「黒い水」の川を遡り、ジャングルを徒歩で山越えして、InongoからIbokoまで歩いたことを思い出す。川の村や森の村を泊まり歩いて三日がかりで到着した。手作りの丸木舟に放り込まれて川を漕ぎ出し、山越えの際には武装グループと行動を共にし、最後は大名行列のような賑わいで街に繰り出した。良い思い出である。しかし、明るいのは彼らの特性で、笑いながら語る生活の現実は過酷理不尽極まりないものだった。嗚呼、コンゴ・・・汝に平安を・・・
2017年03月23日
20170323 Pearl Modern Jazz
やってもた !! 断捨離や金欠や言うときながらドラムセット買うてもた・・・とあるリサイクルショップ物色に行ったら倉庫の陰から熱い視線が浴びせかけられてな、なんやと思うて見に行ったらこいつがおったんや。
店主と交渉してなんとか三千円で手打ってもろて、持って帰ってきてちょっと拭いて組んでみた。これね、1960年代か70年代のパールの「Modern Jazz」というモデル。ジャズに特化した設計で、これのワンランク下の普及セットが、われらが高槻中学軽音楽部にあってな、それこそまさに私の初ドラム体験やったわけや。
せやし独特のタムホルダーの調整の仕方も熟知しとる。売り手はさっぱりわからんと適当に突っ込んであったけどな、これちゃんと使えるんや。だいぶ汚れてるし錆びてるが、バラして磨いたら綺麗になるやろ。ああまたやってもた・・・俺はなんちゅう意志の弱い人間なんや・・・(;_;)
2017年03月18日
20170318 便サンいろいろ
便所サンダル・・・略して「便サン」、子供の頃から見慣れているが、実は今やおしゃれなカラー・サンダルに駆逐されて絶滅危惧種。インターネットで買うか、古い町の履物屋の棚の下を漁るしかない。ちょっと前まで数百円だったものが、ネットで千五百円くらいする。こだわりのファンもいて、遂に最後のサンダルが崩壊してから不自由していたのを、やっと見つけたのが一年近く前のこと。見つかるときは見つかるもんで、同時に立て続けに安売り服飾店で数百円ものも購入。いっそのことと思って履き比べることにした。右端のが高い日本製、他のは安い中国製である。満遍なく履いていたのだが、なんと、最初に崩壊したのは日本製。しかも一年未満て、あまりにも短命すぎる。コアなファン付きの千五百円のくせに・・・
2017年03月17日
20170317 鍋でパン焼き
冬のパン作りを助けてくれる酵母は干し柿である。糀をつけたので、これから梅雨時くらいまでは糀菌を酵母にする。
これもだいたい一定の結果が出るようになってきたので新しい試み。オーブンを使わず、鍋でパンを焼く。
まあ、それが当たり前なんだけど、ちょっと底が焦げたのと、機密性が高いためか全体に汗をかいたようになったのを除けば、まあまあの出来だったんで、いかなごのくぎ煮その他とともに、奥出雲の師匠にお送り申し上げた。日本の天然酵母パンの草分けに向かって自分のパンを送りつける。パンという食い物をネタにした仁義なき喧嘩である。
20170317 米糀最終
糀作りの方も一段落。
だいたい一定の結果を出せるようになったんで、次のステップとして新しい試みを実験中。
今までは破生するまで木綿の袋に入れていたのだが、糀屋で売っている見事に花の咲いた生糀を目指して、今回は手入れ後半に、糀葢にクッキング・シートを広げ、それを糀に触れないようにピンと張った濡れ布巾で覆うということをやってみる。
2017年03月16日
20170316 キムチ薬念醤
今シーズンのキムチ本漬けも一段落したんで、来シーズン用の薬念醤を仕込んでおく。決まったレシピはない。今年はゴージャスに干帆立貝柱と干椎茸を加えてみた。材料を揃えてみる。タッパーに入ってるのは塩漬けして一ヶ月経った片口鰯。
まずは固形の乾物からミルで粉砕し、ちょっと水分のあるものはミキサーで荒く砕いてバットに広げておく。
この時に全体の重さを測っておいて、塩漬けイワシに使った塩と合わせて大体15%以上の塩分濃度になるように塩加減する。
イワシをミキサーでペーストにしてバットに開ける。
あまり美しいものではないが、これを丹念に混ぜ込んで行って、最後に粉トウガラシで全体をまぶす感じ、最終的にはボロボロのそぼろ状態にまでまんべんなく行き渡らせてから、ビニル袋に入れて袋ごとコネ混ぜる。
韓国のお母さんは「指から味が出る」と言って、全てを素手でしはるんやが、私の指からは良い味など出そうにないので、ビニル袋に入れるのである。
最後に板状に押し付けて、空気をよく抜いて密閉して一年冷蔵庫で寝かす。それを来シーズンの本漬けに使うのである。
2017年03月09日
20170309 イカナゴ漁解禁むむ
体長5cm弱。すでに大きい。例年よりエグ味も強い気がする。流行し過ぎて供給が足りず、解禁日を遅らせて嵩上げを図りたい思惑は理解できる。しかし\3,500/ kgじゃなんぼなんでも高過ぎて大半が廃棄されるだろう。私の希望としては体長2cmくらいの淡い春の味覚をあっさりと焚きあげたいのだが、もう十数年、そんないかなごにお目にかかっていない。播磨灘まで行かないと買えないようにすれば正常化するんじゃないのか。
ほんのちょっとならレモン汁かけて刺身もいけるし、イカナゴのかき揚げもまた旨いねんな。
今日は久しぶりにお休みになったので、ちょっと贅沢して釘煮の残り汁で鶏肉の浸け焼きしてみた。