2015年03月19日

20150322 惜別 阪急2300系

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 http://www.hankyu.co.jp/railfan/topics/150209_2300.html

 自分の産まれた年に産まれた電車が廃車になる、しかもその系列が廃止になるということに特別な感慨がある。2015/03/22 (日) 限りを以て阪急の最も旧い系列である2300系の最後の編成が廃止となる。阪急沿線に産まれて育ち、その色や音やにおいに慣れ親しんだ私にとっては、年を追う毎に懐かしい車両が世を去って行くことが辛くて寂しい。54年も走り続けた電車なんて、なかなかお目にかかれるもんでない。しかもこの2300系というのは、兄貴分にあたる神戸線や宝塚線に登場した2000系や2100系などが早くから改造されて原形美を失ってしまったのに対して、顔形を大幅に損なうような改造をせずに済んだことが大変良かったと思う。上の写真ではわかりにくいが、なんといっても特徴的なのは電気機関車顔負けの大型パンタグラフを二挺振りかざして走る姿であろう。これが木造車から脱皮した頃の阪急の新しい姿だった。それはとりもなおさず、戦後から復興して交通手段までもが清潔になって行く象徴であって、そのころまでは舗装された道路など珍しく、そこらじゅう工事だらけで移動すれば砂ぼこりにまみれるのは当たり前だった。こどもが電車で座っていたらぶん殴られた。この洗練された顔立ちの車両が入ってくると気分も和やかになったものである。上の写真は数年前に撮影した2300系の初期ロットで、文字通り1960年生まれである。これを撮っておいて良かったと思う。原形に近い2300系の写真は、私にはこれしかない。美しい鉄道写真を見ると、私も作品をモノにしてみたいと思うのだが、なかなかそんなことをしている時間がない。例えば阪急京都線なら、各駅停車でも片道1時間なので、撮影スポットをひとつ決めれば2時間ちょいあれば必ずモノにできるはずなんだが、その忍耐が私にはない。きょうも、たまたま電車で大阪に出るチャンスがあったので、もしや最後の姿でも見られるかと期待して十三駅に一時間ほど頑張ってんけどね、とちゅうでアホらしなってやめました。この次は、万博の頃に大量投入された3000・3100・3300系の廃車の波が来る筈なので、見慣れたこの姿も今や貴重品・・・

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posted by jakiswede at 20:52| Comment(0) | 鉄道少年の夢 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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