世間ではGW10連休だというので、私もちょっとくらい遊んでもいいだろうと思って、三日ほど遊びに行った。といっても、稲の種籾は浸水して膨らみ、芽が出はじめたので、早朝から数時間かけてこれを苗代に降ろしまして、素早く着替えて電車に飛び乗る。
後のことを気にせず遊んでいられた日は一日限りで、あとは夕方からのバイトに遅れないように電車に飛び乗って帰る。まあ農繁期に遊ぼうと思うたらこんなもんですな。音楽がやめられないので、どんなに疲れていても忙しくても、良い演奏を探し求めにいく。体力的にも時間的にも経済的にも三重に制約されているところを切り抜けるから私の私たる値打ちがあるのであって、これが音楽ばかり聞き惚けていたり、音楽など捨てて土百姓になりさがったりしたのでは、もう私が私ではなくなるのだ。
しかし無理をすればしただけ、自由を享受すればしただけ、自然の成り行きを見逃せば見逃しただけ、あとで当然の報いを受けるのであって、発芽たけなわなる種籾をなだめつつ、取り急ぎまたしても泥の平面に這いつくばって、ひたすら腰を痛めながら一粒ずつこれを撒いて、ようやく2万4千粒の種籾を苗代に降ろしまして稲の播種完了。
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