2014年07月20日

20140719 不耕起の田の除草

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 畑の手入れもそこそこに、田んぼの除草に取りかかる。はっきり言って農作業の中で何が辛いといって、田んぼの除草ほど辛い事はない。しかし、どうしても避けては通れぬ。私は、今回は次のように考えた。足許を上から見る。左の靴のあるところに稲が植わっている。画面では、ほぼ30cm間隔に、2x3=6株の稲が植わっているのだが、特に稗が稲を凌いでしまっていて、見分けがつきにくい。稗の下の細かいのは、今までの経験上、抑えつければなんとかなる事が解っている。しかし、稗は稲を圧倒し、根に絡みついて、稲の分蘖を阻害する。安易に抜けば、ぽっかりと穴が空いて、その下の草の種に発芽のチャンスを与える。田んぼには水が入っているので、これから芽吹くのは、夏に蔓延り稲と強く競合する水生雑草である。これらは、ちょうど稲が出穂する頃から勢いを増して、稲の登熟を阻害する。開花後は田んぼには入れないので、これらの草が稲を凌駕していくのを、指をくわえて見ていなければならなくなる。春の生存競争の勝者となった稗が周囲の雑草を抑えている事は事実だ。従って、基本的にはこれを抜かず、刈る事にする。しかし稗は、葉を残して刈ると、数日後には蘖が10cm近くに延び、より逞しくなるので、根本ぎりぎりを刈る。


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 こうなるようにイメージして作業する。注意すべきは、間違って稲を刈ってしまわない事である。しかし、一本一本を稲であるかどうかを確認しながら広い田んぼの全てを刈る事は現実的でないので、努めて上から見下ろして、稲の植わっている位置を頭に叩き込んでから、稲と稲の間を刈るのである。


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 言うのは簡単だが、実際には非常に難しい。写真にすれば、このように稲と稗は難なく区別がつく。あ、ちょっとイモチが出ているな。刈っている最中はこの目線で作業している・・・つまり、株間に座り込んで、左手で稗の根本を掴み、右手の鎌で刈るのである。代掻きされた田んぼのように、屈みこんで右手のみで草を抜いていくようなわけには行かない。従って、ただでさえ時間のかかる田んぼの除草は、不耕起の田んぼでは更に時間がかかる。ということは、田んぼ全体を除草し終えるのに日数がかかるので、終った頃には始めたところは既に草ぼうぼうになっていることだろう。それから、今は未だ苗の丈が低いので問題ないが、伸びてくると株間に屈みこむ事が困難になる。それを考えると株間は40cmはとっておいた方が良かったのかもしれない。いくら私が痩せていても、30cmの株間に体を沈める事は出来ない。二巡目の除草の課題である。


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 などと考え事をしていると、誤って稲を刈ってしまったり、指を刈ってしまったりする。


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 このようなケースが最も難しい。稗が稲にまとわりついている。このままでは稲が絞め殺されてしまうので、この稗は抜くのであるが、不用意に抜くと、根が絡まっているので稲も抜けてしまう。徐々に両者を引き離すようにしながら根を露出させ、ほぐして稗の方を抜くのである。時間がかかる。


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 このようにして除草していくと、だいたい稲の姿が見えてきた。これは譲り受けた「ハッピー・ヒル」である。生育そのものは非常に良い。


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posted by jakiswede at 00:44| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2014 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする