Boysunの街は、だいたいこんな感じになっている。非常に静かな街だ。バザールとその周辺の商店街以外は、取り立ててなにもない街だが、ここへ来た目的は、Unescoの文化遺産にも登録されている「ジャンダ織」を見るためである。「Boysun Crafts Center」という施設でやっていることは解っていたのだが、その場所がなかなか分からない。英語がほとんど通じないので、慣れないキリル文字や身振り手振りを交えてなんとか意思疎通を図った結果、意外にわかりやすいところにあった。この街を訪れる外国人は、おそらくこのCenterが目的であろう。Centerは、バザールの脇の坂道を300mほど上がったところにある。
ミュージアムの中は、このようになっている。ジャンダの他にスザーニや絨毯、陶器などが並べられている。入場料は特に必要ないが、併設されたショップでは、手作り品としては非常に安い価格で工芸品が販売されているので、バザールでボラれる事を思えばずっと得だし、店のおっちゃんやおばちゃんも強欲でなく、いろいろ教えてくれるので結果的に良い買い物が出来る。英語がほぼ問題なく通じる。
シーズン・オフとあって冬枯れの風情、あちこち修繕中。右の大きな建物がミュージアム、左に並んだ扉は工房。中では若い女性がジャンダを織る工程を、糸を紡ぐところから実演してみせてくれる。
Centerの前の道は、山懐の住宅地に入って行く。ウズベキスタンの南部の地方の街は、だいたいこんな景観である。人が集うところは万人に対して開かれているが、このような住宅街へ入って行くと緊迫した警戒感がみなぎっていて楽しめるというものではない。風景を遠望するのが良い。
バザール前の通りに戻る。Boysunで最も賑やかな場所である。
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