ほうぼうで「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」「干し柿が黴びた」とわめきちらしていると、「うちの晩生の渋柿で良かったら・・・」
「いやいや、そないな滅相もない・・・」
「この秋は暖かかったもんで、こういう年はお互い気ぃつけなあきまへんなあということを・・・」
「おやまあこんな立派な柿・・・りんごほどもありますやん」
「いやそんなご好意、お言葉だけ有難く・・・」
「そうですかあ・・・??」
「それにしてもこんな立派な渋柿、千金を・・・いや、百均を積んででも・・・」
「え ?? なに ?? 1個50円 ?? そんな、罰当たりますわうちかて商売人の家系ですよってに・・・」
「そうですかあ・・・??、ほなお言葉に甘えて・・・」
ちゅうわけで、なんとこんなぎりぎりの時期に巨大な渋柿を50個もワケていただきまして、それやったら二度と同じ轍を踏むわけには参らんとて、百金との差額を投じてそらもうショウジョウバエの入る隙間もないくらい緻密な干し柿専用の網箱をパンバンバンと作ってしもて、がぁぁぁんと干したったわいコラショウジョウバエ、入れるもんやったら入ってみいこのあほんだら。
折角作るんやから柿と柿がひっつかんように横釣り出来るような構造とし、垂れ下がり防止用の縦糸を通して補強とし、縦枠が張力で歪むのを支えるスタビライザーも入れて、上から釣れるようにフックもつけたんやが、フルに柿かけたらとても重さに耐えられないことがわかったんで、まあ転倒防止程度の役割として、手前の網はこれもフックで着脱可能にして手入れをしやすくした。柿自体は、私はタコ糸で干すのが良いのだが、横釣りするとなるととても持ち切れず、やむなくポリロープにした。しかしこれなら横に棒を通して、そこへ1個ずつ吊るした方が合理的であることが作業中に解ったので、こいつら干し終ったら早速改造したろ。