2010年08月15日

20100813 月遅れ盆迎え火

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 秋風の吹く今日この頃である。向こう側コシヒカリは開花を終えて結実期に入っている。カメムシの被害が散見される。手前は赤米、先日の台風で全体に北西方向へ靡いている。

 

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 ようやく韓国とブータンの唐辛子が実った。しかし草丈は非常に低い。

 

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 生き残った二本のオクラも茎がしっかりして葉も大きく、毎日収穫できるようになったが、いかんせん二本ではおかずにも足りない。

 

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 ブロッコリーとカリフラワー。初期の頃はまめに虫取りしたが、そのうち打ち勝って放任できる。

 

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 ようやくニガウリひとつ。

 

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 ピリピリもハラペーニョも、なんとか成長しはじめた。

 

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 頭を突つかれたタンザニアのトウモロコシ、網をかけても網越しに鳥が突つく。

 

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 バジルと赤シソの葉を摘んで、Pesto Genoveseとシソジュースを作る。

 

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 Pesto Genoveseのレシピは特に決めていないが、バジルの葉は洗わずに使う。その重量500gだが、虫食いのあるもの、傷んでいたり汚れていたりするものは除去するので、今回は実質350g程度であった。これに対して、だいたい松の実100gを軽く煎って、ニンニクだいたい拳くらいにオリーブ油を1カップほど入れてミキサーでペーストにしておいて取り出し、バジルの葉を汚れを拭きながらふんわり八分目程度にミキサーに入れ、オリーブ油を少量ずつたらしつつミキサーをまわす。

 

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 ペースト状になるまでに時間をかけてしまうと、ミキサーのモーターの発する熱や材料が擦れ合う熱でバジルが傷み、色と香りが悪くなる。香りが命であるのでとにかく熱は禁物。保存食品なので余計な水分も禁物。葉を洗わないので、収穫のときに汚さないように注意し、加工のときによく選別して使う。家庭用のミキサーでは一回に作れる分量が限られるので、まずは葉と油だけで少量ずつペースト状にしてボウルなどにためてゆき、そこへ塩やParmigiano Reggiano、松の実とニンニクのペーストを入れて全体を混ぜ合わせる。煮沸消毒して良くさまして乾いた瓶に詰める。

 

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 夏の後半のためにシソジュースを作っておく。これも洗わずに使う。頭頂部の葉のうち、丸まっているものはこの時期必ず虫が巣を作っているので除去する。選別して汚れを落として茎を除いた葉の部分だけの分量で350g、これに水2リットルとグラニュ糖1kg、レモン果汁3個分またはクエン酸25gくらい。直径30cm位の鍋が必要。水を沸騰させて、シソの葉をふわりふわりと何回かに分けて放り込む。放り込んだら木杓子で混ぜると葉が縮んで次が入れやすくなる。煮出す時間は全体で5分程度、すぐにざるに空けて砂糖を入れ、生暖かい程度にまで冷めてから酸味を入れる。砂糖を1kgも使うので、出来上がりは2リットルより多くなる。原液は4-5倍に薄めて飲む。ソーダ割が最高。

 

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 トマトもようやく毎日収穫できるようになったので、数日分をまとめてペーストにしてしまう。トマトを湯剥きにして細かく刻んで鍋に入れて、3分の一くらいになるまで煮詰める。

 

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 こんなけ↑使ってもこんなけ↓かよ (`へ'っ) トマト・ペーストは保存性が命なので、瓶を煮沸消毒するのみならず、全体を濤沸殺菌する。まずは煮詰めたペーストを瓶に入れて、蓋をしないで20分煮沸、その後軽く蓋をして20分煮沸、熱いまま取り出して蓋をしっかり閉める。

 

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 なに? コンロが汚い ?? うるさいわい、余ったトマト・ペーストでコンゴ風Madesu na Ngulu・・・豆と豚肉のトマト煮ね。これに純キン製ピリピリつけたらそらあんた心頭滅却すれば火もまた涼し・・・夏バテの正しい乗り切り方はね、日本人みたいにそうめんとか冷や奴とかあっさりしたもんに偏ったらアカンの。常夏の国でみんなが喜んで食べてるもんをおんなしようにして食べたらええねん。だって考えてみいな、日本の夏なんてええとこ2ヶ月や。夏バテや夏バテやゆーてる間に夏は終わる。せやし夏を乗り切る食文化なんてそんなに発達してない。日本はむしろ冬を乗り切る食文化や。せやけど常夏の国は、夏バテなんて言うてたら一年中夏バテしてんなんから、否応無しに夏を乗り切る食文化が定着する。そのひとつがこれや。めっちゃ旨いし体力もりもりちんぽどぴゅどぴゅや。おまえらには絶対食わしたらへん。

 

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posted by jakiswede at 23:40| Comment(1) | 農作業食品加工日誌2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ご飯の盛り具合までコンゴ風やな。。
こんもり。
Posted by いくよ at 2010年08月16日 15:31
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