台風がこちらに進んで来ているのを気にしながら、今日は雨のために田植えそのものは中止を連絡して、私は雨が小やみになるのを見計らって苗とりをする。台風が来るとしたら来週半ばくらいであろうが、梅雨前線の影響が心配である。明日雨が止むことを期待してとっとと植えるべきか、台風が過ぎ去ってから植えさらすべきか・・・予報では来週後半までの長雨であるので、今を逃せばいつ植えられるかわからない。去年、長雨で植え時を逃して苗代が蒸れ上がって苗イモチが発生し、赤米の苗はほとんど青息吐息の状態になった苦い記憶が蘇る。しかし田植えを強行して毎日心配していたら、不思議な事に例年と遜色ない程度に立ち上がったのであった。その誇らしげな赤穂のことを思い出すたびに、生命の力を実感する。俺はお前らを信じる。明日、植わってくれるか ??
水苗代であるので、苗とりをするには、手をぐっと苗の下に差し込んで土ごと大きくはがす。
それをほぐしながら最もしっかりした苗を選び、それと同等の大きさのものを先ずは優等生として取り出してから、小さすぎて使えそうにないものを捨て、残りは中くらいとして一括する。いくつか、葉にイモチが出ているのを目にする。
同時に雑草を取り除くのであるが、ウリカワやコナギの類いは形が違うのでわかるとして、この時期最もわかりにくいのは「稗」である。写真ではなおさらわかりにくいが、左が稗、右は稲である。葉の色が幾分青みがかっており、根元がわずかに赤い。根の一本一本が稲より太い。私もこれがわかるようになったのは、自分で一通り出来るようになってからの事で、稗の一生をつぶさに見れば、左が稗であることは解るようになる。そのためには、毎日田んぼにかがみ込んで草取りをしなければならず、これは経験してもらうより他にない。稲の生育状態としては、誠に良好である。
わずかではあるが、今年も苗にイモチが発生している。やはり田植えをこれ以上延期するのは良くない。
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