2019年08月24日

20190824 farminhos

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バジル・ペーストができました。香りが最も強くなる開花直前の株を選び、葉の柔らかさよりも香りを重視するため、出かけた花穂はあえて入れてあります。塩・ニンニク・松の実はそれぞれ葉の重さの10%程度、オリーブ油は、ようやくミキサーが回る程度に抑えてあり、概ね葉の重さと同じ程度になっています。もっと滑らかに作ることもできますが、あまりこねまわすと風味が落ちるので、やや繊維が歯に残っても香りの方を重視した仕上げになっております。通常の165g瓶入りと、おためし50gの小瓶を用意しております。数に限りがありますので、お早めにどうぞ。

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Pesto Genovese \800/ 165g\300/ 50g

オリーブオイルEx.V.・バジルの葉・ニンニク・塩・松の実

2019.08.29・要冷蔵

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現在この他に、以下のものがavailableです。

キムチ古漬 \500/ 200g

(2019.01.27本漬: 白菜・大根・人参・韮

2018.03.01薬念醤漬: 糯米・鰯・アミエビ・唐辛子・塩・ニンニク・生姜・帆立貝柱・鱈・松の実・桂皮・山椒・胡麻)

要冷蔵

 半年の熟成を経て、いよいよ濃厚な味わいが出ております。ぜひおためしください。

三年味噌 (丹波黒大豆・米糀・塩) \500/ 250g

2016.03.31仕込・要冷蔵

三年味噌 (ソラマメ・米糀・塩) \500/ 250g

2016.03.20仕込・要冷蔵

三年醤油「火香」 (丹波黒大豆・麦麹・塩) \800/ 180ml

2016.04.02仕込・2019.03.26抽出・要冷蔵

(丹波黒大豆・麦麹・塩) \800/ 180ml

2016.04.02仕込・2019.03.26抽出・要冷蔵

 醤油の絞った粕で、あらゆるお料理の辛味付とコク出しに、ごま油と唐辛子で豆豉醤など、さまざまに応用可能です。

醤油と醪については、仕込み日や抽出日などいくつかのバリエイションがございます。

送料は、兵庫発「チルドゆうパック」60サイズでたいてい間に合うとは思いますが、ご注文数によってはご相談させていただくかもしれません。

よろしければどうぞ・・・

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20190824 悪臭三度

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 闘争は続く。現在のところ最も私生活に影響があって深刻な対象は、何と言っても隣家からの悪臭である。隣家は私が猛暑に倒れて農作業を中断していることを良いことに、さらに残渣を積み増して状態を既成事実化しようとしているように見える。放置すれば、私はこの状況を認めたことになりかねず、それよりもっと怖いのは、私自身が、この状況に慣れてしまうことである。悪いことは悪い。嫌なものは嫌だ。やると言ったことはやってもらわねばならず、やらないと言ったことはさせない。隣家は、もう積み増しはしないと言ったのである。しかし現在、毎日のように残渣は運び込まれている。私はそれらを運び出してほしいと要望した。そして彼はそれを承諾した。しかし現時点でそれらが運び出された形跡はない。

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 やらないと言ったことをやるのであれば、もはや問答無用、こちらでさせないようにするしか方法がない。隣家に対して、悪臭が改善できないのであれば、私が立ち入って原因を運び出すまでだと隣家に申し渡して、私は猛烈な悪臭が充満するビニル・ハウスに立ち入って、これらを運び出すことにした。もちろんこれは住居侵入罪に当たる可能性がある。しかし彼らは黙認しているし、よしんば罪に問われたとて罰金は10万円である。なまじ舐められるより、ここは意地を貫くべきと考えた。

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 崩れかけ表面の乾いたように見えるものも、スコップを入れると中の腐臭がたちまち飛散して、蛆やコバエの舞い上がるのに吐き気をもよおしながら、少しずつ一輪車に積んで、彼らの施設の余地で私の圃場に面した部分に運ぶ。そこを選んだのは、私以外の他の住民への影響を、私なりに配慮した結果である。そこまで相手を慮っているにも関わらず、従業員は平気で相変わらず元の場所へ残渣を捨てていく、それを私が運び出す、結局彼らの後始末を私がやることを私自身が認めてしまった形になる。私がいくら怒っても、相手はその時ばかりかしこまって詫びるだけで改善されない。しかしこれ以上の悪臭にはもはや耐えられないのである。とにかく解決を急ぎ、概ね原因となっている残渣を運び終えた頃、急に気温が下がって悪臭そのものが鎮静したのである。これでまたしても数日を無駄にしてしまった。

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20190824 薬剤のヘリ散布にブチ切れ

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 猛暑に倒れ、川に没したメンバーを悼んでいる間に時は流れ、秋風とともに現実に立ち戻る時がきた。私は再結成カーリー・ショッケールの初ライブの告知文に「この歳になって、もう一度カーリーをやれるなんて、もう嬉しくて嬉しくて仕方がない。世の中の理不尽も、俺に対するいわれなき嫌がらせも、すべて許す。なんといっても、俺はこの歳になってもう一度カーリーをやれるんだから・・・それがすべてだ。と書いた。当面それがなくなった今、俺はこれらを見逃しておく理由がなくなった。

