2015年07月31日

20150729 Grupo Folklorico

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Grupo Folklorico y Experimental Nuevayorquino: Concepts in Unity (CD, Sony Discos/ Salsoul Records, BMK-83904, 2000, USA/  2xLP, Salsoul Records, SAL 2-400, 1976, USA)

Cuba Linda
Choco's Guajira
Anabacoa
Adelaida
Luz Delia
Carmen La Ronca
Canto Asoyin
Canto Ebioso
A Papa Y Mama
Iya Modupue

https://www.youtube.com/watch?v=t9ChBWySI0c

 1976年に発売されたGrupo Folklorico y Experimental Nuevayorquinoの1st.アルバムである。これをキューバ音楽のくくりで紹介して良いかどうか微妙なところだが、キューバもプエルト・リコモ同じ湾の中にあるのだしまあいいでしょ。発売当初は2枚組LPであったがCD化された際に若干曲順が入れ替わっている。翌年に2nd.アルバム"Lo Dice Todo"が出ているが、両方ともお奨めする。この作品に初めて出会ったのは、まだバンド活動をはじめて間もない頃、たぶん大学生の頃に、それから永いつき合いとなるベーシストの家で聴かせてもらったときである。何も言うまい。上のリンクをクリックして音を聴かれよ。3対のコンガの合奏が終って厳かに刻まれるルンバ・クラーベと、それに追ってかぶさってくるベースとトランペットの深い響き・・・打ちのめされた。この時期、沢山の種類の膨大なレコードを彼の家で聴かせてもらったので、ひとつひとつ記録していなかったのだが、上のジャケット写真は覚えていて、近年になってから、何かの拍子で見つけて購入したものである。
 Cuba Lindaという、このユニークで印象的で美しい曲 (曲名も「美しいキューバ」という意味) は、Virgiolio Marti (1919-1995) の作である。彼はそんなに多くの作品を残していないが、1985年に封切りされた"Crossover Dreams"という映画のサウンド・トラックに "Todos Vuelven" という、これまた実に個性的で感性のふっ飛ぶ名曲が残されていて、この2曲で彼の才能は十二分に発揮されたといって良い。より一層の感動を求めてSaldando a Los Rumberosなどを漁りに行ったりもしたが、意外にフツーの曲しか演ってなくてがっかりしたものだった。むしろ彼ないしその周辺の音空間をより一層色濃く表しているのは、Patato y Toticoなどのキューバのストリート系の1960年代のルンバの録音にある。
 「ルンバ」(Rumba, Rhumba) は、今ではラテン音楽のスタイルの名前と認識されているが、元来はキューバのサンテリアや祝祭の場などにおいて、歌と太鼓と踊りで構成された音楽の演奏のされ方や楽しみ方の事を指す。そのルーツはナイジェリアのヨルバ系の祝祭儀礼音楽「カンドンブレ」に発し、オリーシャの神々を祭るところはブラジル北東部に伝わる同様の音楽と共通する。キューバでは、その音楽のリズム感やうねりが、アフリカの6/8拍子のフィーリングから16ビートに変形していくにあたり、3拍子を4拍子の中に内包した独特の感覚を持つルンバ・クラーベのリズムを生みだしたので、これを「ルンバ」と呼ぶようになった。そこから派生して、アメリカでジャズ的にヒットした特定の音楽の名前や、ラテン音楽一般の軽いリズムを指して同じ用語が使われることになり、現在ではその定義は混乱している。
 そんなことより私は別にキューバ音楽の専門家でも何でもないのだが、これで人生を棒に振ったほどの音楽好きであるので、数多ラテン音楽を聴いたけれども、キューバであるかプエルト・リコであるか、ソンであるかサルサであるかなんとことはどーでもよくて、とにかくこの演奏は素晴らしい。グループ名が示す通り、これはニューヨーク在住のプエルト・リコ人と亡命キューバ人 (たぶん) の混成グループで、かなり人数は多い。演奏はルンバやソンだけでなく、ワワンコやサルサも入っているけれども、それらがこのVirgilio Martiのトップ・チューンの呪縛によって、見事なまでに統一されたイメージの中で聞こえてしまうところが実に素晴らしく、それこそタイトルの通り、Concepts in Unityなのであろう。ちなみに2nd.の1曲目はリズムの骨格が打ち込みであって1977年当時としては斬新な試みであったのかも知れないけれども、いまとなっては全く興を殺ぐ出来になってしまった。しかも悪いことにそのイメージが以降の曲を呪縛してしまって、アルバム全体としての印象はよろしくない。しかし1曲目だけを外して聴けば、この1st.にない様々なバリエイションが展開されていて、非常に味わい深い内容である。

posted by jakiswede at 00:13| Comment(0) | 変態的音楽遍歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

