怒涛の初秋・・・例によって身辺にトラブル続出し、対応に追われ満身創痍・・・しかし、誠意を尽くし理解を求め、身をもって努力する姿を示してさえいれば、やがて状況は改善に向かう。生活の根拠であるこの農地・借家の件も、稲刈りの途中で体調を崩された地主様を誠心誠意お助け申し上げ、雨の直前に一年の稔りを濡らすことなく収納できたことで、ようやく相互理解の糸口をつかんだ。日夜の労働はまことにきついけれども、彼らの配慮があってこそ生かされている自分。疲れ切った我が身を迎える田畑の作物は、その姿形を以て収穫の時を私に伝えてくれ、それによって新たな活力を注入される。自然によってもこうして生かされている自分。ほとんど休まる時のない心身なれども、それに鞭打ってなお走り続けられることに感謝する日々。気候が良くなって来たので、自家製酵母のパン生地もコントロールできるようになりました。秋刀魚はまだ脂がちょっとね・・・玉ねぎの種まき・ニンニクの植え付け・・・初めての黒米「紫黒苑」がようやく出穂。赤米の「神丹穂」は今が見頃。もらって来たトロ箱の匂いを嗅ぎに来た顔見知りのネコは大切な私の天気予報士。大きくなりすぎた四角豆にひき肉を詰めて天ぷらにする。またおいしからずや・・・意識朦朧としつつ食事を調え、野良に出る。今年は彼岸花の満開が二週間くらい遅い。