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 世の中の理不尽も、俺に対するいわれなき嫌がらせも、交渉の段階を過ぎて闘争の段階に入ったようだ。なぜなら、いくら呼びかけても話し合いに応じず、応じた者もそこで合意されたことを履行せず、議論されている問題そのものを実行に移すからだ。すなわち、「やる」と言ったことはやらず、「やらない」と言ったことはやるのである。であれば徹底的にそれを妨害する以外に自分を守り得る手段はなくなる。

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 盆を過ぎる頃、中晩稲は出穂期を迎える。百姓はそれに合わせて畦の草刈りをし、最後の雑草とりをして、なるべく田んぼに虫が入らぬようにする。と同時に、地域では害虫防除のため薬剤が散布される。私が移住してきた頃は、まだ大型ヘリとトラックによる全面散布で、作業中は外に出られず窓も締め切ったまま、匂いが消えるのを待つ状態であったものが、数年後には個別散布といって、小型リモコン・ヘリコプターによる局所的なやり方に変わった。圃場周辺や畑の作物、農業用水への影響を考慮したためで、これにより対象圃場以外へ漏れることはなくなるとされていた。このような出来もしない暴言を平気で吐くのである。風も吹けば薬剤の霧はみるみる私の畑にも降りかかる。ことによると圃場四隅への散布ムラを気にしてか、ヘリは圃場の外縁を飛ぶ。

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 私の畑では、生食するバジルがまさに収穫期を迎えている。バジルは香りが命なので、葉を水洗いせず、一枚ずつ異物を拭き取って加工する。茶葉と同じ扱いである。毎年これをシートで覆い、ヘリが近づくと体を張ってその圃場の際まで出てバジルを守らなければならない。それで毎年トラブルになる。今年は隣接する田んぼに散布されるのに合わせて、わざとらしく隣接する法面の草刈りをしてやった。彼らは私が草刈りをしているのを見てその圃場への散布を後回しにしたが、私は草刈りを終えても作業しているふりをしてその場にとどまった。やがて業を煮やした作業員から立ち退くように言われたが・・・

「外には漏れへんねやろ、ほなやったらええやん」

「しかし万が一ということがありますので」

「なにが万が一やねん、外へは絶対に漏らさへんというのが原則やろ、やったらええやんか、ヘリコプターから霧ひとつ外へ漏らさへん立派な仕事録画してYouTubeに上げたるさかい」

 彼らは仕事を中断して立ち去った。おそらくその田んぼの主に報告に行ったのであろう。毎年のことなので、私は畑の草取りに専念した。やがて業者の上の者を連れて彼らは戻って来た。道へ出ろと言われたが無視していると、彼らに取り囲まれた。

「おい、お前ら人の畑に無断で入ってええと思とんか」

「仕事を妨害するな、訴えるぞ」

「妨害なんかしてへん、やったらええと言うとんや、田んぼに入って行ったり、作業員に手出したりしてへんやろ、外に影響ないんやったらどうぞやってください、てさっきから言うてるやんか、それをなんや取り囲みやがって、しかも俺の畑やぞ、悪いけど録画さしてもらうで」

「・・・・」

「ええか、この法面までは俺が管理してる部分や、ここに一切かけることは許さん、外側に散布漏れができるんやったら畔から手作業で撒いたらどうや、それが仕事ちゅうもんとちゃうんかい」

「・・・・」

「おい、お前らプロやったらなんとか言わんかい、それが仕事やろ」

「・・・・」

「ちゃうんかい」

「・・・・」

「ちゃうんかい」

「・・・・」

「ちゃうんかい」

「・・・・」

 彼らは作業を断念したが、おかげで私も一日を潰してしまった。こうして一日一日と仕事の手を止めさせられるのである。


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20190824 Karly Chockers 活動休止

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 誠に残念なお知らせです。カーリー・ショッケールは、ギタリスト今井健夫の不慮の死により、活動休止のやむなきに至りました。現時点で打診のありました全てのイベントへの出演は叶わぬこととなりました。楽しみにしていただいていた皆様、招聘をご検討くださっていた皆様には、心からお詫び申し上げます。誠に残念ですが、メンバーがいなくなった以上、演奏することができません。

 先日、残ったメンバーが集まってスタジオを一時間だけ借り、今井の曲を一曲演奏することによって、彼への追悼とさせていただきました。その後、参加できなかったメンバーも交えて飲み屋へ場所を移し、今後どうするかを話し合いました。

 私は当初、重苦しい無力感が全体を支配して、もうどうすることもできない状態で泣く泣く解散を決めることになるのではないかと悲観していました。もう三人もメンバーを失い、二人が脱退してしまったからです。しかし、さすが我がカーリー、誰一人として辞めると言い出した者はありませんでした。ギタリストを新たに探してでもバンドを再起動させる。これが結論でございます。それがいつになるのかは全くわかりません。見つからないかもしれません。しかし、我々は、新しいギタリストを見つけて再起動したい。それまでは残念ながら活動休止です。

 というわけで、我々のような音楽に興味があって、ギターを弾いてみたい人やお心当たりのある人は、どうかご連絡ください。カーリー・ショッケールはギタリストを募集しています。そのための参考になる音源を、これから時々投稿していきたいと思っています。バンドが儲からない限り、多分報酬は出せません。しかし、この、日本では全く他に類を見ない音楽をやっているバンドのギタリストであるという栄誉は、多分日本の音楽史上に残るでしょう。詳しいことは直接やりとりで・・・多数のご応募をお待ち申し上げております。

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