2015年10月04日

20151003 小麦の掃除

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 農繁期と梅雨以降の湿気で手を付けられなかった懸案を順次片づけていく。今日は小麦の最終的な掃除、梅雨前に刈り取って脱穀したものの、殻や藁と混在したまま、とり合えず袋に入れて貯米庫にブチ込んであったものを出してきて、秋の晴れ続きと乾燥により、ここ数日暇を見ては干し直してきたのだが、今日休みを得て丁寧にごみ取りをする。これを順次粉に挽いてパン作り、一部は稲刈後に田んぼに蒔く。
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20151002 バクダン低気圧

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 バクダン低気圧の通過で突風と大雨により、流石に根の強い「豊里」も傾いた。右奥の赤米「神丹穂」も穂首を垂れている。

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 丈の高い「タイの香り米」も傾いているが、倒れ込んではいない。

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 「サリー・クイーン」は倒れ込んだ。一日中かかって全ての稲を起し、根元を土寄せした。昨夜の突風は凄まじく、家が揺れるほどであった。並の台風どころではない。稲が倒れ込んだのは、もちろん風の強さのためだが、株間の除草を手抜きして平鍬でえぐったことも遠因になったと思う。これにより株間の土が削られて支える力が弱まった・・・ううむ・・・どう除草するのが良いのかな・・・この冬の検討課題だ。
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20150930 青大豆枝豆

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 青大豆の枝豆、出荷開始。

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 中庭のドクダミ、収穫して干してあったものをほぐして茶として出荷。端境期なので貯蔵品や間引き菜も交ぜながら量を確保する。

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20150929 田畑の観察

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 南風に弄ばれながらも満開の菊芋

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 登熟期に入った東畑脇田の「豊里」

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 丈が高い「タイの香り米」、「豊里」より登熟が早い。

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 東畑本田の「サリー・クイーン」

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 新畑脇田の「豊里」、日陰になっている右手の方が、葉色も濃く草丈が高い。しかし登熟の度合いは少し遅い。右奥に赤米の「神丹穂」が見える。
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20150928 バジル・ペースト

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 田畑の手入れがようやく追いついて、気がついたらバジルの下葉が既に黄色く変わりはじめている。花芽は出るたびに摘んで香りが飛ぶのを抑えてきたのだが、なかなか収穫する時間がなかったのだ。来年は減反しよう。このままでは、いくら作っても作るだけで楽しみがない。ざっくり摘んで、とりあえずこれだけペーストにした。

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 端境期に貴重な葉物野菜「空心菜」の炒め物。そろそろ夏の料理にも飽きてきた。

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20150926 思いの循環

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 赤米「神丹穂」が見ごろを迎えたので、仲の良いバイト先の店長に観賞用として一束差し上げた。店長は、私が水飲み百姓として苦しんでいた頃、バイトを捜して面接を申し込んでも片っ端゜から落ちていたのを見かねて拾ってくれた命の恩人である。しかも、なんと彼は私が某食品メーカーの営業をしていた頃の担当バイヤーであった。おもわぬところで再会した悦びの余り履歴書の確認も何もせず、その場で即採用となって、はや4年が過ぎた。その恩人が、この10月で異動になる。店内の什器を木工で美しく仕上げて設置し、本社仕様とは互換性が合わないのを無視して従業員が使いやすいように道具を改良し、本社の指示に反して店内に流すBGMも季節や天気に応じて心地よいものに変え、従業員の不始末不手際はすべて自らの責任と笑顔で真摯に対処し、決して怒らず、本社からの不当な要求には身を挺して抵抗してくれた、頼りになる支配人であった。しかし、本社の管理体制の強化の一環で、管理職の総入れ替えが進められるなか、ついに当店にもそのお鉢が回ってきたのである。折しも安倍独裁政権の諸悪法が次々に成立し、労働者派遣法の改悪に応じるかのように、全社のアルバイト従業員は三年後を目処に当社契約の人材派遣会社に移籍されることとなり、必要な時に必要な人員のみを配置するという合理化の方針が打ち出された矢先であった。こういうことは対応が早い。派遣会社への登録の可否は当社の勤務評定が反映されるということだから、法外な作業量を課せられ、到底完了出来ない実態を、正直に申告している私の勤務評定は最悪で、私の移籍は絶望的だ。複雑な思いで作業を続ける私を尻目に、転勤による残務整理や新任店長への引き継ぎで忙しい筈の店長は、荷揚げ場で何やら箱を磨いていた。カホンという楽器である。彼はギターの名人であって、趣味でカホンも作る。しかしオーディオ・マニアの悪いクセで、内装装置に凝りすぎて肝心の「鳴り」が良くないのである。カホンは、もっと軽快であるべきなのだ。「こんなときに何やってまんねん店長 !! 」と呆れて声をかけた私に、いつもの笑顔でふりむいただけだったのだが、なんと先日、赤米の穂を差し上げたすぐあとで、「ほいよ」と言って磨き上げられたこのカホンを下さったのだ。私がもっと薄く作らないと鳴らないよと助言してきたので、異動が決まってから、最後の試みに作りはじめたということだった。店長という長時間の激務の最中、しかも異動というゴタゴタの合間を縫って、やっと塗装が乾いたばかりのカホンは、しかし打面の接合に問題があって、これまた良く鳴らないのだ。しかし、だからこそ、これを改良して良い音を引き出す事が、私の店長に対する報恩だと思う。人は生きて思いを受け、思いを行き渡らせて仕事を進める。それが効率であると、私は思う。データによる切り貼りだけでビジネスが回るものではない。確かに、時給だけ取って働かない人もなかにはいるが、ごく少数の彼等だけのために、多くの生きる力を排除することは、むしろ企業として損失になると思うのだが、まあブラック企業にこんなことを諭しても聞く耳は持ち合わせんだろう。馬耳東風というやつだ。日本という国も、巨大なブラック企業と化していくのではないか ??
posted by jakiswede at 00:01| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする