2010年10月04日

20100131 Salvadorへ27時間バスの旅

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 朝食後すぐに荷造りして、タクシーでRodoviariaへ駆けつける。ターミナルは人で埋め尽くされていて、そもそもどれが列なのか、どの列がどのバスに繋がっているのか、どのバスがどこへ行くものなのか、まったく把握できないまま時が過ぎる。私の乗るItapemirim社のバスは5台ほど止まっていたが、行き先表示がない。それらしき制服の人に訊くも複数の人が同時に別々の方向を指差す。とりあえずそのうちの一人の指差したところへ行ってみると、やはり全く別のところを指差す。そこへ行くと「ここで待て」と言われるので待っていると、何台かのバスが出たのにあわせて人も減り、少しずつ人の流れが見えて来た。バスの発車予定時刻はとっくに過ぎている。不安に駆られて、運転手らしき人に訊くと、笑いながら目の前のバスに乗り込んでスイッチを入れた。行き先表示に「Salvador」と出る。さっきから何人もの人が既に乗り込んでいるので、彼等は行き先表示などなくても知っているのだろう。まあ、ブラジルですな・・・

 私も乗り込もうしたが、「待て」と言われ、ザックを指差して列の最後尾の方を指差す。どうやら荷物の計量が必要のようだ。見ると長蛇の列・・・おいおいこれからもっぺん並ぶんかよ ?? バス待っててくれんねやろな ?? 身振り手振りで時計を指差して大丈夫かとい訊いたが、運転手はニコニコするばかりで頼りない。・・・まあここでこうしてモノを書いているということは、待っててくれたのであって、結局バスは、ターミナルのラッシュも終息した1時間遅れで発車。まあブラジルですな・・・

 

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 このバス、「地球の迷い方」に書いてあるほど快適ではなく、4列座席で簡易リクライニングであった。この状態で27時間・・・ちょっと年配者には辛い。しかもR$270とGOLよりも遥かに高い。移動手段としては格安航空会社に客を奪われっぱなしになるだろうが・・・旅だからね、景色が見られる方がええに決まってる。逆に景色は、どこまでも単調な田園風景や海岸続きであろうと思いきや、これが山あり谷あり里あり牧場あり、村あり街ありで、変化に富んでいて美しい。途中何度か休憩があったが、眺めの良い設備の充実したサービス・エリアには停車せず、自社の営業所に付属した売店で買い物させようとする。その仕組みは大変面白く、入り口でカードをもらって、中で自由に買い物をすると、その都度カードに加算されてゆき、出口で一括して支払うという寸法である。ただし価格は市中の倍以上して、日本より高い。なかなか商売がうまい。でもしっかりした会社だと思う。

 

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posted by jakiswede at 21:05| Comment(0) | ザイール・ヤ・バココ第三の旅2010 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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