Uyghur-Pamir 2017.05.21.2 Altit_Hunza
さてKarimabad中心部はほぼ把握したので、坂の途中から東へ分岐してAltitへ行ってみた。尾根を越えると、遥か眼下にAltitの別宮が見える。そこへ至る谷あいの細道は、なかなか風情があって良い。KarimabadからAltitまでは徒歩でも30分程度だ。村に入るとKarimabadよりもぐっと鄙びていて親しみやすい。古い石造りの集落が雑然と繰り広げられていて、壁で仕切られた迷路のような路地と、時折現れる門、その先にも複雑に路地が入り組んでいて、西アジア一帯によくある迷路のような集落を見ることができる。それを見下ろすようにAltit Fort、Hunza藩王がBaltit Fortを建てる前の居城が建っている。入り口で入場するが、すべてガイド・ツアー付きで、ひとグループ10人くらいまとまって入場する。城だけでなく村の住居や外構に特徴があって、チベット仏教の様式が残されているということで、それを研究しに来たという建築学専攻の学生が多かった。また、前庭が綺麗に整備されており、ツアーが終わったら自由に散策できるし、希望すれば何度でも場内に入ったくつろげる。もちろん県木兎にも歴史にも詳しくないのだが、このたたずまいや、園内の客、集落の人々の様子が物凄く良かった。午後から夕暮れまでの半日にも満たない時間だったが、十分楽しめた。Altitの村、おすすめです。
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