いつもきまって稲が草に負けてしまうところがある。上の写真の手前中央から左奥にかけて、同じ形状の草の波が、稲を飲み込んでいるように見える。毎年この部分の生育が悪く、特に不耕起を初めてやった年のコケヒカリは、この部分がごっそりと枯れ落ちた。
除草してみると、稲が植えた当時の苗の大きさから殆ど成長していないものもある。
同じ症状を起している別の部分、これはタイの香り米だが、極端に悪い。
犯人はコイツ。ミズガヤツリという、カヤツリグサの一種で、根茎で増殖する多年草である。稲に対する害は非常に強烈であり、抜こうとすると株元でちぎれて根茎は残る。根茎の元となる芋も小さくてちぎれやすく、ちぎればちぎるほど、その破片から発芽して更に増殖するので、取り除くことは非常に難しい。稲との共存も非常に難しいので、ひたすら刈り取るしかない。茎の断面が三角であるので容易に識別出来る。刈り取っても発芽し、生長も早く、場合によっては5日で20cmを超えるので、弱った稲の周囲にあるものは一週間程度で稲を飲み込んでしまう。
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