20180225 小麦干し
晴れの間に、収穫したまま穀物庫にぶち込んであった小麦を干す。
脱穀して唐箕にかけた状態では、篩で分けても実のついたままの穂が残る。
結局、これらは手で選り分けねばならない。手で揉むと実は剥がれるが、皮や芒が落ちて混ざってしまう。
「ユキチカラ」という品種は芒がなく、「ミナミノカオリ」は強い芒がある。前者は脱穀しやすいが鳥に食われやすく、後者は鳥に食われにくいが脱穀しにくい。
皮や芒はあえて落としてしまい、混ざったところでバットを揺すると、重い実が沈んで軽い皮や芒は浮いてくるので、これを吹き飛ばす。
何度も繰り返していくと、やがてこれらは除去されて綺麗な玄麦になる。
多少の皮や芒が残っても、製粉機にかけて篩で振るうとこれらのほとんどは除去されるので、完璧を期さなくても良い。ただし、篩にかけると小麦の微粒子が舞い上がるので、風の少ない屋外でやったほうが良い。