2020年09月10日

20200910 絹道遺産

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 写真家の三田崇博さんとは、2017年の「Uyghur-Pamir 東トルキスタンイスラム共和国連帯の旅」の往路、ウルムチ国際空港を突破しようとして知り合った仲である。氏はその後、密命を帯びてイーニンを経てカザフスタンへ抜け、私はタクラマカン砂漠の中心にあって今なお伝統的な生活を守るケリヤ人に接触すべくホータンへ飛んだ。その後の顛末は下記リンクにある通りである。


 今から考えてみれば、その旅はもしかしたら今までの全ての旅よりも、すなわち1991年のザイール奥地への旅よりも、2010年の世界一周旅行でのブラジルやコンゴ赤道州の旅よりも、はるかに危険なものだったのかもしれないと思い返している。というのは、2017年は、チベットを恐怖に陥れた、あの悪名高い陳全国行政長官が新疆ウイグル自治区に赴任して間もない頃だったからである。ケリヤのバス・ターミナルで降りた直後、いきなり武装警察に取り囲まれて連行された時の、ウイグル人警官たちのうろたえぶり、その後ずっと尾行され続けたこと、些細な接触をも避けようとする現地ウイグル人たちの素振り・・・今から思えば、そのいずれかのタイミングで拘束されていても何ら不思議ではなかったはずだ。それがなんの殺気もなく、危険な予兆もなく、つまり彼らウイグル人でさえ意味も分からずに命令されて動いていただけに、全く予期せぬ平穏の中で行われていた。それが最も恐ろしいことだ。敵意を持って近づいてくるものを避けることはできる。しかし、それがない場合は予見できない。あの旅のあらゆる場面を思い出すたびに、よく生きて戻れたと胸を撫で下ろす。

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 というわけで久しぶりに大阪へ出てみると、まあなんと人のおらんこと。道頓堀が、宗右衛門町が、相合橋が・・・今日の探索は中国東北料理。美味くも不味くもなかったが、味が濃くて量が多い・・・しかし諸外国を旅していて思うことは、現地の庶民の味って、こんなんよね・・・エグくて濃くて量が多い。店は、日本人が入ってくるとは全く予期していなかったみたいで、近隣中国人のたまり場感満々だったが、若いのがカタコトのニホンゴで親切に勧めてくれたんで楽しめた。ひとりひとりの中国人と、中国政府のやってることの、この極めて大きな齟齬が、まさに中国を体現している感。

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posted by jakiswede at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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