2017年05月19日

20170519 Passu

Uyghur-Pamir 2017.05.19.1 Passu

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 Passuで早朝散歩。もう、ただただ絶景の連続。どこを見ても絶景、ここを見ても絶景。村を一望できる丘に上がると文字通り心が洗われるような絶景と涼風。この世の天国。岩でできた質素な村と雪をいただいた山々と、青空に雲、もう言葉もない。山の頂を見るに、日本の場合とはその仰角が違う。渓谷の美を見るにその規模が違う。時間が経つと光の角度が変わり、風景もそれにつれて変わる。いつまでも眺めていたい。申し訳ないことに、目の前の山の名前なんてひとつも知らない。山の好きな人なら飛び上がって喜ぶだろうに、誠に申し訳ないことに、何も知らない私がこの山を見ている。村を通り抜けて川原へ降りてみる。村の少女たちが洗濯をしていて、男性である私を認めると姿を隠す。仕事の邪魔をしてはいけないので、私の方からも姿を隠す。小麦畑に規則的に掘られた水路に水が通っている。細い鍬で水路を直している農夫と話す。その小麦は4月に種まきされたもので、今入れている水は二度目の水だという。彼を含め、村の老人たちもが普通に英語を話す。外国人旅行者である私に、特別に高揚したりすることもなく、ごく普通に接してくれる。何もかも、自然も人も普通で静かで美しい。穏やかだ。風景をよく見ると、もろい岩山の崩れがあちこちにある。水に侵食された段丘もある。厳しい自然と災害の痕跡がいたるところにある。そのなかにあってのこの穏やかさ。この空気に包まれて二日間ひたすら埋没する。

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posted by jakiswede at 00:00| Comment(0) | Uyghur-Pamir 2017 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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