2012年04月11日

20120406 farminhosの新しい展開

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 寒くて寒くてなかなか鍬を持つ気にもならんところへ毎日毎日雨ばっかり降りやがるもんやさけちょっと出ては戻りちょっと出ては戻りしとんやがそうも言うとられんでまあ現状でも見てもろとこか・・・メインの田んぼは、このように鋤きあげて溝をきってあるからもうちょいほっといてもかまへん。


 


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 麦はこのように青々と育っておるのであるが、ちょっと混みすぎてるとこはやっぱり間引きした方がええんやろな・・・麦の間引きてなんぼ調べても出て来えへんのんよね。


 


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 早春に芽を出したエンドウがヒゲを伸ばしはじめてるので、ちょっと柵でもしといたろか。


 


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 畑の全容を示す。一番東の畝から、ソラマメが順調、白菜やチンゲンサイは花が咲いて菜の花の塩揉みや天ぷらがうまい。


 


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 タマネギが2畝、種から育てて植え替えたものはしっかり育っているが、右手前の補足用に購入した苗を植え付けた部分が頼りない。


 


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 秋蒔き以降食べ続けているアブラナ科の日常野菜や人参などの畝もトウが立って来てそろそろ整理の時期、右の畝の奥がニンニクで順調、その奥に試験栽培のラッキョウがある。生きとる。


 


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 ナス科を植える予定地。右はもうすぐジャガイモを植える。左は、今は大根が植わっているが、それが終わったら、トマト・ナス・唐辛子・ピーマンなどを植える。


 


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 瓜科の予定地である。右は空いている。左は初冬に種蒔きした最終の日常野菜だが、寒すぎて一部しか発芽もしていない。アブラナ科を2筋に蒔いて育てて食いつなぎながら、その間にキュウリや苦瓜、畝の奥は2畝を統合してボッキーちゃんやカボチャを育てる。


 


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 一番西はイチゴが冬越ししていて、いつも大丈夫かいなと思うんやが、4月後半になると俄然勢いづいて酸っぱいイチゴをたくさん実らせる。


 


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 さて、以下に新しく管理について協力させていただける圃場について説明します。まずは一番東の田んぼで、広さは1反。稲刈りがすんだままの状態で、株も藁も放置されている。連日の雨で既に田んぼ状態。この田んぼは2年前に地主様に返却されたもののひとつで、それまでは慣行農法で作られていた。農薬と化学肥料がきちんと使われ、大型機械でこねくり回された土は、当初耕耘しても備中具輪で砕いてもほとんど歯が立たぬ程に凝り固まり、水を含めば粘度のように重く、未だ見ての通り水はけが悪く雑草も生えぬ死んだ土であったのを、米ぬかぼかし肥を鋤き込んで少しずつ土質の改善が試みられている。しかし排水が西隣の田んぼと共通であって排水口がその西側にある事や、写真右手が南に当たり六甲山の北麓のなだらかな勾配の棚田の一枚であって上流から慣行農法で作られた水が情け容赦なく流れ込んでくることなどで、いくら緻密な水管理をしても到底「無農薬有機栽培」や「自然農法」としての成果は得られない。しかしこれが日本全国の農地の現状であって、この一反を変えることが出来ずして安全な食の確保を語るなど片腹痛いわと思うのも事実であるので、とりあえず米作りの経験としてともに作業をしてみませんか・・・せやけどこの水はけの悪さ、なんならこのまま田植えしてしもた方が手間かからんでええんちゃうん ??


 


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 水が退いたら、コイツラをばらまいて切り刻んで鋤いて土と混ぜる。水が退いたらな・・・


 


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 一方、こちらはもうひとつの田んぼであるが、ここは10年来化学肥料と農薬は使わずに作られて来た。地形上独立しているので、近隣の農地からの水の流入もない。今回、地主様の体調不良が原因で、とりあえず上の田んぼとこの田んぼのふたつを維持するのである。しかし米作りは一度にまとまった人数が必要になるので、代替活用法として、もしfarminhosのメンバーの中で実際に畑作りに従事したい者があれば、上の田んぼの作業を手伝う事を前提にここを畑に転用して、区画割りをして畑作りをしても良いという話になった。ここは、もし管理に失敗して草ぼうぼうになったとしてもリスクにならないからである。


 


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 さて蘊蓄はもうええ。とにもかくにもやらねばならぬ。まずは切り株を撤去し、稲藁を刻んで土に鋤き込まなければ、ただたんに草ぼうぼうになるだけでなにも作れやせん。


 


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 庭の事は、私は全く知識がないのでお手伝い出来ないのであるが、無理を圧して剪定なされたものを片付ける事くらいなら出来る。これを集めて積んで乾かして燃やせば良質の木灰が得られ、良い肥料になる。


 


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 以上の作業プランに一年間取り組んでいただき、地主様が任せても良いと判断なされれば、来シーズンに返却される予定のこの圃場を区画に分けて貸していただけることになる。そうなって初めて、各自で好きなように栽培に取り組むことができる。しかしここも長年慣行農法で作られて来た経緯があるので、安全な作物を得るためには、何年もかけて土を元に戻して行く必要がある。さほど広いようには見えないけれども、実はこれ全体で3反ほどあって、今の心つもりでは4畝ずつ7区画作ることができれば、「畑をやってます」というに足るほどのボリュームになるであろう。具体的な話が見えて来た。あとはfarminhosの皆様の実行力如何にかかっている。ほな、やりましょか・・・


 


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posted by jakiswede at 13:14| Comment(0) | farminhos | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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