2014年12月18日

20141213 配水管の交換

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 やっと終った・・・と喜ぶ間もなく、どうもここ数日雨でもないのに玄関前に水たまりがひどく、しかも台所の排水の匂いがすると思っていたら、ついにシンクの下にも水たまりの気配・・・

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 悲鳴を上げてストライキに入ろうとする老体にむち打って、和室の畳を上げて床下へ潜入。

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 確かに水漏れはしているのだが、これはここの台所の構造的欠陥で、私がどうする事も出来ないし、玄関先に溢れるほどではない。とすると・・・

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 数年前にも一度似たような事があった。そのとき応急的にこのような継手を使って、配水管の掃除が出来るようにしたのだが、この継手自体が堅固ではない。取り合えずそこを開いてパイプ・クリーナーをソーニューしてみたのだが、確かに詰まっているものもあるにはあるし、突けば少しずつ水は流れてくる。しかしどうもこれが根本的原因とは思えない。

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 試しにシンクから大量の水を流してみると、やはり玄関先に湧き出してくるのに、配水管からは水が出ない。しかも、水が湧いてくる場所が写真右手前なのだ。確かにどこかで詰まっとる。排水溝側からパイプ・クリーナーを突込んで突き当たる場所にテープで印をつけ、シンク側からも同じように印をつけてみると、ふしぎなことにその距離の合計は、シンク下から排水溝窓の距離とぴったり一致した。ということは、いろんなものが詰まり詰まって堆積しているわけではなく、なにか板のようなものが完全に配水管を塞いでいるという形か ??

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 私は気が短いので、えい、やあ、たあ、と掘ってみると、あやや、こんなことになっとる。突き当たったのは、詰まった場所ではなくてこの曲折だったのか・・・しっかし・・・えっらいずさんな工事やな・・・つぎはぎだらけやんけ・・・

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 しかも、シンク側からの配管を、こんながばがばの状態で受けとる。こら漏れるわな。試しにシンクに大量の水を流し込んでみると、ここから勢い良くあふれ出た。あかん、こら換骨奪胎や。

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 ちゅわけで、全体を掘り起こしてみると、こうなってた。つまり、ここは神戸市でありながら田舎であるので、下水道の整備はずいぶんあとになってからの事である。それ以前は雨水も汚水も一緒に溝へ排水していたのであろう、その名残がスコップの先の延長上にある雨水桶や手前の配管である。台所からの配管は、まっすぐこの雨水桶に向かっているのだが、新しく下水道を整備するときに、これを付け替えたのである。その際、雨水桶を撤去せずに、これを迂回する形で下水道の楷書へ繋いだため、配管がこういう形で回されたのであろう。こら流れ難いわな。

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 どうせ旧の配管も雨水桶も使われてないのだからこれを撤去して・・・

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 直角の曲折もなだらかにすれば問題は根本的に解決するはずだ。こういうイメージで仮止めして、各セクションの寸法を出して配管を切る。

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 問題はここである。台所からの古い配水管の径が今の規格のどれにも合わないのだ。だからあんなずさんな受け方をしたのであろう。

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 しかし幸運な事にその寸法は継手の外径とほぼ同じであったので、一回り太い配管を短く切って縦に割って両者を包み込むようにスリットを入れて、接着剤を充填して荷造り用のゴムロープでガチガチに縛り上げて一時間ほど放置したら、これががっちり接着していたのでラッキー、更にゴムロープで水漏れのないように全体を縛り上げて、このように点検口までつけて埋め戻したった。ついでに不安定だった排水溝側の継手も通常のものに交換してがっちり固定したから、もう点検のために土を掘り返す必要もない。配管の角度をレンガで示してはい終り。機転の利かんプロより余ッ程゜ええ仕事しまっせほんまに・・・

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posted by jakiswede at 00:56| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2014 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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