とにかく始めた以上終わらせねばならぬ。先方も、やると言った以上やらねばならぬはず。やると言ってやらない、やらないと言ってやるのがムラ社会。俺は違う。やると言ったらやる、やらないと言ったことはやらない。さて、やるのである。今回は、隣家の立木の影響で使えなかった日陰の部分も、隣が立木を処分すると言ったからその境界線ギリギリまで復旧し、病気の出た土壌の消毒のために、稲刈り後に表面を満遍なく焼き、その後天地返しして草の根を寒気に当てて枯らした。そしてこれから全体を鋤き上げて浸水するのである。この手順は、一般的な農法の田んぼの作り方と同じである。このあと、田植え直前に代掻きをして表面を作れば慣行農法の田んぼである。さて具体的には、まず畔を作るために、畔ぎわの草を取り除いて畔に土を寄せ、これに水分を含ませながら練って壁を作る。必ず練った泥で壁を作る必要があり、団粒構造の土を積んだだけでは水漏れを起こす。水分が多すぎると流れて壁を形成しないので、供給する水の量、練る度合いに対する注意が必要。一度にはできないので、何度かに分けて作る。これを「あがた取り」という。
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