとしても、企業戦略が彼らの利益を侵害するかどうかは問題ではない。では侵害された側がその利益を回復させようと手段を講じる事が、果たして利益や幸福に繋がるかと考えてみれば、そのためにかかる時間・費用・精神力に対して、相手側の理論武装の総合力とその規模は計り知れないくらい大きい事くらい誰の目にも明らかであるので、不本意ながら敢えて不戦敗の道を選択する事がベターということになる。アップルとしても、もはや加速度的に開発される様々なサービスに対して、ユーザーがどんどんカネを払ってくれないと、企業として持たないのでしょう。鮪や鰹や鯖みたいに・・・私はそうはなりたくないし、そもそも百姓風情にそんなカネのあろうはずがない。農閑期になったら、また次の手を考えますわ。今は、あきまへん。