メンバーの死を悼む。天涯孤独と言われていたが、ようやく遠縁に当たる人が引き取り手として見つかり、葬儀その他は彼らの手で行われることになった。その希望により、我々友人たちはそれらに関わることができないので、リーダーと共に彼が亡くなった場所へ行ってみた。
河川敷にある大きな堰である。周辺は広く、国道から容易に入ることができ、自由に駐車もできる。台風の過ぎた翌日だったが、そんなに増水している感じではなかった。堰の下流に、ちょっとした石造りの出っ張りがあって、おそらくここで練習していたのであろう。未明にみんな車に戻って仮眠を取っていた間に、何度か小用に立ったとき、斜面で足を滑らせて落ちたか、斜面は草に覆われているが、結構急である。
報道では「堰から20m下流」とあったので、大体その辺に佇んでしばらく時を過ごした。体が健康であれば、たとえ落ちたとしても溺れることなく這い上がったであろう。ミュージシャンの多くがそうであるように、彼も理想をイメージとして追い求めるあまり、現実の肉体をほとんど顧みなかった。もろいもんである。いつかはこうなると、誰もが予感していたはずだ。本人も分かっていただろうが既に気力を失っていた。
もともと「カーリー・ショッケール」の再結成は、次々と死んでゆくメンバーを見て、道半ばで活動を中断させられた我々のとった最後のあがきであり、同じ道を死へと突き進む彼をなんとか更生させたいという思いで始めたことだった。しかしそれがこんなに唐突に、その彼自身の死をもって終わることになるとは・・・なんともやり切れない思いである。こうして我々は、三人のメンバーを失い、二人のギタリストを潰した。手足をもがれ、満身創痍の我々だが、それでも不死鳥のように蘇ることを誓って現場を後にした。
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