今年は屋根裏にイタチが走り回ってうるさい夜が多いので、屋根裏に入ってみることにした。この家を借りて10年弱、まだ屋根裏は見たことがなかったのだが、イタチの走り回る天井裏がどうなっているのか見ておいて、問題があれば早めに対策をしておきたいと、前から思ってはいた。しかし特段不都合もなかったので放置して来たが、今年はいよいよやかましくなって来たのと、数日前に、どうやらイタチが子を産み、さらに天井板に奇妙なシミが現れたからである。
私の住んでいる部屋は、大きな農家の蔵の内部を改装して住居にしたものである。蔵の壁が30cmほどもあるので、てっきり部屋の壁も同じと思ったいてが、中に入って驚いた。蔵の内部の壁を落として、その中に合板作りの小屋を建ててある。その壁が蔵の柱や梁に打ち付けてあるという状態だ。したがって、内装に見える柱や梁や鴨居は全て後付けのハリボテである。天井板に至っては、数ミリの化粧板が一枚渡してあるだけで、根太もなにもない。要するに、ハリボテのあやふやな板壁を伝って、蔵の梁にぶら下がりながら動くしかない。外側の蔵の土壁は至る所はげ落ちていて、そこら中に光漏れがある。つまり動物はいくらでも天井裏に入って来れる。これを防ぐことは容易ではない。
イタチの子は数日でかなり大きくなるようで、鳴き声がはっきり聞こえるようになって来た。しかし複雑な増築や改築を繰り返された古民家の屋根裏は迷路のようになっていて、ついにそのありかを特定できなかった。
しかし、例のシミの正体はわかった。イタチによる大量の糞尿である。見渡せばあちこちに大小の塊がある。怖気と悪臭に耐えながら、袋を用意し完全武装して立ち向かい、これらをすべて除去した。そして糞尿がしみ込んでずり落ちそうになっていた天井板を部分切除して、応急的にベニヤ板で養生した。やれやれ、いろいろありますなあ・・・
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