闘争は続く。現在のところ最も私生活に影響があって深刻な対象は、何と言っても隣家からの悪臭である。隣家は私が猛暑に倒れて農作業を中断していることを良いことに、さらに残渣を積み増して状態を既成事実化しようとしているように見える。放置すれば、私はこの状況を認めたことになりかねず、それよりもっと怖いのは、私自身が、この状況に慣れてしまうことである。悪いことは悪い。嫌なものは嫌だ。やると言ったことはやってもらわねばならず、やらないと言ったことはさせない。隣家は、もう積み増しはしないと言ったのである。しかし現在、毎日のように残渣は運び込まれている。私はそれらを運び出してほしいと要望した。そして彼はそれを承諾した。しかし現時点でそれらが運び出された形跡はない。
やらないと言ったことをやるのであれば、もはや問答無用、こちらでさせないようにするしか方法がない。隣家に対して、悪臭が改善できないのであれば、私が立ち入って原因を運び出すまでだと隣家に申し渡して、私は猛烈な悪臭が充満するビニル・ハウスに立ち入って、これらを運び出すことにした。もちろんこれは住居侵入罪に当たる可能性がある。しかし彼らは黙認しているし、よしんば罪に問われたとて罰金は10万円である。なまじ舐められるより、ここは意地を貫くべきと考えた。
崩れかけ表面の乾いたように見えるものも、スコップを入れると中の腐臭がたちまち飛散して、蛆やコバエの舞い上がるのに吐き気をもよおしながら、少しずつ一輪車に積んで、彼らの施設の余地で私の圃場に面した部分に運ぶ。そこを選んだのは、私以外の他の住民への影響を、私なりに配慮した結果である。そこまで相手を慮っているにも関わらず、従業員は平気で相変わらず元の場所へ残渣を捨てていく、それを私が運び出す、結局彼らの後始末を私がやることを私自身が認めてしまった形になる。私がいくら怒っても、相手はその時ばかりかしこまって詫びるだけで改善されない。しかしこれ以上の悪臭にはもはや耐えられないのである。とにかく解決を急ぎ、概ね原因となっている残渣を運び終えた頃、急に気温が下がって悪臭そのものが鎮静したのである。これでまたしても数日を無駄にしてしまった。
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