愛ちゃんが・・・いや、愛機MacBookちゃんが帰って来た(;_;) !!
機種名: MacBook
機種 ID: MacBook1,1
プロセッサ名: Intel Core Duo
プロセッサ速度: 1.83 GHz
メモリ: 512 MB
シリアルATA容量: 149.05GB
OS: MacOS10.4.6- 10.4.11
今回初めての入院であったが、それは故障という訳ではなく、最近電源を入れた直後からファンの音が大きく、しかも不規則でヤバい感じだったので相談するために心斎橋のApple Storeを訪れたのであった。その部分の診断はファンの交換。もちろんデータのバック・アップはとっておいたので問題はなかったのだが、アドレス・ブックの保存を忘れていたので、店でiDiskにバック・アップしようとした。するとレインボー・カーソル状態になって動作に時間がかかった。これはハード・ディスクの断片化が進みすぎたことが原因という。従ってハード・ディスクも交換ということで、一週間程度の入院となった。
ハード・ディスクの劣化についてはたしかに兆候はあった。一昨年の事、稲の「穂」が出るのことを「出穂」と書いて「しゅっすい」と読む。これを入力しようとして突然フリーズしたのである。変換しようとしてフリーズしたのではない、単にタイプ入力を「しゅっす」まで入れた段階で完全にお手上げになった。以後、トラブルが連発するようになる。まず「ことえり」がおかしくなって、たとえば「する」という文字列は、文脈に関わりなく全て「摺る」と出て文節変換も出来ず、ほとんど全ての文字変換の学習機能が失われて行った。最近では、一文字入力しただけでレインボー・カーソル状態になって考え込むことが多く、全く作業にならない状態になることも多かった。ほかにも、メールの本文入力において文字を2つ以上入力しようとすると警告が出て改行せざるを得なくなったので、テキスト・エディタで文面を作り、それを貼付けるようになった。まあこれはこれで、自分なりにメールを保存できるから良かったのだが・・・やがてインターネットへの接続がおかしくなりはじめた。当初は、電源を入れれば自動的にインターネットら接続それたが、やがて自動では認証できなくなり、「内蔵Ethernet」メニューから手動で接続するようになった。やがてその機能が働かなくなり、「インターネット接続」というアプリケーションを起動して接続しなければならなくなった。この間にMacOSは10.4.6から10.6まで進化したが、周辺機器との互換性の問題から10.4.11までのアップデートにとどめたが、必要に応じて恣意的にプラグ・インのインストールをしたため、どの段階で上のような症状が始まったのかはわからない。また、動作を改善する目的で「ディスク・ユーティリティ」を使っていったんハード・ディスクに「0」を上書きし、データを戻すことも試みていた。その都度わずかにパフォーマンスは改善したが、悪化するスピードも速くなった。
さて、退院して来たのでディスクにデータを戻し、自分の設定に戻して行くために「システム環境設定」を開こうとしたらプルダウン・メニューが消え、いっさいの操作に反応しなくなったので、電源ボタンで電源を切り、再び電源を入れると上の画面となった。これを「kernel panic」といって、システム上の非常に重篤なトラブルであって、これに対処するには、「セーフブート」(returnキーを押したまま起動する) 、「NVRAMとPRAMのクリア」(Command + Option + P + Rの4つのキーを押したまま起動して起動音を数回聞く) 、「CDから起動してジャーナリングした上でOSをクリーン・インストール」という3つの対処方法がある。ようやく3つ目の方法にて、すなわちシステムとアプリケーションの詳細な設定は全てやり直しというきわめて鬱陶しい事態に陥ってしまって、どうにか動作しはじめたものの、これを購入した当時のOSは10.4.6で、ここから「ソフトウェア・アップデート」その他周辺機器用のプラグ・インなどをインストールしてゆき、ものによっては再起動を要求されたりするので、その都度指示に従って行ったら遂に下の画面 (;_;)
アップル・ケアに電話すると、購入から5年も経過しているので有償サポートになるという。かつてこの「kernel panic」がらみでのトラブルは、前機種の「Power Mac G4 Cube」であった。これはMacOS9と10をデュアル・ブートできた最後の機種で、10.3までは載せていたのだが、不具合も多く、遂にユーザー・レベルでは対処できなくなってアップル・ケアに電話したところ、やはり有償サービスで1件の電話サポートにつき\5,000とぬかしよる。そのときは藁をもすがる思いだったので、支払い手続きをしたのだが、その結果帰って来た答えは、「この症状の対処方法は、ありません。それが答えです」おいおいふざけんな、そのひと言が\5,000かよって喧嘩になりかけたんやけど、ないものは技術的にないのでしかたなく、返金処理は別部署とのことで、なんかはぐらかされたような詐欺に遭うたようなきがしてんけどそこは引き下がって・・・結局返金してはもらえへんかったんで、そのことを思い出してサポートは辞退して自分で対処することにした。
その結果突き止め得たことは次のようなことである。ハードディスク交換前までは、OSは10.4.11まで、Safariは4.1.3まで上げて支障なく使えていたものが、交換後は、OSを10.4.11まで上げるとインターネットに接続できなくなる。「ソフトウェア・アップデート」で「Security Update 2009-005」を外せばインターネットには繋がるものの、Safariは3.2.3までしか上げられず、その状態ではFlash Player 9までしか載せられないので、インターネット上のかなりのサイトの表示に問題が出る。
これはやはりハードディスクの交換が原因であると思われるので、再びアップル・ストアに持ち込んで相談してみた。すると、担当してくれた人はかなり悩んでおられたが、やはり複数のOSとアプリケーションとプラグ・インが、この機種すなわち10.4.6ネイティブの外郭に現行10.6ネイティブのハードディスクを搭載した状態では、互いに干渉して動作に支障を来すことがありうると確認されたのである。最終的には、10.4.11まで上げたところでネットワーク環境設定からEthernetのPPPoE設定をしようとすると「ほかのアプリケーションにより変更されました」というダイアローグが出て脱出できない事態に陥る。これはアップル・コンピュータの開発技術者が、解決不可能なバグとして報告しているもので、OSを10.5に上げるしか解決方法がない。ところが10.5は既に販売終了になっていて手に入らない。そこでストアでは、バグである以上、やむを得ない場合は解決しうる状態に無償ですることになっているということで、10.5.8を無償でインストールしてもらったのである。この状態でなら、Safariは5.0.5まで上げることができ、Ethernet経由のインターネット接続も問題なく、現状サイトの表示に問題を起こしたことはない。アップル・ケアの電話サポートを受けていたら、「新OSの購入をお勧めします」という有り難いアドバイスを聞くために\5,000払わされていたところだ。そういうもんなのだな。まあねえ、自力で究明できたとはいえ、丸三日間も釘付けになっていたことを思えば・・・せやけどそんな答えに「はいそうですか」といって納得する私やないしね・・・アップル・ストアでは、部品交換を伴う故障以外は、全て無償とのことなので、これを使わない手はない。
しかしOSが上がったおかげで、まずPhotoshop Elements 2.0と、CanonのスキャナーN-656Uは使えなくなった。Adobeのホームページ作成ソフトGoLive 6.0はOS9ネイティブであるにも関わらず、なぜかちゃんと動く。これは不思議だ。仕方がないので、写真加工とスキャン関係は外付けHDにOS10.4.6を入れておいて、そちらで動かすことにしよう。めんどくさいけど、もうすぐMacOS Lionも出ることだし、今は投資を避けたい。
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