本日のメイン・イベントは、初めて山に登った「須磨の風2012」である。
いままでは須磨海岸のとある場所にて、さわやかな海風を感じながら夕暮れを楽しむ全く希有なイベントであったのだが、よのなかどんどん世知辛くなって、このように楽しんでいる平和な催しにも苦情の嵐が舞い込むようになり、紆余曲折もあり断絶もあったりして今年は遂に山に登ったのである。新しい会場は、このような絶景、神戸ならではの、山と海が競り合う、これまた地上の楽園であった。
ステージの向こうには、明石海峡大橋を経て淡路島が望まれる。
出しなに一仕事したり、おにぎりに失敗したりしていたので、着いたのはもう後半であった・・・しかしちょうど良いグルーブをたたき出す、「Osaka Local」のステージに間に合った。
さて続いて出られたのは・・・この写真を見て「あっ」と驚く人は相当この世界に古い・・・なんと、日本のルーツ・ロック原点との誉れ高き、あの「ルーツ・ロッカーズ」と「カジャ・アンド・ジャミン」のオリジナル混成バンドである。そして・・・
すまんすまん・・・と演奏が始まってずいぶん立ってからご登場のカジャ氏・・・ステージはぐっと引き締まったのであった。悦楽のレゲエ・・・
ステージは更に続いて、こちらはわが師匠・・・師匠ようさんおるから足どっち向けてええやらわからへん・・・後藤ゆうぞうとワニクマ48て・・・アンタねえ・・・これがまたこなれにこなれて、後ろでドラムたたいたはる福原みのる師匠なんてもう、ぜーんぜん力はいってへんのに音だけぱーんと抜けて、いやもう悟りの境地ですな。マービン・芸の替え歌「what's going on」「どないなっとんねん」と弁舌も絶好調。
楽しい時間は瞬く間に過ぎ、更に続くステージを後に、晴れやかな垂水の住宅街を眺めつつ、北へ山を下りてバイト先に急行したのでありました。現実は厳しい。世の中は理不尽であり、人生は苦である。そして苦もありゃ楽もある。
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