朝食後、今日は土井ちゃんを放置して単独行動。Buxoroの観光エリアの路地には、辻を利用した小さなドーム付きバザール「tagi」があって、いつもその周囲を掃除している老人がいる。見ると、時折通行人が彼にお金を渡して感謝の気持ちを伝えている。彼は、宿と池の間にあるtagiにいつもたたずんでいる老人。ごく小学を渡して気持ちを伝えると、ドームの片隅に礼拝できる窪みのようなところがあって、そこで祝福してくれた・・・たぶん。私は郊外を目指す。
Buxoroの観光エリアから外れると、このような風景である。ウズベキスタン屈指の都会であるから当然の事だ。ここは地元の人たちが「vogkzal」・・・「駅」と呼び習わしている交差点である。撮影している私の背後の交差点を東に少し行ったところに、かつての鉄道駅の建物が残っている。ついでに交通関係の情報を少し・・・あくまで2012年のデータです。現在の駅「Kagan (Когон) 」との往復には68番のミニバスの他に、「Kagan-Bukhara (Когон-Бухарa)」などと表示された大型バスが頻発。また長距離バス・ターミナルへは61, 100番、南方へ向かうSharq (Шарк)バス・ターミナルへは70, 73, 87, 100番、しかしこの道の緩やかな左カーブを曲がるとイズミヤがありそうな錯覚に陥るのは私だけでしょうか ?? ・・・でしょうね。東の郊外にある聖地Bakhawuddin (Бахоуддин) 」へは60, 125番、北の郊外にある「夏の宮殿 (Sitоrаi Mоhi ХоssаあるいはСитораи Мохи Хосса) へは70番のバスで往復できるが、かならずしもここが終点ではないので、逆向きの車に乗らないように、急ぎの場合は場所を大声で確認すべし。ウズベキ人は親切なので、こちらの意図はわかってくれる。まあ逆向きの車に乗ったら、どんな村へ連れて行かれるか楽しみではあるけどね・・・
「vogkzal」から大通りを少し南下すると大きなバザールがあって、ここは非常に楽しい。食料品や医療、日用雑貨はもちろんの事、百姓魂の揺さぶられる種苗店があったりする。写真は、ロシア製の一般的な自転車。日本ではほとんど見かけなくなった、トップ・チューブが水平なタイプのダイヤモンド・フレームだ。価格は6千円程度で、バラして持ち帰る事も出来そうだ。ただ、日本でいうブレーキ装置がついて。これはコースター・ブレーキといって、ペダルを逆に回転させるとブレーキがかかるもので、日本の道路交通法上もブレーキとして認められている。・・・そんなこんなで小一時間ほど買い物を楽しみ、紅茶や色とりどりのチョコレートなど、買い物を楽しんだ後、70番のバスに乗って「夏の宮殿」を目指す。
「夏の宮殿」とあって、冬は閑散としていた・・・
客が一人来れば、どこかからおばちゃんが出てきて開けてくれる。「博物館」には古い陶器や敷物などが飾られている。
しかし、観光地に来ても「観光」せずに裏庭や路地に迷い込んでしまうのが私の悪い癖である。
適当に和んだ後、vogkzalに戻って軽くランチを摂り、125番のバスに乗って、東の郊外にある聖地「バハウッディーン」を目指す。「バハウッディーン」と書いたが、正式には、「Бахоуддин Накшбанди」といい、中央アジアにおけるメッカに次ぐ聖地といわれている。上の写真は廟の前のバス発着地。
このような門前で座ってお祈りをしてもらえる。
聖地に来たというのに、やはり裏庭の方に興味があって、どこへ続くかとも知れぬ踏み跡をひたすら辿るのが私の悪い癖である。Buxoroの写真はこちらへどうぞ。
http://jakiswede.com/3photos/31works/313voyages/3138bukhara/index.html
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