2016年07月06日

20160614 豊里田植え

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 雨が続くので田の準備を急ぎ、「豊里」の田植えにかかる。五葉を越えて一部は分蘖しはじめている。大きさによって幾つかのグループに分け、圃場の状態によって使い分ける。基本的に一本植えである。


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 浮き苗が混じるのを防ぐために、選別は箱の中で行う。


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 三日前に整地したのに、すでに草が伸びはじめている。除草しながら田植えをするので、一般の田植えよりも何倍もの手間暇がかかる。


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 特に深刻なのは、稲にとって最大の強敵「ミズカヤツリ」である。先日の田植えの際に除草したものが、すでに植えた苗をしのいでいる。しかも稲の葉の色が黄色くなり始めており、これを放置すればこいつは枯れる。


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 この草は一株できると地下茎によって爆発的に増え、その根は強靭で時には稲の根幹に巻きついてこれを枯らしてしまう。しかも、抜こうとすると表皮だけがずるっと剥けて茎と根が残り、翌日には表皮が逞しく再生する。指を根の下に差し込んで根から抜き取るのだが、その際周囲の土とともに稲の根も抜けてしまうことが多く、除草するにも非常に厄介である。結局、田植えの直前に徹底的に根絶する勢いでやるしかない。自然農は草を敵視しないというが、とんでもない。やられる前にやっておかないと収穫が見込めない。

posted by jakiswede at 23:30| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2016 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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