東の山裾にある休耕田とその法面を草刈り。まる四日かかった。しかも法面はかなり崩れたりガレたりした場所が草に埋もれて落とし穴のようになっている。実は、ここは今年、複数の人から相談を受けて、自然農的に営農したいと言う人のために、懇意にしている村の農家から借りる準備をしていたのだが、例の「事件」のために話は流れてしまった。しかし、一旦利用権の移転に取り掛かってしまったため、管理する道義的責任だけが残ったのである。村の「仲介者」など複数の人の手を通してしまっているので、いまさら後に退けない状況。環境は自然農的に良い。何十年も放置されてきたが、年一回は草刈りしてあるので、木が生えるというところまではいっていない。西斜面の高台にあって眺望が美しい。獣害もあるにはあるが、適度に近い人家に挟まれているので、さほど野放図ではない。来年、私は農作できないが、その件も含め、今後についていろいろと、理解ある農業委員会の担当者と調整中。ようやく、少しずつ対話を重ねていきながら、農村の置かれている苦しい現状に光がさすよう、血が通うように努力していきたいという気持ちになってきた。ここで私が被ったこと、村人が捕らわれていること、農地が荒れていくこと、引き継ぎ手がいないことなどは、全国どこでも同じ状況だと思うからだ。対立や排除ではなく、納得のいく解決に向けて、少しずつ進んでいきたい。
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