2011年08月18日

20110813 シーズン前半作業終了

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 梅が干し上がると梅酢も少なくなる。これをまんべんなく梅と紫蘇に行き渡らせるため、私は瓶に密封して転がすことにしている。


 


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 盆に向けて畑仕事を追い込む。今日は夜の家庭教師のバイトがキャンセルになったため、ボロボロになるまで仕事に没頭出来る。盆を過ぎれば、葉もの野菜や大根などの種蒔きの段取りを始めるので、そのための土作りをばせんければならん。まずは灰をとるために干しておいた雑草を燃やし・・・


 


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 次に堆肥を切り返す。化学肥料を使わない田畑では、雑草を積み上げた堆肥で殆どの栄養分を補給する。春には昨シーズンから積み込んだ雑草堆肥を切り返して夏野菜用に施し、盆前には今シーズン前半に積み込んだものを切り返して冬野菜用に施すのである。堆肥は上に上に積んで行くものだから、下のものほど熟成が進んでいる。下から使うのである。そこでまず、画面向かって右側に、堆肥溜めの上っ面、未だ腐熟していない雑草・・・主に田んぼから抜いたオモダカの類・・・をどけて、その下の完熟した部分を左の一輪車に積み込んで行く。


 


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 除草を終えてひとあたり耕した畝の真ん中を割って、完熟堆肥を一輪車で奥から少しずつ落として行く。そのあと、土壌の水はけを改善するために籾殻を全面に入れ、堆肥などの熟成を進める目的で米ぬかを合わせる。その頃には干し草を燃やした灰の粗熱もとれているであろうから、実を採る野菜、すなわちこの場合大根の畝にこれをたっぷり入れる。他方、白菜などはもの野菜の畝には、昨シーズン作った油かすを薄めたぼかし肥料の余った奴を放り込む。イチゴの定植畝には肥料は入れない。植え替えダメージのかかる根に肥料分は禁物だからである。しかし10月以降に植え替えるのであればその間に肥料分は完熟するからその心配はない。ただそうなると効果も少なくなるので、体力と資材の不足する夏に無駄な労力は省くべきである。


 


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 全体を良くかき混ぜて広げておき、日光風雨にさらす。ほぼこれでシーズン前半の農作業は終了。師匠のお言葉の通り、なにごとも先手必勝である。


 


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posted by jakiswede at 00:37| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2011 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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