春である。週末に旅鴉がテラスのサッシに押しかけて干してある貴重なタマネギを食い破り、内部に淀んでいた催涙性の刺激物をあたりいちめんに撒き散らしたおかげで、私は月曜日の朝、図体の大きなイエネズミの朽ち果てた栄耀の腐臭と、気温の上昇によって始まった山土の醗酵臭を運ぶ生暖かい穏やかな風によって、三ヶ月わたる惰眠から目覚めた。
春眠暁を覚えずというが、時節は既に清明である。もはや引きこもりは許されず、否応なく畑に出なければならない。どうせクソ面白くもない畑仕事、やるなら一気に片づけて朝寝の続きをしてくれる。上は一年間ため込んだ食品残渣のコンポストをあけて土で覆ったものである。商品の指示通りに土で覆ったは良いが、こんなくらいでは烏に散らかされて当然ですわなあ。下は、今まで苗代として使っていた部分を脇田と繋げて、晩稲の増産を目論むものである。かるーくウォーミング・アップよ、さ、昼寝昼寝・・・
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