谷上マーケット出店二回目の今日、ちょっとした春の陽気でなかなかの盛況でありました。自然農の産物だけを売る八百屋があったりして、徐々にこの小さなネットワークが回りはじめている。私も様々な問題を抱えているが、ここに集う人たちも誰一人として順風満帆な人はいない。それぞれの想いを、それぞれのやり方で実現させようと努力している。障碍があっても、目的に向かってブレずに進む覇気が漲っている。ここへ来ると、くよくよと悩んで内向きになる自分が、まだまだ甘ちゃんに見えてくる。
そんな仲間に誘われて、翌日今田町から篠山にかけて仲間同士の集まりや田畑の見学に行ってきた。山を切り開いて田畑を作る人、山小屋に住み着いて気がついたら家も建ててしまった人、どん詰まりの集落で荒地を田んぼに変えた人・・・彼らの多くは、たった一人で開拓を続けている。しかも、違法性とか許可とか申請なんて、考えたこともない。気に入った場所に勝手に入っていって、何も言われなければ居着いてしまう。気がついたら何年も経っている。私なんか、圃場整備の行き届いた第一種農地で米や野菜を育てているのだが、人の集まるところならばこその軋轢に苦しんでいる。この違いはなんなのだろう ??
もちろん憧れはある。家も建ててみたい。移住も検討した。しかし、私の故郷は依然として宝塚であり、六甲山系であり、摂津や丹波の国であり、最も条件の良い場所はここなのだ。大阪から最も近い本格的な農村、農振法の規制が厳しくかかって農地以外には使えない守られた環境である。しかし農地は汚染されている。清らかな水と土を求めて山を目指す人あれば、汚染された土の再生に取り組む人あり。私は後者の道を行く。
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