台風に煽られた隣の施設の備品が飛ばされて田んぼ中に散乱し、稲をなぎ倒してしまった。破片を回収し、茎から折れた稲はできるだけ伸ばして立て直す作業に三日もかかってしまった。これでなんとか持ってくれれば良いが・・・
長い間畑を放置してしまったので点検。トウモロコシは風に倒されたものと思っていたが、どうも様子がおかしい。鳥に食べられない品種ということで植えてみたが、鳥でなければ獣だ。明らかに引きずり倒して、実の出来かけた房を食いちぎっている。房ごと散乱しているのは、鳥ではない。今年は田んぼもヌートリアが畔に穴を開けまくるので、まさに炎天下のイタチごっこに奔走しているのだが、あるいはこれも奴らの仕業か・・・隣接するバジルをなぎ倒されたくないので、成長中だが一部を残して抜き捨てる。隣接するプロの畑でも、堅固に囲ってある中のトウモロコシがほぼやられてる。鳥ではない。自慢の白ズッキーも、脇芽が出はじめると食いちぎられて、株ばかり大きくなって全く進展しない。他の作物もほぼ全滅に近い。大豆だけはなんとかいけそうだ。
夏至からひと月以上が経ち、夕刻には秋風も感じられるようになった。19時が暗くなり日も短くなった。土手の大穴から吹き出す水をなんとかし終えてふと隣の田んぼを見ると、なんと薄暗がりの中、三反田のグルリを鎌で草刈りする隣のおばあちゃんの姿が・・・ああ、師匠・・・