20150725 くさかんむり

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 梅雨明け三日の晴が最高と言われているので、田植えの前に取り急ぎ収穫して穀物庫にブチ込んでおいた麦や豆を干しておく。

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 いつ見ても凄い。三反田を鎌で草刈りする隣の田んぼのおばあちゃん。

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 集落ないに数軒残る茅葺の家の屋根の葺き替えが間もなく完成。

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 ・・・という景色でも眺めつつ田んぼの除草進行中。

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20150725 Congo

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 昨日、コンゴ人の知人経由で嬉しい贈物が届いた。コンゴを紹介するカラーの写真集と、コンゴ独立55周年を記念する砂絵の瓶である。送り主は、2010年の旅行の際、コンゴでお世話になった女友達である。
 話は5年前に遡る。コンゴ内陸の旅を終えてキンシャサから帰途につこうとしていた私は、奥地で手に入れた楽器などをDHLで日本に発送しようとしていた。荷物はかなりの嵩と重さがあったので、全部入れられる大きくて頑丈な段ボール箱が必要だった。中央市場 (グラン・マルシェ) へ行けばあるだろうとタカをくくって大外れ、とりあえずDHLの事務所へ行って発送手続と見積もりについて詳しく訊いた後、さてどうしようと途方に暮れていたところで、大通りの脇の小さな書店が目に入った。涼みがてらガム・テープでも売ってればと思って訊ねて入ったところに、この美しい本が平積みされていた。おずおずとそこの店員に、実は今困っているのだ、と段ボールの事を話してみると、「ちょっと待って」といって裏へ消えた。しばらく待つと、実にぴったりの分厚い段ボールの箱を抱えて戻ってきた。あまりの厚意に感謝の気持を表現しようとしていると、「ええから早よ行け、全部解決したらビールでもおごれ」・・・こういうところがコンゴ人の愛すべきところである。お礼の言葉もそこそこに店を出て、苦労してホテルまで戻り、荷物を全部詰め終ったらぴったり入った。
 しかし一難去ってまた一難、なんとか荷物をDHLに持込んだところ、中身が楽器である事から、文化的な物品を国外へ持ちだす場合には政府の許可が・・・というややこしい話になり、お先まっくらになってとぼとぼとそこを出たのである。これが帰途につく数日前、彼女とは以前から連絡を取り合っていたが、私の奥地への旅と彼女の出張があって行き違いになり、その日にDHLの前で会う約束にしてあった。この件を彼女に相談してみた。「ちょっと待って」と彼女はケータイを取りだした。結局、彼女の彼氏が政府関係に勤めていて、その手の書類はすぐ手に入り、手続も即座に終って、私は無事に帰途につき、荷物は別便で無事日本に届いたのである。
 アフリカを旅行された方はご存知だろうが、とにかく様々なトラブルが起ってその解決に時間がかかるのである。銀行へ行って外貨を両替するだけでも半日は覚悟しなければならない。そんなこんなで何事も膠着して進まないのであるが、非常に稀に、極めて聡明でてきぱきと物事を解決出来る人物がいる。私は一度ならず二度までも、キンシャサからの帰途の旅立ちの間際に、そんな現地人に救われている。
 彼女も全くそういうタイプの人物である。その後も彼女とのコンタクトは続き、日本からコンゴへ遊びに行く人たちを迎えてもらったり、日本の浴衣を送ってあげたら、お礼にコンゴのシャツを縫って送ってくれたりもした。最近ではFacebookでやり取りする事が増えたが、あるとき私たちの出会いの頃の思い出話をしていたら、その書店の事を思い出した。「大通りの脇のDHLへ来る斜めの角に小さな書店があっただろ」てな話からキンシャサ・ローカルな話題になり、「あそこに奇麗な写真集が積んであったんだよな」「ああ、知ってる」てあたりから意気投合して、なんと、その本を通りの古本屋で見つけてくれたのである。おりしも、私の知人の兄弟がたまたまキンシャサへ行くという事だったので、もし可能なら、ということでその本を買ってその人経由で持って帰ってもらおうということで、いま私の手許にある。なんという、日本とコンゴで、金を立て替えて古本屋の本を買ってきてもらうなんて、なんと信じられないことが現実になったものよ。おりしも6月30日はコンゴの独立記念日、それを祝う為の様々なものが作られているらしく、これは瓶の中に色の異なる砂を入れていって絵や文字を浮かび上がらせるという、世界でただひとつのユニークなお土産、というか友情の証となりました。幸せな一日。

http://jakiswede.seesaa.net/article/182724964.html
http://jakiswede.com/1congo/11bakoko/116miranda/116miranda.html

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posted by jakiswede at 00:10| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする