C.Z.Jena Nr.63847, 1:2 F=58mm ◇ M42
Pentacon Fに装着されてきたレンズである。Pentacon Fは、東ドイツで1949年に発売されたContax Fの西側への輸出モデルであるが、ドイツの東西分割統治により、両者に残っていた「Contax」ブランドの商標権に争いが起きて、東ドイツで製造された「Contax」を西側へ輸出する際には名称を変えたもので、両者は全く同じものだとされている。これに合わせて、装着されるレンズも、東側では「Carl Zeiss Jena Biotar 1:2 F=58mm T」と表示すべきところ、「Carl Zeiss」と「Biotar」とCarl Zeiss独自のコーティング技術を示す「T」マークの表記を変更して輸出したものと思われる。
私はもう一本、これは正式な表記の「Carl Zeiss Jena Biotar 1:2 F=58mm T」を持っているので並べて比較したが、両者は殆ど全くといって良いほど同じ外観である。ただしこちらの方は、確かPractica FXのジャンクを何らかの理由で購入したときについてきたもので、非常に汚れている上にピントリングのグリスが固まっていて殆ど動かせない。セットで処分しようと思う。
このレンズは「プリセット絞り」という機構を持っている。これを説明するには、現在の自動化されたデジタル・カメラとはほど遠い昔、といっても、たかだか65年ほど前の写真機のことについて、歴史を繙かずにはいられない。写真を撮るには、光の強さに応じて、フィルムの感度、シャッター速度、レンズの絞りを、許容範囲内で撮影意図に合わせて組み合わせる必要がある。自動化される前の写真機では、これを露出計で計測したり、季節や天気による簡易な表から割り出したりして写真を撮っていた。1949年当時では、一般的なフィルムの感度は恐らくISO10程度であっただろう。私は1995年以降積極的にモノクロ写真を撮りはじめたのだが、最も愛用したフィルムは、富士フィルムの「ネオパンSS」であった。これは感度がISO100で、それが発売当時1952年の「超高感度 (Super Sensitive) 」だった。撮影には手持ちの露出計を使っていたが、やがて例えばISO100で彼岸時期の曇天の屋外であれば、絞り5.6にシャッター速度1/60秒と、その現場の光を感じて強さを覚えてしまい、いちいち露出計を見なくても、それを基準に塩梅出来るようになった。
写真を撮るには先ず絞りを先に決めるのが一般的である。遠景を撮るなら絞りは絞った方が良いが、ポートレートのように被写体を背景から浮き上がらせて強調したいときには絞りを開いた方が良い。ある程度自然なボケ具合が得られる絞り値が、だいたい5.6くらいなので、私はそれより1段開いて4かそれ以下にすることが多い。どの絞り値にするかは永年の経験と判断の蓄積による。次にすることはピント合わせである。ピントの山を掴むためには絞りを開放にした方が分かりやすく、絞り値による焦点移動の問題を無視出来るのであれば、通常、絞りは開放にしてピントを合わせる。従って、全手動写真機における絞り動作の手順としては、絞り値の決定→絞り開放→絞り込み→シャッター・レリーズということになる。で、この「プリセット絞り」という機構というのは、このうち「絞り開放→絞り込み」の部分を便利にしようとしたものである。すなわち、撮影意図によって絞り値を4に決めたとすると、プリセット絞りリングを4に合わせておく。その状態でなら絞りは開放のままであるので、ファインダーを覗いてピント合わせをする。しかる後にピント・リングを動かすと、それがプリセット絞りリングが設定した4の位置で止まるので、そこでシャッターをレリーズすれば良い。こんなことがなぜ便利なのかといえば、想像してもらいたいのだが、この機構がなければ、絞り開放でフレーミングをしてピントを合わせた、その後に絞りを4まで絞るのであるが、クリック・ストップのないレンズでは4の指標がどこにあるかわからないので、一旦ファインダーから目を外してカメラを正面から見てレンズの絞りリングを4の位置まで動かして、またフレーミングをやり直し、そうすると位置が微妙に違ってくるからピントも合わせ直して、しかし絞り込んであると画面が暗くなってピントの山が掴みにくいので、絞りを開放に戻してフレーミングをしてピントを合わせ直す・・・という悪循環から論理的に逃れられなくなる。まあ実際には使ってるうちにどのくらい動かしたらどのくらい絞られるかは指が覚えるのでこんなことにはならないのであるが・・・まあそのように便利になった機構を備えたBiotar第2弾のレンズがこれである。
さて、このレンズをはじめ、プリセット絞り時代のレンズの一部には、M42マウントでありながらM42カメラに装着出来なかったり、装着は出来てもシャッターをレリーズ出来ないレンズがある。プリセット・タイプのBiotarでは、私の所有するIcarex35 TM・Icarex35S TM・Voigtlander VSL1TM・Pentax S2には、レンズは装着出来るがシャッターが切れない。M42マウント・レンズは、プリセット絞りから半自動絞り、完全自動絞りへと進化するが、その過程で、レンズの絞り値とボディの露出制御を連動させる必要が生じた。それを短いピン1本でやったのであるが、そのピンが配置された場所がマウント面上であったので、そこに連動装置のあるボディでは、マウント面より後端部の出っ張りが大きいレンズが装着出来なかったり、装着は出来てもシャッターをレリーズ出来ないことがある。また、一部の広角レンズでは、レンズ後端部の出っ張りとミラーが接触することがある。ファインダーの明るさを確保するためにミラーを大きくした新しい機種では、これらの古いレンズが使えないことが多い。また、M42マウント・レンズを他のマウントのボディに装着するアダプタでは、上のピンを押し込んで手動扱いにして使用する設計になっているので、後端部の出っ張りが大きいレンズでは同様の理由で装着出来ない。
仕方がないので、Canon EOS Kissのアソコにレンズの先っちょだけをあてがってイッてもらったのがこの写真である。あてがった分だけ前にイッてしもとるのでピント位置は無限大、自転車のランプまで1.5mくらいだったと記憶する。レンズを手で持っているので本来の性能ではないのだが、いやなかなか美しい渦巻きボケですな・・・この1枚の作例を出したいがためにエロ長い説明よんでもろてごくろさんごくろさん、絞りは開放であるのでプリセットもへったくれもないんやが、これを4まで絞ろうと思たらプリセット絞りリングを4に合わせておいてファインダーを覗いてピント合わせをした後にピント・リングを動かすと4の位置で止まるのでシャッターをレリーズすれば良いのだがなんでこんなことが便利なのかといえば想像してもらいたいのだがこの機構がなければ絞り開放でフレーミングをしてピントを合わせた後に絞りを4まで絞るのであるが、4の指標がどこにあるかわからないので、一旦ファインダーから目を外してカメラを正面から見てレンズの絞りリングを4の位置まで動ダー合かして、またフレーミングをやントの山から見てレ、絞りを開わせた、その後に絞りを4まで絞の山が掴みにをやり直し暗くいので、一旦フンわせた、その、一旦ファイ置が微妙に違り込なっ込んであると画面がから目ーミングピントも合わを、そうすると位ンらピントも合わせ直しすると位ると位てピて、しかし絞り置っせってくるかりをリン絞が微妙に違ってくるからピるからピントも合も合わせ直ないのでそのァイ後ので開放グ、4の指標がどこにあるトり直し、そう微妙にに絞りを4絞ります、その後にで置まで動かしててピント絞り直し、そうすりを4まカメラを正面からで絞を4まで絞るのであるが、4の指標がどこ4の指標がどこにあるント込んであ、を正して見てレしないので、一旦ファイ画面が暗くなっと画がくっピのるでるが、にあるかわからないーラかし絞りわ込んであると画面が暗、そを外してカ直して、しかし絞が掴み開放に戻してフレをしてピントを合わせたやり直し、そうを4かわからピまで絞るのでンを合せから目をたかングをしてピントのし外のてくるからく後に絞置が微妙にミングをやりるのであるレあるが、4の指標違ってくンンダーから目を外してカメラを正レミンをしンズ微妙にメラを正面とズの絞りリングを4の位置まーから目を位置がるのであるがーミングをしり外してカメラを見て外してカメミ絞りグを4のを合わせた、後に位置まで動かして、またフレントの山が掴みにくーミングをやり直し、そうすると位置が微に違ってくるからがどこントも合せ直して、しし絞りわせ直して、にくいのをしかそうするくるからピと位置が微妙に違ってくるからピントも合わせ直して、く正ので、一旦フインダ面からなってピントの山が掴みにくいので、絞りを開放にして、しそうすると位ズの絞りリングを4の位置まで動かしてまたフレーがどこあるかわからないインーから目をグを4の位で、絞りを開放に戻してフレで動かして、またフレーミングを、4の指標がどンーミンで、絞、まフレーミングをやり直してピントの山が掴みにくい放に戻して面り込んであると画面が暗くなってピンかわからなんであるとので、一旦ファこにあるかわから戻してで動かして、またフレレーントも合わせ直して、しかし絞り込んであるとンダーから目を外してカメラを正レミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピミンをしピ
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