正月。バイトも休みなので、のんびり電車に乗って清荒神から子供の頃遊び慣れた路地を散策する。まずは清荒神の参道を上がり、鷹尾味噌で糀の花を買って、しばらく行くと途中の広場でイベントをやっていた。いやーなんとまあ、先日谷上マーケットで会ったばかりの「シチニア食堂」と今田町の「カフェ・ココロノツキ」ほか自然農の野菜を売る店まであった。ここにも仲間が・・・清荒神を面白くする火付け役は、たぶん「シチニア食堂」。
幸先の良い新年の幕開けで天気も良く散策を続ける。この路地は、左へ行くときよしガ丘という私の子供の頃の新興住宅地で、右へ行くと細道が延々と続いて売布小学校が出来る前のため池の縁を通って売布神社の鳥居前に出る。清荒神から売布神社を短絡する有馬街道の裏道である。この裏道からいわゆる巡礼街道へかけてが子供の頃の主な遊び場であったのだが、そこへ直接出る路地というのが、途中で民家の塀になり、その上を伝ってその家の門の植え込みを飛び降りて道に出る。それが正式の通路になっていて、結構通行人もあり、家の人も笑って見ていたりしたものである。そんな家も今はなく、鉄柵で囲われた空地が点在するのみであった。道路が接していないので民家を新築出来ないのであろう。
その路地を南へ下って出るこの池を長池という。本来ならば写真に見える赤白の鉄塔はうさぎ山という山に建っていたのだが、その山は崩されて宅地になっている。私の原風景はここにもない。私の実家は、画面右上端あたりの斜面にあった。
巡礼街道へ出て東に進むと、昔ながらの風情の残る一角があって、そこに「シチニア食堂」はある。
そのすぐ東に、これも昔からある謎の三角広場、広場というには狭過ぎて遊ぶことも出来ない、非常に中途半端な空地が、昔のまま残っている。
売布神社。学問の神であり私にとっては心の故郷である。元日で少し参拝者が多いが、なんとものんびりした風情は今も変わらない。
電車に乗って、母と妹の住む川西能勢口で降りる。そこへ能勢電車が入ってきた。1501は、もと阪急2103であって、1962年の製造であるから、私の2つ年下つまり52歳、おそらくは日本でも最高齢の車両に属するのではないか。窓枠の感じ、モーターの音など、昔の阪急電車の風情を良く残している。
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