2012年12月14日

20121119 赤米の籾摺

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 今日は赤米のもみすりをするのである。晴れているのだが風が強いので、倒されたり飛ばされたりしないように、このように網戸2枚で挟んで乾燥させる。オレはなんてエロい・・・失礼、いやそのとおりなんだが・・・エラいんやろ。


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 赤米は、大変長い「ノゲ」というものを持っていて、このままもみすりをすると機械が詰まって大変なことになる。そこで、この循環式精米機というものが活躍する。


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 これはちょっと言葉で説明するのが難しいのだが、先ずはスイッチを入れておいて、漏斗状の形をしたところへざっと籾を入れると、画面右手の落ち口からもみが次第に落ちていって、機会の下で擦られて画面左手に押し出されてくる。それが延々と続くわけなので、「循環式」という名がある。普通の精米機は、玄米を白米にするためのものだが、この精米機は籾を白米に出来る。そのかわり、一度に10kg以上は入れないとうまく働かないし、時間がかかる・・・30kgの籾を精米するとして半日程度、常に流れを監視して落ち口に籾が恙なく流れるように時々手を貸してやらねばならないので、半日つきっきり・・・そのうえ循環して常に擦られるのでものすごく発熱し、たぶん熱によって米の食味は落ちると思う。埃もすさまじい。だからこの家でも今ではほとんど使われていない。


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 この精米機、実は、赤米のもみすりの下準備にも使えるし、麦の麦芽を集めるのにも使える優れものである。右が機械にかける前、左が後である。ほとんど「ノゲ」がとれている。所要10分少々。これで赤米も普通の籾摺り機で問題なく玄米に出来る。


posted by jakiswede at 00:18| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2012 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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