
小麦の収穫適期は、実を爪で押してみて跡がつく程度に熟してから数日後とされている。本音としてはもう一週間ほど待ちたい気持だが、既に小鳥による食害がひどく、干す日数を考えると、状態を気にする前に食い尽くされかねないので、本日麦刈りを決行する。

背の高い個体は、穂からも葉からも緑色が抜けて刈り旬を示しているが、その下から穂も葉も青い個体が伸びてきている。今シーズンの小麦栽培は、昨年11月中旬に種蒔きをしたものの、通常なら年内に一度麦踏み出来るはずのものが、年を越えても発芽を見ず、早春からようやく見えはじめたのであった。

畑土で栽培したものは、このようにある程度健全に育ったものの、田んぼで稲の裏作で作っているものは、その後の生育も悪く、全体として生育の度合いが分散する傾向にあった。青いものはその現れと思われる。生育が悪かった原因としては、年明けと春先に続いた長雨による湿害が最も大きく、これは田土で栽培したものに顕著にでた。播き時や収穫の見極めは、これで正しかったと思う。

例年の1/8の成績である。小麦は稲と違って結果の予測が大きくブレる。

大麦に至っては、たったこれだけであり、ほぼ全滅。

脇田の「ユキチカラ」も時期尚早であるが、かなり食害されてきたので収穫してしまう。

畑土のものと田土のものでは草丈からこれほど違う。右は「ユキチカラ」・・・青いものも多く混じる。

すぐ雨が来るので、取り外しが容易になるように棒を吊るしたブルー・シートで覆う。東畑本田の「ミナミノカオリ」は、ほぼ食い尽くされたので収穫を断念・・・まったく納得出来ない成績となった。

posted by jakiswede at 23:44|
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農作業食品加工日誌2015
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