Khiva出の滞在は丸一日限り、ウズベキスタンの旅も、実質この一日限りである。通り一遍のことは、そこらの観光ガイドブックやパック・ツアー参加者のご旅行日記でも見てもらえば良い。私はこういう日常的な一コマとの触れ合いを愛する。上は前日、Khivaへ到着して夕食をとった後、夕陽に染まる街角の散策をした時の一枚。結局翌日は曇りだったので、ヴァーミリオン・サンズを垣間見れたのはこの一瞬だけだった。
翌朝、暗いうちから起き出して周囲を散策・・・これは西の門から場内を見たところ、どうせ観光客が押し寄せるに違いないから、人の少ないうちに城内は片づけて、日が昇ったら外へ出て行こう。城内の観光施設に出勤してくる通勤客で結構人通りは多い。
南門から外を見る。区画整理された住宅街が広がっている。これが2012年のウズベキスタンの普通の風景、城内は言わば観光パビリオン、そのギャップが余りにも押しつけがましく、明らかに独裁政権の外貨獲得手段の中に自分が組み込まれてしまったことを痛感するのである。メインの観光ルートに乗ってしまったことにそもそもの原因があるのだろうが、それにしても余りの「なにもなさ」にうんざりしてしまった。こうなったら無理からにでも楽しむ以外にない。
腹が減ったのでホテルに戻り、朝食を摂る。土井ちゃんが散策に出たので、私は逆に部屋でしばらく寛ぎ、地図を手にルートの確認をする。
先ずはバザール冷やかし。東門から外を見る。ウズベク人特有のこのシルエットが愛おしい。ぶらぶらしながら外に出て、砂ぼこりの舞う道を、城壁の廃虚を眺めながら南東の方へ歩く。
Kubla Toza Bog (夏の宮殿) 内部の庭。
未だ観光スイッチが入ってないためか全く人気なく、たまに通りかかるお掃除ねーちゃんもにこやかに通り過ぎるだけでほっといてくれたので、自分の庭のように一人寛がせてもらった。こういうひとときが旅の醍醐味。
帰り道、あてどなくさまよっていると、英語で一生懸命に話しかけてくる少年たちに出会った。特に屈託もない。ウズベキスタンで見かける普通の少年である。
昼頃城内に戻り、偶然通りかかった日本人旅行者とランチにする。あわせて土産物を物色し、ウズベク人の男性がよく着ている厚手のコートとコサック帽を買って気分を無理からにでも盛り上げてやろうと考えた。目指すはこの渋さなのだが・・・
ううむ・・・足許があかんな・・・さあ土井ちゃん、ここから先は一人旅やで、夕陽眺めてる場合か ??
http://jakiswede.com/3photos/31works/313voyages/3139khiva/index.html
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