今シーズン農作業最後の一山いってみましょか・・・まずはややこしいのんから片づけて本チャンは明日以降一気にまいりませう。私の栽培品種の中で最もややこしいのが、この赤米「神丹穂」・・・脱穀された状態がこれ、このキョーレツな芒 (ノギ・ノゲとも) ・・・まさに、この芒あっての「神丹穂」、「神丹穂」でこそのこの芒である。籾を玄米にするのに「籾摺」という作業を経る必要があるが、これを人力でやるのはおよそ現実的でないので、この部分だけは機械を使っている。他の品種は、脱穀して乾燥状態に問題なければ、即、籾摺にかかれるが、芒の長い品種ではこれがダクトに挟まって詰まり、機械を壊すことがある。そのため、これをなんとか取り除く必要がある。脱穀機から落ちる時に実の方が重いから、おのずと芒が上を向く。それを利用してこの状態で鋏でじょきじょきやって取り除いていた頃がある。それでほぼ除去出来るのだが、最近では循環式精米機を手に入れたので、専らそれを使っている。
一方、こちらは「緑糯」という品種、芒はあるが「神丹穂」と比べると屁ぇみたいなもんである。
さてその循環式精米機、構造は至って簡単で、底部に螺旋状のロールがついていて、上の口に籾を入れると画面の右手から左手へ籾を送り出し、左の底部から上の口へと戻されるのである。籾はロールに送られる時に籾どうしがこすれあって、やがて籾殻がはがれ、更に糠の薄皮もはがれて精米されるという仕組みである。それを注意深く満遍なくやれば、しつこい芒だけを除去することが出来るというわけだ。もちろん、これで玄米を作ることが出来るが、それには長い時間と注意力や忍耐力が要るので、芒さえ取れてしまえば、あとは籾摺機に任せた方が良い結果が得られる。
http://jakiswede.seesaa.net/article/382218537.html
だいたいこんな程度に除去出来れば、籾摺機にかけても負担にはなりません。
このとおり、スカッと一発で作業完了、数十秒の出来事でした。
ざっと排出。
「緑糯」も機械の音を変えることもなくあっさり終了。ちょっと「神丹穂」が混ざりましたが、どうせ混ぜて食べるからこれで良いのです。
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