2019年08月31日

20190831 松原城跡第一回現場説明会

KIF_4754.jpg

 近所にある神鉄道場駅前の「松原城跡」の「第一回現場説明会」というものがあったので、まだ田んぼの除草の途中だったが行ってきた。この城跡は、ここに移り住んできてから登ってみたいと思っていたもので、かつては鬱蒼とした木々の生えた小山で、稲荷神社の赤鳥居が斜めに登っていた。しかしどこからも入る道がなく、周囲の民家の庭先に囲まれていて、全く登れなかったのである。しかし登った人があるので、そのサイトをご紹介しよう。

http://tansaku.sakura.ne.jp/tansaku_siro/sirodata/siro_hyougo/tanpopo01.html

KIF_4824.jpg

・・・で、その現場説明会が第一回とあるので、また続きがあるものと期待して、しかし無残にも禿山にされて発掘調査されて、まあゆくゆくは取り潰されて川沿いの空き地をその土でかさ上げして宅地にするという。そのための発掘調査である。

KIF_4831.jpg

http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2019/08/20190826841001.html

KIF_4832.jpg

城山の頂上からは、西に有野川を望み、その下を走る旧国鉄有馬線の廃線跡をたどることもできる。これもコクメイに辿った人があるので紹介しておこう。

http://www.hotetu.net/haisen/Kansai/160403arimasen.html

KIF_4837.jpg

 ところで当日、現場で村の仲の良い人たち三人と会った。それぞれ集落が異なるので、この四人が顔を合わせるのは初めてなのだが、みな私を見つけると、開口一番に「伊丹さんすごい噂ながされてるのん知っとってか ??」やて、こういう全く村から離れた場所で、人脈の垣根を越えた情報が交換されることは多い。

KIF_4840.jpg

「まあいつものこっちゃ」「あんたそれでええのんか ??」「ほんなこと言うたかて人の口に戸ォは立てられへんやん」「せやけどなんぼなんでもなあ・・・」「ええねんええねん、ほっときほっとき、オレ痛いことも痒いこともないし」「それもそうやけんども・・・」

KIF_5008.jpg

とまあ、そういう話がひとしきり続いて、現場説明そっちのけで「話の真相」タイムみたいになってもて、なんや知らんけど三人が出した結論、「噂をもって噂を制する」んやて、まあご好意に心から感謝しつつ、すきなようにやってくれと・・・

KIF_5012.jpgKIF_5014.jpgKIF_5016.jpg

posted by jakiswede at 00:00| Comment(0) | 写真散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

20190831 どこの世界にこんな百姓がいる?

KIF_4798.jpg

農作業の遅れを他人のせいにしたくはない。しかし、今シーズン前半は、あまりにも外的障碍が多すぎた。最もひどかったのは隣家の立木の問題だった。田植えをするだけでも精一杯なのに、どこの世界に立木の伐採をしながら田植えする百姓がいるだろうか。

KIF_4758.jpg

地主に泣きつかれるようにして借りることになった小さな田んぼでさえ、まともな状態で帰ってくる前提で段取りしていたら、ゴミの山が帰ってきた。どこの世界にゴミを掘り起こしながら代掻きする百姓があるだろうか。

KIF_4797.jpg

悪臭問題はもうこれ以上書かないことにするが、当事者も関係機関も、これだけの悪臭の存在を認めないとはどういうことだろう。しかも私を守ってくれる法律さえない。

KIF_4759.jpg

作業が大幅に遅れたまま梅雨明けし、直後からの猛暑、しかも盆過ぎまでそれは続き熱中症でダウン、なんとか生き延びたのもつかの間、バンドのメンバーのまさかの死と、それに纏わる様々な問題・・・いったい何日の貴重な晴れを無駄にしたことか、こんなことをやってる場合ではないのだ。夏はあっという間に草の海、まっさきにコンゴから来たピリピリとキムチ原料の韓国唐辛子はなんとか救出した。

KIF_4799.jpg

続いて貯蔵可能な豆類の救出もなんとかやっつけた。トルコ原産白ズッキーの救出に着手したのと、バジルに花芽がつき始めたのがほぼ同時で、除草を中断してバジルを守ろうとした矢先に数日にわたって薬剤散布がきた。バジルの加工を優先したために、畑の除草はそこで止まっている。サツマイモの蔓上げさえしていない。その後に来たのが長雨で土の乾く間もない。これで畑はギブ・アップだ。

KIF_4791.jpg

田んぼの方はもっと悲惨だ。今は稲の成長が最も早い。ということは、稗類の成長も早く、その根が稲を取り巻いて縛り上げてしまうため、稲の分蘖を抑制する。草丈は腰まで伸びてきているので上からの除草はできず、すべて株間に潜り込んでの作業になる。

KIF_4793.jpg

もちろん泥の上を這いつくばり、草いきれの中を這いずり回る。上からは容赦無く太陽が照りつけ、これを何日も続けたがためにダウンを取られたのである。

KIF_4790.jpg

ようやく立ち直った頃、急に気温が下がって、本来9月の2週目くらいに出るはずの穂が、8月というのに出てしまった。穂が出ても1回目の除草さえ済まなかったことは初めてだ。

KIF_4819.jpg

だめだこりゃ・・・なにもかも後手後手だ。修復できない。ちょっとでも収穫できたら良しとしよう。こんな膨大な作業量を乗り越えたのは、全く初めてだ。同時に、体力が目に見えて落ちてきていることも実感する。これをどうコントロールしていくか、コントロールできるのか・・・全く良い教訓になった。

posted by jakiswede at 00:00| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2019 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。