「新名神高速道路」建設予定地。JR道場駅から武庫川下流に向けて、東へ山ひとつを越えた川の曲折部に武庫川上流浄化センターがあって、道路はその脇をかすめるように川を越えて東進し、JRの線路 (トンネル) を越えて、川下川ダムへ至る。
武庫川は、左奥が上流で三田側、右 (東) へ流れ下る。
武庫川右岸より東を望む。
そのJR福知山線は、かつては単線の非電化路線で、今のルートとは違って武庫川沿いを這うように通っていた。これは武庫川右岸に残る踏切跡。
地元の道はこの後左岸に渡って、福知山線の廃線跡の石垣を右手に見ながら下流に向かって東進する。「新名神高速道路」は、撮影している私の背後の山を通るはずである。
ふりかえると、かつて何かを補給したものであろうか、或いは貨物列車に木材でも積み込んだのであろうか、廃虚となった施設が見える。JR福知山線の旧線跡地は、道場駅から武田尾駅までは、「新名神高速道路」建設のためのアクセス道路として立ち入り禁止になっている。武田尾駅から生瀬駅までの区間は、非公式ではあるがハイキング・コースになっている。特に照明設備のないトンネルはトーチ必須で迫力がある。
さて左岸の道路は川筋を離れ、宝塚市の水源になっている川下川ダムに向かって登る。「新名神高速道路」は、そのダムの鼻先を高架で跨ぎ越える。