近所にある神鉄道場駅前の「松原城跡」の「第一回現場説明会」というものがあったので、まだ田んぼの除草の途中だったが行ってきた。この城跡は、ここに移り住んできてから登ってみたいと思っていたもので、かつては鬱蒼とした木々の生えた小山で、稲荷神社の赤鳥居が斜めに登っていた。しかしどこからも入る道がなく、周囲の民家の庭先に囲まれていて、全く登れなかったのである。しかし登った人があるので、そのサイトをご紹介しよう。
http://tansaku.sakura.ne.jp/tansaku_siro/sirodata/siro_hyougo/tanpopo01.html
・・・で、その現場説明会が第一回とあるので、また続きがあるものと期待して、しかし無残にも禿山にされて発掘調査されて、まあゆくゆくは取り潰されて川沿いの空き地をその土でかさ上げして宅地にするという。そのための発掘調査である。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2019/08/20190826841001.html
城山の頂上からは、西に有野川を望み、その下を走る旧国鉄有馬線の廃線跡をたどることもできる。これもコクメイに辿った人があるので紹介しておこう。
http://www.hotetu.net/haisen/Kansai/160403arimasen.html
ところで当日、現場で村の仲の良い人たち三人と会った。それぞれ集落が異なるので、この四人が顔を合わせるのは初めてなのだが、みな私を見つけると、開口一番に「伊丹さんすごい噂ながされてるのん知っとってか ??」やて、こういう全く村から離れた場所で、人脈の垣根を越えた情報が交換されることは多い。
「まあいつものこっちゃ」「あんたそれでええのんか ??」「ほんなこと言うたかて人の口に戸ォは立てられへんやん」「せやけどなんぼなんでもなあ・・・」「ええねんええねん、ほっときほっとき、オレ痛いことも痒いこともないし」「それもそうやけんども・・・」
とまあ、そういう話がひとしきり続いて、現場説明そっちのけで「話の真相」タイムみたいになってもて、なんや知らんけど三人が出した結論、「噂をもって噂を制する」んやて、まあご好意に心から感謝しつつ、すきなようにやってくれと・・・