2018年06月11日

20180611 Alice Coltrane: Transfiguration

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Alice Coltrane: Transfiguration (2CDs, Sepia Tone, STONE 01, 2002, US)

1-1Transfiguration11:27
1-2Spoken Introduction & One For The Father7:37
1-3Prema
Cello – Christina King, Ray Kelley
Viola – Janice Ford, Pamela Goldsmith
Violin – Jay Rosen, Murray Adler, Noel Pointer, Sherwyn Hirbod, Michelle Sita Coltrane*
9:19
1-4Affinity10:49
2-1Krishnaya3:38
2-2Leo, Part One16:42
2-3Leo, Part Two20:12

Recorded in performance od Schoenberg Hall, UCLA, April 16, 1978
Originally released as 2LPs (Warner Bros. Records, WB 3218, 1978, US)

 世間の評価はどうであれ、日本のジャズ・ファンやジャズ・ミュージシャンに何と言われようとも、私はAlice Coltraneが好きです。旦那を差し置いて奥さんの作品について何かを書くなんて・・・いやいや、もう旦那の作品は語り尽くされてるからいいじゃありませんか、もちろん私も好きです。よく聞きます。特に1962以降の黄金4以降、特にimpulse!移籍後、フリーに飛んで行く直前くらいまでは、本当に好きです。でも、なんかすごすぎて、何書いていいのかわからんのです。別に私が何か書かんでも、誰でも聞けばわかることですから。でも奥さんの作品は、なんか思い入れが入るというか、この良さを、もう少しいろんな人にわかってほしいと思うのです。旦那との結婚生活はたった一年だったし、彼女の弾くフレーズが旦那のものと一致する部分があったり、遺作となったテープをコラージュして旦那名義でリリースしたり、やがて宗教的な境地に入って行って、音楽というより瞑想や儀式の要素が入り込んだりして、ちょっととっつきにくい。でも、そのものズバリ、このライブこそが、ジャズ・ミュージシャンとしての彼女の最も素晴らしい部分が遺憾無く発揮された名演であり、(そんなに手広く聞いたわけではないが) ジャズ史上においても他に類を見ないほど個性的で優れた演奏であることは間違いない。フリーだとかアヴァン・ギャルドだとか、そんなことはどうでもよい、迸り出る衝動の洪水、音の気高さ、スピード感、緊張感、途切れなく続く宇宙、もう最高です。「これこそジャズだ」とさえ極論したい。とにかく聞いてみるべし。
posted by jakiswede at 20:07| Comment(0) | 変態的音楽遍歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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