2012年12月19日

20121128 男一匹京都散歩

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 今日は、男一人、秋の京都写真散歩とイレ・・・失礼、シャレ込もう。ゆるゆる起きて部屋の片づけと掃除をして、ぶらり電車に乗って阪急嵐山線の上桂で下車。駅近くの「おばんざい処」でちょっと早めのランチにしたのだが、これが大当たり !!


 http://ameblo.jp/hassan-ya/


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 さて別に散歩であるからアテはない。苔寺へ参ろうとも思ったが、予約のなんので平日にも関わらず大混雑のご様子なので、そんなものはスルー。ぶらぶらと国有林の縁にそって、ネコとの間合いを、互いに敬意を表しつつ確保、目礼して領分を犯さず、嗜みをもってすれ違うこの心地よさこそが散歩の極意である。


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 地蔵院の庭園でしばし時を過ごした後、深い緑と紅葉のコントラストを楽しみつつ訳知り顔でそぞろ歩く。


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 地蔵院裏手の墓地は、たしか大木太一郎が、父の若い頃にマチガイで孕ましてしまった女の女流画家に成長したその弟子と、新たなマチガイに晒される小道具のひとつになった場所であって、その美貌たるやまさに身を斬られるかと思わせるほどに恐ろしいほど美しいとされていた。非常に稀ではあるが、世の中にはそのように生まれついた人もあって、私もそのうちのごく数人と知己を得たのだが、残念なことにいずれとも深い仲にはなりえず、このようにソーゾーの世界に遊ぶしかその楽しみを窺い知れないのである。まさしく初めて遇ったときはガラスを振りかざしてくるような、研ぎ澄まされた迫力があったのだが、世に出て男達の目に晒されているうちにすっかりええオンナになったしまったかわりに、往年の魅力は影を潜めるのが常である。


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 いや実は京都へ来たのには目的があって、そうたいした目的でもないのだが、京都へぶらぶらと散歩に来ると必ずといっていいほど古道具屋を目にするのだが、京都の街の東の外れの坂道で、2階建ての町屋をそっくりそのまま古道具屋にしている店があって、たいていそこを通るのであるが、いざ案内せいといわれると場所が定かに思い出せない。Googleのストリート・ビューを使っても判然としなかったので、四条から今出川まで、東の外れの坂道という坂道を確認してみたかったのである。


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 結局、似たような店はちらほら見たもののそれは見つからず、そんなことをしている間にたそがれ時を迎えつつあった。まあこんなことも散歩の楽しみであろう。しかし誰か心当たりないかなあ・・・木像の古い町屋が、東の外れの東西の割と大きな通りの北側にあってね、全体がアンティック・ショップで、2階にも上がれてカフェもやってたと思うねん・・・割りと大きな通りやし、四条は八坂神社ですぐ突き当たるから、坂道にかかるいうたら三条か丸太町か今出川しか考えられへんねやけどなあ・・・とりあえず行ってみよ・・・


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 えっ・・・?? アフリカの草原を京都の町中に建設すんのん ??


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 愛が尽きて夢は枯野を駆け巡る・・・


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 求む坂道は見つからず、とうとう日も暮れかかり、町中の散策に飽きて哲学の道へ・・・


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 しばし一服の茶を求めて京の外れらしい空間に憩う。


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 結局わからなんだ。さてここはどこでしょう ??


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 なつかしのクラブ・メトロ・・・もう20年は経ってるやろ・・・開店準備中の気配であったが、中から漂う風の香りはどんよりとした夜のアクを含んだ禁断の香りがそのままである。もう知ってる人もおらんやろてスルーして京の散策は終了。


 http://www.metro.ne.jp/


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posted by jakiswede at 00:16| Comment(2) | 写真散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ここにコメントさせて頂きます〜
年末はカフェに行けなくて話も出来ず、とっても残念でした・・・撤退は非常に残念ですが、一時撤退と考えています。あの空間の現状はもろい物ですが
参加できる人たちが出来る範囲で継続しかないと思います、またの参加を希望しています〜
Posted by レガ at 2013年01月03日 19:33
おお、はるばるようこそお越し・・・
焼きそばはHさんとYさんが食べてくれはりました。
私も食べました。美味かったぜわれながら・・・
とりあえずこの一年は徹底的に自己深化の期間と位置づけてひたすら引きこもります・・・たぶん (^^)
cafeminhosは場所を変えての展開となるでしょう。
ではまた・・・
Posted by cafeminhos at 2013年01月04日 00:59
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