2020年07月20日

20200720 DNA: DNA On DNA



DNA: DNA On DNA (CD, comp., No More Records, No.12, 2004, US)

You & You 2:07
Little Ants 2:06
Egomaniac's Kiss 2:11
Lionel 2:08
Not Moving 2:39
Size 2:15
New Fast 1:14
5:30 1:04
Blonde Red Head 1:52
32123 0:54
New New 2:49
Lying On The Sofa Of Life 1:52
Grapefruit 5:00
Taking Kid To School 1:31
Young Teenagers Talk Sex 1:05
Delivering The Good 2:09
Police Chase 1:38
Cop Buys A Donut 1:09
Detached (Early Version) 1:45
Low 1:56
Nearing 2:14
5:30 (Early Version) 1:54
Surrender 3:48
Newest Fastest 1:14
Detached 1:20
Brand New 2:13
Horse 2:47
Forgery 0:59
Action 1:04
Marshall 1:52
A New Low 1:43
Calling To Phone 2:15

Arto Lindsay: Guitar, Vocals
Robin Crutchfield: Keyboards on tracks: 1 to 6, 19 to 23; Vocals on tracks: 5, 21, 23, 25.
Tim Wright: Bass on tracks: 7 to 18, 24 to 32.
Ikue Mori: Drums
Lyrics By – Arto Lindsay (tracks: 1 to 3, 6 to 9, 11, 12, 19, 22, 25 to 31), Ikue Mori (tracks: 32), Robin Crutchfield (tracks: 5, 21, 23)
Written-By – Lindsay, Mori, Crutchfield (tracks: 1 to 6, 19 to 23), Wright (tracks: 7 to 19, 22, 24 to 32)
Producer – Brian Eno (tracks: 3 to 6), DNA (4) (tracks: 7 to 18)

 V.A.: No New York (LP, comp., Antilles, AN-7067, 1978, US)というコンピレーションLPを買ったのがきっかけであった。思い返せば、1970年代はロックの歴史にとって激動の時代だった。特に後半が速い。高校時代は大体3年遅れで情報が入ってきていたが、それも早くなった。おかげでパンクを素通りしてポスト・パンクやオルタナあたりで時代に追いついた。ちょうど大学に通いはじめ、人生初の外へ向けての音楽活動であった"Viola Renea"に加入した頃だ。プログレが終わってパンクには馴染めなくて、King Crimson人脈の延長でBrian Enoにたどりつき、ひとしきり環境音楽に入れあげた後、ほぼ同時に入ってきたLPである。もっとも共鳴したのがB面後半の4曲、アーティストは"DNA"とあった。
 "DNA"は、Arto LindsayとRobin Crutchfieldによって結成されたが、実質的な活動期にIkue Moriを迎えた。このバンドはCrutchfield以外は全くといって良いほど楽器の演奏ができなかったにもかかわらず、強烈な音のせめぎ合いを見せている。それ以降、"DNA"を追いかけてシングルを何枚か手に入れた覚えがある。彼らはポスト・パンクを引き継ぐ形でMaxi's Kansas CityやCBGBで演奏された録音が残っているが、ほとんどはコンピレーションかシングルでのリリースだった。2004年になって、彼らの集大成的な編集CDが発売され、ここにその全容を聴くことができる。しかし、極めて短いフレーズの断片だけで一曲となっているものが多く、これをたくさん聴くのはファンであっても辛いものがある。
 彼らの音楽を言葉で表現したり定義づけたりするのは難しい。しかし、そのつんざくような音の感触や、ランダムに投げかけられる言葉の端々に、制限されるもののない直情的な突発と一瞬で消えゆく美を感じ取ることができる。ニューヨークのポスト・パンクをふくめ、アメリカに産み落とされた音楽を追ったのはこれ限りであったので、次回は海を越えて南米大陸の音楽大国、ブラジルへ渡ることにしよう。
posted by jakiswede at 00:00| Comment(0) | 変態的音楽遍歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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