2013年04月14日

20130330 菜の花の季節

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 イカナゴ漁もまもなく終わり、釘煮納めに大きくなった新子を買い求め、生で酢醤油 (良い子はマネしちゃダメよ) ・天ぷら・釘煮とイカナゴ三昧のランチであります。


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 菜の花の季節になりました。畑を見ておりますと、このような面白い状態をみつけました。何が面白いといって、草の株が等間隔に並んでおります。早よ除草せなと思うのですが、なぜこのように等間隔に並んでいるのかと思いを巡らしましたところ、つまり秋にレタスの苗を定植したのだが、その根に雑草が絡みついて成育し、ついにはレタスを枯らしてしまったというわけです。この事態をどう解釈するかで、実はその人の農法が正反対に展開して行く。けしからん雑草めという事で今後はもっと早めに手を打とうと考える・・・これが真当な百姓のあり方というものですが、最近の私はちと違う。レタスを植えた跡に別の草が取って代わったという事は、レタスの根が成育する事によって、土壌中に新陳代謝が起き、それにこの草の種なり根っこが反応してレタスの根に巻き付いたがために、ついにはレタスを枯らしてその草がレタスの植え跡を占領した・・・つまり、レタスの根がこの草を育てた・・・根が育つところに養分が発生する・・・ということは、植物の根が生きているところに生命が宿るのである。そこを見る必要があるのですな。だから、「雑草」を憎んで懲らしめるのではなく、でもやっぱりレタスには成長して欲しいので、ほかの草には悪いけれども生かさず殺さずに打ち負かされておいて、レタスを依怙贔屓に育てようという、根を絶やさずに地上部分を挫く事によって、目的の作物に有利な状態を作るという除草の方法論がここに成り立つ。つまり全体を壊さない自然農法の手法のひとつになるというわけです。まあこんな3株の「雑草」でも、身を挺して私にエロエロと・・・失礼、いろいろと教えてくれるわけですな。


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 まァそんなわけで、春のサラダ・・・

posted by jakiswede at 16:23| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2013 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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