2019年11月11日

20191111 農法による稲の生育状態の違い

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 同じ「緑糯」を田んぼの都合で不耕起でもやってみた状態がこれである。遠目に見ても、生育状態の違いは一目瞭然である。同じ苗代から区別せずに取った苗を植えたものである。刈り取って掛けてみると一層よくわかる。前者は、昨シーズンまでここを使っていた人がケミカル万能の化学の先生であって、プラスチックゴミもさることながら、前作までの肥料分がかなり残っていたものが大きく影響したと思われる。不耕起栽培の利点は、自然に近いということ、一人でも代掻きせずに田んぼを作れるということなどが挙げられるが、その代わり陸生雑草との競争にさらされ、連作障害の影響を受けやすくなる。そのため、土を露出させずに、刈り取った草を表面に敷いて抑草したり、同じ圃場で他の作物を輪作したりして、これを防ぐ。地表に刈り草を敷き詰めて抑草と施肥の効果を期待すると、表面に養分が集中しすぎる傾向があって、いずれはこれを耕起した方が状態が良くなる。一方、代掻きするには大きな力が必要になるので、人力で広い面積を作ることが難しく、牛や動力を使うか、人力による共同作業が必要になる。しかし、代掻きによって圃場の土質が均されるので生育管理が省力化できる。田植えそのものが楽なので、それに要する期間が短縮されて生育状態が均一になる。また、田植え後の初期分蘖が、その後の稲の収量を決定するので、それを期待するなら代掻きをした方が有利である。問題は、常に水を張った状態を維持する技術の習得と獣害による畔の破壊に対処すること、水性雑草に対処することが難しいことなどが挙げられる。今回の比較は、稲にとって最も甘い条件と厳しい条件における比較の好例となった。

posted by jakiswede at 00:00| Comment(0) | 農作業食品加工日誌2019 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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